ガルベロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 06:36 UTC 版)
Episode.6「遺跡 -レリック-」、Episode.17「闇 -ダークネス-」、Episode.18「黙示録 -アポカリプス-」、Episode.35「反乱 -リボルト-」に登場。 ギリシャ神話の地獄の番犬ケルベロスを思わせる3つの頭部を持ったスペースビースト。胸に目のないイルカに似た頭部が、両肩の部分に分裂したような犬に酷似した隻眼の頭部がある。3つの頭部の口から誘導能力をもつ超高熱火炎弾を吐く。長い尾を使った攻撃や地面に届くほど長い腕による殴打、蹴りも得意としている。催眠波動で死んだ人間を操って人を襲わせたり、幻覚を見せたりする獰猛な性質を持つ。また何度でも地獄の底から甦る不死身の生命力を持つ。 Episode.6では、姫矢の回想シーンに登場。幻想世界において姫矢がデュナミストになった途端、突然出現した。メタフィールドに取り込まれた後も初陣のネクサスを苦戦させるが、コアインパルスにより倒された。 Episode.17・18では溝呂木により操られて登場、溝呂木はEpisode.6の個体が蘇生したものと語っており、前回の戦闘経緯を把握していた。また、姫矢もガルベロスの名を知っていた。Episode.17ではビーストヒューマンを鎮圧した直後のナイトレイダーと交戦、幻影と火炎弾で翻弄するが、出現したネクサスによってメタフィールドへ送られる。フィールド内では孤門に幻覚を見せてネクサスを誤射させたり、その隙に左腕に噛みつくなどして善戦する。孤門の再攻撃でスパイダーミサイルの直撃を受け、怯んだ隙にクロスレイ・シュトロームでとどめを刺されそうになるが、戦いを監視していたダークメフィストが光線を防ぎ、共にフィールドから姿を消した。Episode.18ではダークフィールド内で溝呂木によって召喚された。左腕の傷が癒えていないネクサスに対して善戦するが、凪の銃撃を受けた溝呂木が撤退すると同時に、孤門と和倉の援護を受けたネクサスに圧倒され、オーバーレイ・シュトロームで倒された。 Episode.35では目に瞳がなく、再生能力も失われた別個体が青葉ニュータウンに登場。フェーズシフトウェーブを放とうとしたジュネッスブルーに火炎弾を放ってメタフィールドの展開を妨害したうえ、メガフラシとタッグを組んでジュネッスブルーを挟撃した。しかし、ハイパーストライクチェスターの攻撃でメガフラシが分断・撃破され、再起したジュネッスブルーの格闘攻撃に圧倒される。最後は突撃してきたジュネッスブルーを火炎弾で迎撃しようとするも、その背後で分離したクロムチェスター全機の一斉射撃を受け、怯んだ隙にシュトロームソードで斬り倒された。死体はアンノウンハンドの闇の中に取り込まれ、イズマエルとなった。 スーツアクター:田辺信彦(Episode.6)、相馬絢也(Episode.17、18、35) 強い生命力を持つ理由は、『ULTRAMAN』においてウルトラマン・ザ・ネクストに倒されたビースト・ザ・ワンの残留細胞の比率の高さのせいだと言われている。またデザイナーはザ・ワンの核となる細胞が犬にとりついたものだと説明している。書籍でも格上の存在(上級ビースト)と言及されている。 デザインは『ULTRAMAN』の前身となった企画『イエローアイズ』で描かれたケルベロスタイプモンスター(三つ首のドーベルマン)をアレンジしたもの。三つ首のデザインはイヌの顔が二つに割れ脊髄が伸びたという想定によるもの。当初は腕(前脚)がないデザインも描かれたが、アクションに主眼が置かれ腕のあるものが決定稿となった。 Episode.35に登場したガルベロスは着ぐるみに修正が加えられている。初代に比べてデザイン画に近い姿(中央の頭が前に伸びており、左右の目が白濁している)をしている。また、腕が若干短くなっている。 椎名高志の漫画版では第5話で登場し、ネクサスの左腕に噛みつき苦戦させるが、パーティクル・フェザーの一撃で倒される。
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