ザインの関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)
「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「ザインの関係者」の解説
オーバーシア(監視者)/アレックス・ウェスカー (The Overseer/Alex Wesker) 年齢:51歳(2011年当時) 声 - メアリー・エリザベス・マクグリン(『RV2』『RESISTANCE』)、深見梨加(『RV2』『RESISTANCE』日本語吹き替え) 収容所へ収監された者たちの手首に装着されたブレスレットのような装置からメッセージを発信する正体不明の謎の人物だが、正体は「ウェスカー計画」の第一次候補者の12番目であるアレックス・ウェスカーで、『RV2』における黒幕である。存在自体は『5』のオルタナティブ・エディションの追加エピソード『Lost In Nightmares』で名前のみが登場していた。メッセージはフランツ・カフカの詩を読み上げたり、「ねぇ、教えてその“恐怖”を今、どんな気持ち?」と質問する等の不気味かつ悪趣味な思考を持つ。アルバート・ウェスカーを兄のような存在と捉えているが、実際に血の繋がりがあるわけではない。オズウェル・E・スペンサーにより不老不死の研究を任されていたが、その研究を余命少ない自身が使うために研究を奪って逃亡を図り、後に経済的に衰退していたザインに再開発という名目で訪れて様々な施設を設立したことで島民からは「救世主」として半ば盲目的に崇められるようになる。その後、施設の職員として雇用するという形で島民たちを実験体として連れ去る一方、恐怖を克服して永遠の命を得た自身が恐怖によって人々を支配するという新世界を作り出そうと画策しており、その過程で他人に自身の人格を移植する「転生の儀」の研究を行って永遠に生きるために身体を移し替える器を探すようになる。終盤でナタリアという器を手に入れ、転生の儀を施したことで今の自分は不要と判断して自殺を図るが、拳銃の引き金を引く直前で自身の死に恐怖したせいでウィルスが発症し、ゾンビとなって甦る。ゾンビ化後は自我こそ失わなかったものの、自分の身も心も醜く変わり果てたことを実感して絶望し、自身の死の恐怖に抗えなかったことで「恐怖を支配する」という考えから「恐怖を振り巻く」という考え方に変わり、転生先の「アレックス・ウェスカー」であるはずのナタリアに同族嫌悪に近い憎しみを覚えて自己を確立するため、彼女を殺すことを決意する。その後、ナタリアの首を絞め上げて殺そうとしたところで急に怯えだして失敗し、ウロボロスウィルスを投与して変異した後に再びナタリアを絞め殺そうとするが、バッドエンディングではアレックスとして覚醒したナタリアに殺されてしまう。また、グッドエンディングではモイラに銃撃を何度も喰らってまたしても殺害に失敗し、最後はクレアとバリーの共同戦線の末にクレアにロケットランチャーで止めを刺されて死亡した。 『RESISTANCE』では、「マスターマインド」の1人として登場。『RV2』の容姿とは異なり、ショートヘアである。 エフゲニー・レビック (Evgeny Revic) 声 - 樋浦勉 ザインの島民で、唯一の生存者である老人。気難しい性格で、口を開けば憎まれ口ばかり叩いており、またアレックスのせいで島が滅茶苦茶になったこともあって余所者には強い拒絶と敵意を示している。また、病を患っているようで、しきりに咳き込んでいる。炭工夫として一人娘のイリーナと共に幸せに暮らしていたが、アレックスが島を訪れてからはイリーナが自分の反対を押し切って施設に就いてしまい、さらには島が異変に見舞われると地上での生活を捨てて一人で下水道へ身を隠し、生き延びるようになる。その後、バリーが島を訪れるまでの半年間はクレアとはぐれたモイラを憎まれ口を言いながらも保護し、共に自給自足の生活を送っていたが、後に鉱山でイリーナの遺書を発見したことですでに彼女が死亡していることを知ってしまう。その後は病が悪化し、自分が先が長くないことを悟るとモイラを追い出すという形で島から脱出するように促すが、後に亡くなってしまう。その後、バリー編で隠れ住んでいた下水道の管理室において遺体となってバリーとナタリアに発見される。
※この「ザインの関係者」の解説は、「バイオハザードシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「ザインの関係者」を含む「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事については、「バイオハザードシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- ザインの関係者のページへのリンク