someone
別表記:サムワン
「someone」とは、ある人・誰かなどを意味する英語表現である。
「someone」は基本的に単数扱いとなる。後ろに「-one」がつく代名詞は、「someone」の他にも「everyone」「anyone」などが存在するが、これらは全て「代名詞が指す個々人」を示す言葉であるため、単数扱いが適切である。
「someone」を先行詞として関係代名詞を用いる場合は、「who」もしくは「whom」が適切となる。これは、「someone」が「人」を意味する言葉であり、「誰かが~」もしくは「誰かに~」を意味する関係代名詞を用いる必要があるためである。
基本的に疑問文において「誰か」という意味合いの語を使用する場合は「anyone」が用いられる。これは「いるかどうかが不確定」な対象について疑問しているためである。しかし、疑問の対象が「確実にいる」ことが前提となっている疑問文については「someone」が用いられる。例えば、「Can someone please help me?」(誰か手伝ってくれませんか?)という文では、「誰か」と問うている相手が確実にいるため「anyone」ではなく「someone」となる。
名詞としての「someone」の複数形は「someones」だが、代名詞としての「someone」の場合、複数形に「someones」は使えない。複数形で「誰々の~」という表現をしたい場合は「some people」を用いるとよいだろう。
「someone else」とは、「他の誰か」、「自分以外の人間」、「他人」などの意味を持つ表現である。「誰か」を意味するsomeoneに、「その他」を意味するelseが付与されることで「その他の誰か」即ち「自分以外の誰か」や「他人」といった意味となった。
call someone namesとは、「誰かに対する侮辱」という意味を持つ表現である。直訳すると「誰かの名を呼ぶ」だが、「names」が複数形となっていることから、「誰かについて本名以外の様々な名前で呼ぶ」という意味合いになる。「本名以外の様々な名前」はいわゆる「蔑称」や「悪口」の暗喩であり、「誰かに対する侮辱」という意味合いとなった。
「someone」とは、ある人・誰かなどを意味する英語表現である。
「someone」とは・「someone」の意味
「someone」とは、「ある人」や「誰か」といった意味を持つ英語の代名詞である。また、「1人の人間」「一個人」を意味する名詞としても用いられることがある。名詞としての「someone」は可算名詞であるため「someones」という複数形が存在する。「someone」の発音・読み方
「someone」の発音は、「サムワン」となる。「サ」を最も強く、「ワ」をその次に強く読むというアクセントの置き方をする。「ム」ははっきりと発音するよりも、「ン」と「ム」の中間程度の軽い発音に留めておくのが良いだろう。「someone」の語源・由来
someoneの語源は、「いくらかの」や「いくつかの」、「ある~」を意味する形容詞「some」に、「一人」や「唯一の」を意味する単語の「one」が組み合わさったものである。「ある一人」、というところから「特定の集団内の個人」を指す代名詞として「誰か」、「ある人」という意味合いで用いられるようになった。「someone」と「anyone」の違い
「someone」と同じく「誰か」と訳せる代名詞に、「anyone」という単語が存在する。両者の違いは「誰か」が指す対象である。「someone」の場合、「特定の集団内の誰か」と、「誰か」が指す対象の実在が確認できている状況で用いる。「someone」は通常、肯定文や疑問文に使われることが多い。一方「anyone」は、「不特定多数の中の誰か」というニュアンスで、「誰か」の対象が実際にいるかどうかわからないケースで用いることとなる。また通常、「anyone」は否定文や疑問文に使われることが多い。「someone」と「somebody」の違い
「someone」の類義語に「somebody」という語が存在する。意味は「someone」と同じで、「特定の集団内の誰か」というニュアンスも共通している。「somebody」が「someone」と異なる点は、「somebody」の方がやや砕けたニュアンスであることが挙げられるだろう。ビジネスなどのフォーマルな場面では「someone」、友人同士の会話などのインフォーマルな場面では「somebody」と、TPOに応じて使い分けるのが好ましい。「someone」を含む英熟語・英語表現
「someone」の単数扱いとは
「someone」は基本的に単数扱いとなる。後ろに「-one」がつく代名詞は、「someone」の他にも「everyone」「anyone」などが存在するが、これらは全て「代名詞が指す個々人」を示す言葉であるため、単数扱いが適切である。
「someone」の関係代名詞とは
「someone」を先行詞として関係代名詞を用いる場合は、「who」もしくは「whom」が適切となる。これは、「someone」が「人」を意味する言葉であり、「誰かが~」もしくは「誰かに~」を意味する関係代名詞を用いる必要があるためである。
「someone」の疑問文とは
基本的に疑問文において「誰か」という意味合いの語を使用する場合は「anyone」が用いられる。これは「いるかどうかが不確定」な対象について疑問しているためである。しかし、疑問の対象が「確実にいる」ことが前提となっている疑問文については「someone」が用いられる。例えば、「Can someone please help me?」(誰か手伝ってくれませんか?)という文では、「誰か」と問うている相手が確実にいるため「anyone」ではなく「someone」となる。
「someone」の複数形とは
名詞としての「someone」の複数形は「someones」だが、代名詞としての「someone」の場合、複数形に「someones」は使えない。複数形で「誰々の~」という表現をしたい場合は「some people」を用いるとよいだろう。
「someone」に関連する用語の解説
「someone else」とは
「someone else」とは、「他の誰か」、「自分以外の人間」、「他人」などの意味を持つ表現である。「誰か」を意味するsomeoneに、「その他」を意味するelseが付与されることで「その他の誰か」即ち「自分以外の誰か」や「他人」といった意味となった。
「call someone names」とは
call someone namesとは、「誰かに対する侮辱」という意味を持つ表現である。直訳すると「誰かの名を呼ぶ」だが、「names」が複数形となっていることから、「誰かについて本名以外の様々な名前で呼ぶ」という意味合いになる。「本名以外の様々な名前」はいわゆる「蔑称」や「悪口」の暗喩であり、「誰かに対する侮辱」という意味合いとなった。
「someone」の使い方・例文
「someone」は代名詞のため、「Someone in here is the criminal.」(犯人はこの中にいる)のように、「誰か」の対象がある程度絞り込めている状況で、本人の特定に至っていない際に用いる。「There are signs that someone came here.」(誰かがここに来た形跡がある)のように、「いることは確実だが、それが誰なのかはわからない」という意味合いでも用いることが可能である。サム・ワン
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