ゴードン・ソリーとは? わかりやすく解説

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ゴードン・ソリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 04:50 UTC 版)

ゴードン・ソリー
1979年
プロフィール
本名 Jonard Pierre Sjoblom
ニックネーム The Dean
誕生日 1929年1月26日
死亡日 (2000-07-27) 2000年7月27日(71歳没)
出身地 アメリカ合衆国
ミネソタ州
ヘネピン郡ミネアポリス
デビュー 1960年
引退 1995年
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ゴードン・ソリーGordon Solie、出生名:Francis Jonard Labiak、本名:Jonard Pierre Sjoblom1929年1月26日 - 2000年7月27日)は、アメリカ合衆国プロレス実況者ミネソタ州ミネアポリス出身。

1960年代から1980年代にかけて、NWAの黄金テリトリーだったフロリダエディ・グラハム主宰のチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ)およびジョージアジム・バーネット主宰のジョージア・チャンピオンシップ・レスリング)などの南部において、プロレス中継の実況アナウンサーを務めた[1][2]

その功績に敬意を表し、"The Dean of wrestling announcers" の称号が与えられている[1][3]

来歴

アメリカ空軍を除隊後の1950年代より、フロリダ州タンパラジオ放送局にてディスクジョッキーとして活動[2][3]プロレスを含むスポーツのリポーターも務め[3]プロレスラーへのインタビューなども行っていた[4]

その後、NWAフロリダ地区のチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ(CWF)にて、リングアナウンサーを経て1960年より実況アナウンサーを担当[2][4]。以降、CWFのリード・アナウンサーとなって、ルー・テーズジン・キニスキーエディ・グラハムジョニー・バレンタインヒロ・マツダドリー・ファンク・ジュニアジャック・ブリスコハーリー・レイステリー・ファンク、そして1970年代中盤より同地区のスーパーヒーローとなったダスティ・ローデスなど、数々のレジェンドの試合を実況した[2][4]

1974年からはNWAジョージア地区のジョージア・チャンピオンシップ・レスリング(GCW)の中継にも携わるようになり、テッド・ターナーTBSにおいて1985年まで実況およびインタビュアーを担当[3]1980年代初頭には悪役コメンテーターロディ・パイパーを相手に、後のゴリラ・モンスーン&ボビー・ヒーナンジム・ロス&ジェリー・ローラーなどのコンビに通じる掛け合いを聴かせた。WWFのアナウンサーだったモンスーンは、ソリーの実況スタイルに影響を受けていたという[5]

CWFの実況は、同団体がジム・クロケット・プロモーションズに吸収される1987年まで担当[2][4]1989年からはテッド・ターナーのクロケット・プロ買収により誕生したアトランタWCWに参加し、GCW以来となるTBSでの活動を再開。1995年にWCWを離れ、プロレス業界から引退した[2][4]

1990年代後半、咽頭を患い声帯を除去、多くのプロレスファンに親しまれてきた声を失った[2]。その後も闘病を続けたが、2000年7月27日、フロリダ州ニューポート・リッチーの自宅にて死去[3]。71歳没。

1984年7月のブラック・サタデーなどを背景に、ビンス・マクマホンに対しては一貫して批判的な姿勢を取り続けていたが[4]WWEは彼の功績をたたえ、2008年WWE殿堂に迎え入れた[2]。インダクターを務めたジム・ロスは、顕彰セレモニーにおいて「ゴードン・ソリーこそが最高のレスリング・アナウンサーであり、我々は彼に次ぐナンバー2を争っているにすぎない」と賛辞を呈している[6]

受賞

Pro Wrestling Illustrated awards
  • アナウンサー・オブ・ザ・イヤー(1977年)
  • エディターズ・アワード(1989年)
Wrestling Observer Newsletter awards
  • ベスト・テレビジョン・アナウンサー(1981年、1982年、1983年)
  • レスリング・オブザーバー殿堂(1989年)
WCW
  • WCW殿堂(1995年)
NWA
WWE

脚注

  1. ^ a b Profile - The Gordon Solie Website”. The Gordon Solie Website. 2011年3月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h WWE Hall of Fame Inductees”. WWE.com. 2011年3月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e Gordon Solie dead at 71”. Slam Wrestling (July 28, 2000). 2011年3月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e f Gordon Solie Interview”. Solie's Vintage Wrestling. 2011年3月25日閲覧。
  5. ^ Gordon Solie's influence still felt”. Slam Wrestling (December 8, 1999). 2020年11月4日閲覧。
  6. ^ Full WWE Hall of Fame Coverage”. PW Insider. 2011年3月25日閲覧。

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