コンセプトと脚本
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シーズン12のストーリーを計画するにあたり、プロデューサーのバリー・レッツと脚本編集のテランス・ディックスは、テリー・ネイションがシリーズに復帰してダーレクの冒険を執筆するべきだと考えた。彼らはネイションが送った脚本を楽しんだが、以前のダーレクの物語を連想させすぎると感じた。2人は代わりにダーレクの起源の物語を書くことをネイションに提案し、当初のタイトル案は Daleks – Genesis of Terror であった。本作は1974年4月1日に委託され、7月22日に脚本が受領された。シーズン12のため考案された物語は2人の後継者であるプロデューサーのフィリップ・ヒンチクリフと脚本編集のロバート・ホームズが引き継ぎ、「ダレク族の誕生」にはより暗いトーンが増すこととなった。ホームズはダーレクが頻繁に登場することを快く思っておらず、彼らの起源を掘り下げた本作だけを認めた。シリーズをより大人向けにするべく、ヒンチクリフは物語に疾走感を持たせるとともにダーレクをさらに強大に見せようと考えた。2006年のインタビューでは、ディックスは自分とレッツが責任者の立場にいた場合、残酷なトーンを和らげる明るい場面が増えてはいただろうが、内容は大して変わらないだろうと信じていると語った。監督デイヴィッド・マロネイは、本作の始まりにおける戦争のイメージが雰囲気を作り、若い視聴者の緊張を失わせなかったと主張した。 「ダレク族の誕生」の制作は脚本から幾分かの変更を見せた。マロネイはオープニングシーンをスローモーションで機関銃に撃たれて倒れる兵士に改変した。ネイションはこの変更を喜ばず、マロネイは後にこの暴力シーンの追加を「少しやりすぎた」と感じた。ヒンチクリフとマロネイはドクターとタイムロードの対面を描くことに熱心でなく、これは当初植物の生い茂る庭園で描写される予定であったが、スカロの戦争地帯の方が適切であろうということで変更された。サール族の兵士は元々若さを描写するために15 - 16歳の少年とされていたが、より成熟した外見へ変更された。Genesis of Terror の脚本ではサラ・ジェーンがエピソード3で放射線汚染により発病し、ベッタンはエピソード4で登場する男性の予定であった。パート5は元々ダーレクの保育施設で展開し、これを破壊する権利があるのかというドクターの問いかけで締めくくられる予定であった。
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コンセプトと脚本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/16 00:07 UTC 版)
本作の脚本を担当したテランス・ディックスは1968年に脚本編集アシスタントとして加わり、すぐに脚本編集の地位に就いていた。彼は本作を執筆するにあたって1933年の映画『キングコング』に大きく影響を受けた。元の脚本はトム・ベイカーが4代目ドクター役に決定する以前に書かれており、そこでは年配の俳優を復帰させることの議論がなされていた。アクションシーンを捌くためにはより若いキャラクターが必要とされ、ハリー。サリバンが登場した。彼は前話 Planet of the Spiders で言及されていたものの、本格的な登場は今回からとなり、レスブリッジ・スチュワート准将が彼に電話してドクターの医療援助を求めた。 ディックスは3代目ドクターの最初のストーリー Spearhead from Space を執筆しており、再生直後の4代目ドクターも3代目ドクターと同様の行動を取るシーンが見受けられる。例を挙げると、回復のために病院へ向かい、病院のガウンを羽織って脱出し、新生ドクターのコスチュームに着替え、変化を鏡で確認し、ターディスの鉤を靴の中に保管するというものである。これらの要素は俳優が交代しても視聴者が置いてけぼりにならないよう配慮したものである。
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