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ブリックハウス・ブラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 04:14 UTC 版)

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ブリックハウス・ブラウン
プロフィール
リングネーム ブリックハウス・ブラウン
ロナルド・ブラウン
本名 フレデリック・シーライト
ニックネーム ザ・ブラック・プリンス
身長 178cm
体重 95kg - 100kg
誕生日 (1960-08-11) 1960年8月11日
死亡日 (2018-07-29) 2018年7月29日(57歳没)[1]
出身地 アメリカ合衆国
デラウェア州
ウィルミントン
トレーナー エディ・グラハム
デビュー 1982年
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ブリックハウス・ブラウンRonald "Brickhouse" Brown、本名:Frederick Seawright1960年8月11日 - 2018年7月29日)は、アメリカ合衆国プロレスラーデラウェア州ウィルミントン出身のアフリカ系アメリカ人

ザ・ブラック・プリンスThe Black Prince)の異名を持つ黒人ベビーフェイスとして、アメリカ南部を主戦場に活動した[2]

来歴

NWAフロリダ地区のプロモーターだったエディ・グラハムのトレーニングのもと、1982年にデビュー[2]フロリダでは1984年下期よりアイスマン・キング・パーソンズとの黒人タッグチームで活動、チャボ&ヘクターのロス・ゲレロスと抗争した。1985年アラバマにてノーベル・オースチンと新コンビを結成、9月30日にNWAサウスイースタン・タッグ王座を獲得した[3]

1986年にはWWFに出場し、ハーリー・レイスカウボーイ・ボブ・オートンアイアン・シークハーキュリーズビッグ・ジョン・スタッドキングコング・バンディなどの大物ヒールジョバーを務める一方、ジェリー・バリアントムーンドッグ・レックスタイガー・チャン・リーレス・ソントンテリー・ギッブスなど、ヒール陣営のジョバーから勝利を収めている[4][5]

1987年よりテネシー州メンフィスCWAに参戦、7月6日にジェリー・ローラーを破り、AWA南部ヘビー級王座を獲得[6]。CWAではビル・ダンディージェフ・ジャレットスコッティ・ザ・ボディとも対戦した[7][8]。また、当時CWAと提携していたAWAテキサス州ダラスWCWA(WCCW)の興行にも出場、1989年2月3日にはフロリダ時代のパートナーだったキング・パーソンズからWCWA認定のテキサス・ヘビー級王座を奪取している[9]

以後、CWAとWCWAの合併で設立されたUSWAに定着。1990年10月8日には、空位となっていたUSWA統一世界ヘビー級王座の争奪トーナメント(決勝でオースチン・アイドルを破ったジェリー・ローラーが戴冠)に出場したが、一回戦でテリー・ファンクに敗退した[10]。以降も1990年代後半までUSWAを主戦場とし、USWA世界タッグ王座を通算3回に渡って獲得、1996年にはフレックス・カバーナと名乗っていた頃のドウェイン・ジョンソンザ・ムーンドッグスを相手に同王座を争った[11]。セミリタイア後の2000年代からは、メンフィス・レスリングやNWAレッスル・バーミングハムなど南部のインディー団体に出場していた[2]

2018年7月20日に膀胱癌で死亡したというニュースが流れ、翌日には家族からカリフラワー・アレイ・クラブ会長のブライアン・ブレアーに無事であるとの連絡が入ったが、その後容態が悪化[12]。同年7月29日、57歳で死去[13]

2020年WWE殿堂のレガシー部門に迎えられた[14]

得意技

獲得タイトル

サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
コンチネンタル・レスリング・アソシエーション
  • AWA南部ヘビー級王座:1回[6]
  • CWAヘビー級王座:1回[15]
ワールド・クラス・レスリング・アソシエーション
  • WCWAテキサス・ヘビー級王座:1回[9]
ユナイテッド・ステーツ・レスリング・アソシエーション
  • USWA TV王座:1回[16]
  • USWA世界タッグ王座:3回(w / スウィート・ダディ・ファルコン、ザ・ギャンブラー、レジー・B・ファイン)[11]
WWE

脚注

  1. ^ “Brickhouse Brown Passes Away At 57”. WrestlingInc.com. (2018年7月29日). http://www.wrestlinginc.com/wi/news/2018/0729/644279/brickhouse-brown-passes-away-at-57/ 2018年8月1日閲覧。 
  2. ^ a b c Brickhouse Brown”. Online World of Wrestling. 2011年7月26日閲覧。
  3. ^ a b NWA Southeastern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月26日閲覧。
  4. ^ WWE Yearly Results 1986”. The History of WWE. 2011年7月26日閲覧。
  5. ^ The WWE matches fought by Brickhouse Brown in 1986”. Wrestlingdata.com. 2015年2月18日閲覧。
  6. ^ a b AWA Southern Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年2月18日閲覧。
  7. ^ The USWA matches fought by Brickhouse Brown in 1987”. Wrestlingdata.com. 2015年2月18日閲覧。
  8. ^ The USWA matches fought by Brickhouse Brown in 1988”. Wrestlingdata.com. 2015年2月18日閲覧。
  9. ^ a b Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月26日閲覧。
  10. ^ USWA Heavyweight Title Tournament”. Cagematch. 2011年7月26日閲覧。
  11. ^ a b USWA World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月26日閲覧。
  12. ^ “Brian Blair reveals Brickhouse Brown still alive and awake according to his family”. Wrestleview.com. (2018年7月21日). http://www.wrestleview.com/misc-news/109810-update-brian-blair-reveals-brickhouse-brown-still-alive/ 2018年7月29日閲覧。 
  13. ^ “BRICKHOUSE BROWN PASSES AWAY AFTER BATTLE WITH CANCER”. F4W Online. (2018年7月29日). https://www.f4wonline.com/other-wrestling/brickhouse-brown-passes-away-after-battle-cancer-262671 2018年7月30日閲覧。 
  14. ^ WWE Hall of Fame 2020 & 2021 Legacy Wing Inductions”. ITN WWE (2021年5月7日). 2021年8月5日閲覧。
  15. ^ CWA Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年2月18日閲覧。
  16. ^ USWA Television Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月26日閲覧。

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