コンペティションゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 19:03 UTC 版)
「キンボール」の記事における「コンペティションゲーム」の解説
ヒット。この画像でのヒットチームは青。 レシーブ オフィシャル(国際)ルールとルールバリエーションとで構成された競技型ゲーム。通常、キンボールと言えばこのコンペティションゲームを指す。使用するボールは直径122 cm、重さ1 kg。コートの大きさは13~21メートル (m) ×16~21 mとする。公式競技は3ピリオドで構成され、総得点で競う。(※ただし、申し合わせ事項として、参加者の身体条件や年齢、経験の有無、1チームの登録人数が少ない場合などを考慮し各ピリオドを自由に設定できる。日本では現状7分または10分1ピリオドの試合を3試合行う場合が多い。) ピンク、グレー、ブラックの3チームで競う(各色のゼッケンを着用する)。1チーム4人で、交代要員は各チーム8人まで(計最大12人)。 3チームのキャプテンがじゃんけん(日本ルール)をし、勝ったチームがヒット(サーブ)権を得る。 ヒット権を得たチームはコートの中央で(ゲーム開始時・ピリオド開始時のみ)、ヒッター以外の3人がボールを支える。他の2チームはコート内すべてを守れるように守備につく。 試合の開始はレフリーの合図(笛)により開始とする。 ヒットはヒットチームの1名が、必ず「オムニキン」と言い、続いて「レシーブチームの色」(自チーム以外のどちらか)を大きな声でコールしてからヒット(腰より上のみを使用し、手や腕などでボールを打撃)する。 ヒットの瞬間は4名全員がボールに触れていなければならない。「オムニキン」は必ずしもヒッターが言う必要はない。「オムニキン」と「色」は別々の人がコールしても良い。ただし、そのつど必ず1名のみとする。(「オムニキン(OMNIKIN)」は「すべての」という意味の英語 omnipresent と KIN を合わせた言葉) ヒットされたボールは指定された色のチーム(レシーブチーム)が床に落ちる前にレシーブ(全身使用可)する。 レシーブ成功後、自チーム以外のどちらかに同様にヒットする。 レシーブまたはヒットに失敗すると、失敗したチーム以外の2チームに1点ずつが加算される。 その後のゲーム再開は、レシーブを失敗したチームが失敗したところから(2.5 mの範囲内で)ヒットして再開。(反則をした場合も同様) ゲーム途中でもピリオド終了のタイムキーパーからの合図でピリオド終了。 第2ピリオド、第3ピリオドスタート時は前のピリオドまでで最も得点の低いチームが、ヒット権を得る。同点の場合は日本ではじゃんけんで決める。 ルール・反則 ヒットの瞬間、味方のメンバー全員がボールに触れていなければならない。 1人のプレーヤーが続けて2回ヒットできない。 ヒットは床と水平以上の角度で飛ばさなければならない。 ボールの直径の1.5倍、1.8 m以上飛ばさなければならない。 レフリーにも聞こえない小さなコールの場合。 レシーブした後、ボールを持って走ることもチームメイトにパスすることもできるが、3人目がボールに触れたらその時点でボールに触れているプレーヤーとその後にボールに触れたプレーヤーは軸足を動かしてはならない。 1人目がレシーブのためにボールに触れてから、10 秒以内に3人目がボールに触れなければならない。 レシーブするチームの3人目がボールに触れた後は、5 秒以内にヒットしなければならない。 ボールを両腕で抱え込んで持ってはならない。 カバーの口の部分をつかんではならない。 レシーブの瞬間、コートの外に両足が出てはならない。 選手交代は何回でも自由にできる(ただし、ゲームの中断時に限る)が、どんな時でもコートにいるのは1チーム4名でなければならない。5名以上コートにいた場合、反則となる。 上記反則を犯した場合、他の2チームに1点が与えられる。 チーム(コーチを含む)がアスリートらしくない行為をした時(故意に行う妨害、暴言、暴力など) 最初の警告の場合、他の2チームに1点が与えられる。 個人的な警告を2回受けた場合、その個人は退場となる。交代選手を入れて続けるが、控えの選手がいない場合はその後2チームで行う。 個人に対する警告も含めチームとして2回目から4回目の警告の場合、他の2チームに5点が与えられる。 4回目の警告を受けた場合、チームが退場、2チームでゲームをする。
※この「コンペティションゲーム」の解説は、「キンボール」の解説の一部です。
「コンペティションゲーム」を含む「キンボール」の記事については、「キンボール」の概要を参照ください。
- コンペティションゲームのページへのリンク