ザルツブルク大聖堂とは? わかりやすく解説

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ザルツブルク‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ザルツブルク大聖堂】

読み方:ざるつぶるくだいせいどう

Salzburger Domオーストリア中部都市ザルツブルク旧市街にある大聖堂8世紀創建され、12世紀後期ロマネスク様式改築1628年イタリア建築家、サンティーノ=ソラーリオの設計により、現在のバロック様式の姿に建て直された。ヨーロッパ最大級パイプオルガンがある。旧市街中心とする他の歴史的建造物含め1996年に「ザルツブルク市街の歴史地区」として世界遺産文化遺産)に登録された。

ザルツブルク大聖堂の画像
撮影・littlemisspurps http://os7.biz/u/11MLd

ザルツブルク大聖堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:36 UTC 版)

ザルツブルク市街の歴史地区」の記事における「ザルツブルク大聖堂」の解説

最初ドーム (Dom) は774年前期ロマネスク建築によりメンヒスベルク山裾創設されたもので、司教聖ヴィルギリウスが大聖堂献堂し、そののち図書館学校基礎となったその後の数世紀教会その影響力をたえず広げようとし、寄進寄付あるいは特権によって守られ宗教的な地位を、世俗的な権力強めるためにも活用した2度目ドームは、1181年から1200年ころにかけて後期ロマネスク様式改築された。アルプス以北では唯一身廊5つあるバシリカ様式建築ドイツ皇帝聖堂との混合形式である。一領主である司教このように優れた建築物造ることができたのは、教会所有地収入のほか、ハライン岩塩採掘、タウエルンの金採鉱での収入よるものであった今日のザルツブルク大聖堂は、1628年バロック様式によって建て直されたものであるザルツブルク歴史において最も華麗な祝典は、1628年大聖堂献堂式であったが、それは三十年戦争のさなかの出来事であったイタリア出身ヴィンチェンツォ・スカモッツィ1548年-1616年)の設計案廃案となり、同じくイタリア出身のサンティーノ・ソラーリオ(1576年-1646年)によって設計され大聖堂は、ドーム乗る大理石双塔をもち、ペディメントはさんで構成されファサード特徴とする。 多数彫刻によって装飾され内装は光の効果ふんだんに利用しており、イタリアバロック様式取り入れた美し建築知られる1万人もの人員収容可能であり、大規模なミサとりおこなわれまた、ヨーロッパ最大パイプ・オルガン所蔵している。1961年設けられ聖堂の鐘もドイツ語圏では最大のものである1959年には改修受けている。 この聖堂前を舞台1920年以来戯曲イェーダーマン』が上演され、これがザルツブルク音楽祭オープニングになっている。なお、この音楽祭発案者は『イェーダーマン』の作者でもある世紀末ウィーン文豪フーゴ・フォン・ホーフマンスタールであった

※この「ザルツブルク大聖堂」の解説は、「ザルツブルク市街の歴史地区」の解説の一部です。
「ザルツブルク大聖堂」を含む「ザルツブルク市街の歴史地区」の記事については、「ザルツブルク市街の歴史地区」の概要を参照ください。

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