シカ・アノアイとは? わかりやすく解説

シカ・アノアイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 13:36 UTC 版)

シカ・アノアイ
1986年
プロフィール
リングネーム シカ
シカ・ザ・ワイルド・サモアン
ワイルド・サモアン・シカ
ワイルド・サモアン2号
ニックネーム 南海の獣人
身長 188cm
体重 130kg(全盛時)
誕生日 (1945-04-05) 1945年4月5日
死亡日 (2024-06-25) 2024年6月25日(79歳没)[1]
出身地 アメリカ領サモア
トレーナー アファ・アノアイ
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シカ・アノアイLeati "Sika" Anoa'i1945年4月5日 - 2024年6月25日[1])は、アメリカ合衆国プロレスラー。アメリカ領の東サモア諸島出身。

アノアイ・ファミリーの総帥である兄のアファ・アノアイとのタッグチームワイルド・サモアンズThe Wild Samoans)での活動で知られる[2]。ロージーことマット・アノアイと、ロマン・レインズことジョー・アノアイの父親である[2]

日本ではアファと共に「南海の獣人」の異名で呼ばれた[3][4]

来歴

アファ・アノアイに続いて1970年代前半にデビューし、スチュ・ハートの主宰するカナダカルガリースタンピード・レスリングにてザ・サモアンズを結成。以降アファと共に1973年から1984年にかけて、ジ・アイランダーズおよびワイルド・サモアンズの名義でデトロイトアラバマテネシールイジアナジョージアニューヨークなど全米の主要テリトリーを転戦、各地のタッグ王座を再三獲得した。日本には、国際プロレスに3回、新日本プロレスに2回来日している[3]

シングルでは1980年3月24日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにおいてボブ・バックランドWWFヘビー級王座に挑戦[5]1985年にアファとのフルタイムのチームを解散し、1986年から1988年までヒールのシングル・プレイヤーとしてWWFで活動[1]。初期はキング・イヤウケア、後にミスター・フジマネージャーに、カマラとも野獣コンビを結成した[6]。1988年3月27日のレッスルマニアIVでは、オープニング・アクトバトルロイヤルに出場している[7]1980年代末にはアラバマのCWFにて、ヨコズナこと甥のグレート・コキーナともタッグを組んだ。

引退後はフロリダ州ペンサコーラのインディー団体 "XW2000" の運営に携わっていた。2007年にはアファと共にWWE殿堂に迎えられた[8]

2024年6月25日、79歳で死去[1][9]。約2ヶ月後の8月16日には兄のアファも死去した。

得意技

獲得タイトル

スタンピード・レスリング

NWAデトロイト

NWAオールスター・レスリング

  • NWAカナディアン・タッグ王座(バンクーバー版):1回(w / アファ・アノアイ)[12]

ガルフ・コースト・チャンピオンシップ・レスリング

  • NWAガルフ・コースト・タッグ王座:2回(w / アファ・アノアイ)[13]

ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング

  • NWAナショナル・タッグ王座:1回(w / アファ・アノアイ)[14]

インターナショナル・レスリング・エンタープライズ

ミッドサウス・レスリング・アソシエーション

  • ミッドサウス・タッグ王座:3回(w / アファ・アノアイ)[16]

ワールド・レスリング・フェデレーション / ワールド・レスリング・エンターテインメント

脚注

  1. ^ a b c d Sika The Wild Samoan”. Online World of Wrestling. 2024年6月30日閲覧。
  2. ^ a b WWE Hall of Famer Sika Anoa’i passes away”. WWE.com (2024年6月25日). 2024年6月30日閲覧。
  3. ^ a b 『THE WRESTLER BEST 1000』P271(1996年、日本スポーツ出版社
  4. ^ 「南海の獣人」シカ・アノアイさん死去、79歳 アニマル浜口、長州力らと対戦”. 日刊スポーツ (2024年6月26日). 2024年6月27日閲覧。
  5. ^ Madison Square Garden - The 80s”. The History of WWE. 2020年4月6日閲覧。
  6. ^ WWE Yearly Results 1987”. The History of WWE. 2010年10月16日閲覧。
  7. ^ WWF WrestleMania IV”. pWw - Everything Wrestling. 2010年10月15日閲覧。
  8. ^ a b The Wild Samoans Bio”. WWE.com. 2010年10月15日閲覧。
  9. ^ WWE Hall of Famer Sika Anoa’i passes away” (英語). F4W/WON (2024年6月25日). 2024年6月26日閲覧。
  10. ^ Stampede International Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  11. ^ NWA World Tag Team Title: Detroit version”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  12. ^ NWA Canadian Tag Team Title: Vancouver version”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  13. ^ NWA Gulf Coast Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  14. ^ NWA National Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  15. ^ IWA World Tag Team Title: IWE version”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  16. ^ Mid-South Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。
  17. ^ WWWF/WWF/WWE World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年10月15日閲覧。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類

アメリカ合衆国のプロレスラー ジョニー・バレンタイン  クリス・パークス  シカ・アノアイ  スキップ・ヤング  シコデリコ・ジュニア
新日本プロレスに参戦した外国人プロレスラー ジョニー・バレンタイン  クリス・パークス  シカ・アノアイ  スキップ・ヤング  マーク・ロコ
プロレス・トレーナー 成国晶子  力道山  シカ・アノアイ  レイラニ・カイ  ブライアン・ダニエルソン
WWE殿堂 ワイルド・サモアンズ  ティト・サンタナ  シカ・アノアイ  ジーン・オーカーランド  ゴリラ・モンスーン
国際プロレスに参戦した外国人プロレスラー ワイルド・サモアンズ  ジョニー・バレンタイン  シカ・アノアイ  マーク・ロコ  レイラニ・カイ
サモアのプロレスラー ソロファ・ファトゥ  南海龍太郎  エディ・ファトゥ  シカ・アノアイ  ピーター・メイビア

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