ダイエーの経営再建と丸紅との提携
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「マルエツ」の記事における「ダイエーの経営再建と丸紅との提携」の解説
その後、ダイエーが経営再建に取り組むことになった際には、ダイエー出身の社長であった川一男が2000年(平成12年)3月1日付でダイエーの再建のため同社代表取締役副社長に就任したほか、2003年(平成15年)5月22日には同じくダイエー出身の社長であった吉野平八郎が副会長として復帰すると共に、マルエツの店舗運営のノウハウなどを活用して再建を図ることになった。 その一環として、同年5月15日からPB商品「フーデックス」を関東・甲信越のダイエー店舗でも発売。またダイエーが同年7月11日にGMS「ダイエー高尾店」(東京都八王子市)をSSM(スーパー・スーパーマーケット、大型スーパー)「グルメシティ高尾店」に業態転換して新装開店した際には、品揃えや顧客サービスを含めた運営管理などをマルエツが全面的に受託し店長も派遣した。 また、2001年(平成13年)2月22日にダイエーが再建策の一環としてマルエツ株の5%を丸紅グループに譲渡したことから、丸紅グループの持株比率は5.16%となって筆頭株主であった福岡ドームを上回り、同年3月15日にダイエーグループが丸紅子会社の「丸紅フーズインベストメント」に発行済み株式10%を売却して同社の持株比率が19.7%となり、その他と合わせて丸紅グループの持株比率は20%を超えたことから、マルエツは丸紅の連結対象会社となることになった。 しかし、ダイエーが2001年(平成13年)2月27日に子会社の朝日ファイナンスサービスから12.03%を取得し、本体での持株比率を26.61%に引き上げて筆頭株主の地位を保つと共に、ダイエーグループ全体では約35%を保有していた。そのため、この時点ではダイエーグループにも留まり、ダイエー・丸紅の両グループと資本・業務提携する形となった。 2005年(平成17年)6月10日、小型店事業合理化の一環として「ポロロッカ」の近畿地区17店舗の営業を音通に譲渡し、音通グループが継承した店舗は食品スーパーの「F MART」となった。2007年(平成19年)2月にはポロロッカの物流センターにフーデックスプレスのセンターを統合し、翌3月に稼働した。 「ポロロッカ (企業)」も参照 2006年(平成18年)3月1日付で、マルエツ生え抜きの高橋惠三が代表取締役社長に就任。さっそく同月から、ダイエーからの商品供給を自社独自の仕入れ体制に切り替えた。同年7月7日、丸紅フーズインベストメントに東武ストアの株式を譲渡。
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