サム・ルーミス
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「ブギーマン (殺人鬼)」の記事における「サム・ルーミス」の解説
初代出演はドナルド・プレザンス 2代目出演はマルコム・マクダウェル(2007より) 第1作から第6作(第3作を除く)に渡り、マイケルを執念に追い続けた精神科医。 マイケルとは、彼が6歳の時、姉ジュディスを殺害して精神病院に搬送された際に担当医師として出会う。 8年間もの月日を掛けて、彼が理性や善悪の判別ができない危険な存在であることを悟り、彼をそれから7年間監禁し続けていたが脱走されてしまい、それ以降マイケルが殺人騒動を起こすたびに現場に現れ、さまざまな手でマイケルを追い詰めている。第2作でガス爆発に巻き込まれながらも、第4作ではわずかな火傷を負うだけで生き残っていたり、第5作では強靭(きょうじん)な肉体を持つマイケルを気絶させるまで殴りつけたりと、マイケル同様、見た目と裏腹に屈強な肉体を有している。 マイケルの危険性を人一倍熟知しているがゆえに、常に真剣な思いでマイケルの殺戮を止めるべく奔走し、周囲にも捕獲や討伐を訴えているのだが、肝心の警察や民衆、医師仲間らからはマイケルの存在を軽視され、協力を得られない展開が多い。そればかりか、酷い時には担当医師である自分がマイケルの脱走を許したと理不尽に責められてしまったり、隔離していたマイケルを勝手に移送されてしまう、「マイケルに常軌を逸した執着を持っている狂人」であるかのように見なされるなど、苦労の絶えない人物でもあり(これは、ルーミスの死後のローリーも同様である)、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}このためなのか[要追加記述]自らも説得をするのみならず、拳銃を持ってマイケルに戦いを挑んだり、時には危険な賭けとも言える手段を行使せざるを得ないことがあった。一方で、マイケルにたびたび命を狙われているローリーやジェイミーからは味方になってくれる数少ない人物として信頼されていた模様[要追加記述]。 第6作では精神科医を引退していたが、ラジオの電話を通して必死に助けを求めて来たジェイミーの声の声を聴き行動を開始。ジェイミーを助けるのは間に合わなかったが、彼女が妊娠して子供を産んでいた事実に気付き、かつてマイケルの最初の連続殺人に巻き込まれた青年トミー・ドイルとともに、彼女の子であるスティーブを救うことに成功した。しかしラストにて、気絶していたマイケルと入れ替わっていたウィンから不吉な言葉を告げられた後、マイケルの手の甲にあったのと同じ呪印が自らの手の甲に現れ、それから数年後にその影響によるものなのか[要追加記述]、病によってこの世を他界している。しかし、それでも最後までマイケルを追い続けることは諦めていなかった模様で[要追加記述]、晩年を過ごした家ではマイケルに関するさまざまな調査記録を遺しており、捜査していた警察も驚愕(きょうがく)していた。 リメイク版『2007』では、マイケルに関する著書を発表し、その本がベストセラーとなったことで、評論家としてテレビに出る描写がある。ハドンフィールドの住民たちからは「マイケル・マイヤーズの起こした惨劇を利用して金儲けに走った男」として認識されているため、あまり快く思われていない。実際にリメイク版『ハロウィンII』でも、成人したマイケルが起こした事件後、名声欲から新しく本を出版した上に、その本にローリーがマイケルの実妹であることまで暴露するなど、オリジナル版と違って利己的な小悪党として描かれている。しかし、再びマイケルが現れて連続殺人を行ったことから、マイケルの精神科医を担当した自分こそが彼を殺人に走らされていると、痛烈な批判をされてしまっている。 リメイク版『II』では、劇場公開版とアンレイテッド版で、その結末が大きく異なっている。劇場公開版では、マイケルを説得した末に返り討ちに遭って死亡したかのように描かれているが、アンレイテッド版では、マイケルと対峙(たいじ)した末に、失神した程度で終わっている。
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