コーフボール
歴史と沿革
コーフボールは1902年、オランダで生まれたニュースポーツです。教師のニッコ・ブロークフィセ氏が、少年と少女が混合で楽しめる屋外スポーツとしてバスケットボールのルールを基に考案しました。「コーフ(Korf)」はオランダ語で、「バスケット(籠)」を意味します。
現在はヨーロッパを中心に世界59カ国で屋内、または屋外競技として普及しており、1933年に設立された国際コーフボール連盟(IKF/International Korfball Federation)が各国の関連団体を統轄しています。国際大会として4年ごとに世界選手権が開催されるほか、ワールドゲームズやアジア選手権、香港トーナメント(毎年6月)などが行われています。
日本では1991年、男女混合で行える独特のスポーツとしての価値を認めた江橋慎四郎氏(現日本コーフボール協会・名誉会長)が東京で開催した講習会が普及の始まりです。講師に台湾師範大学の方瑞民氏が招待され、東京のYMCA社会体育専門学校を会場に行われました。同年、日本コーフボール協会が設立され、現在はコーフボールジャパンオープンなどの大会を主催しています。国際大会などに出場する競技選手としては現在、東京地区で20人が活動中です。
競技方法
コーフボールの大きな特徴は男女混合(1チーム男女各4人の計8人)で行う点です。バスケットボールに似ていますが、ドリブル禁止のためパス中心のゲーム展開になります。基本のゲームは前後半30分ずつで間にハーフタイム10分をはさみます。ただし、大会によって異なる場合もあります。
ゴールの周り360度どこからでもシュートが打てるので、スペースの使い方がポイントになります。
ドリブルが禁止されているので、頭を上げてパスを出す相手をしっかり探せるため、「空間的知覚」を学習する教材にも適しています。
ルール
● シュートはどこからでも打つことができるが、どこから打っても得点は1ポイント。
● ディフェンスが至近距離にいるときにシュートを打つと、オフェンスは「ディフェンド」という反則になる。
至近距離の判断は、ディフェンスが伸ばした手がオフェンスの胸元に届くほどの距離。
道具、コートなどの説明
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