カンガクリケット
歴史と沿革
カンガクリケットはオーストラリア生まれのスポーツです。イギリス発祥で、世界第2位の競技人口を誇るクリケットの簡易版として考案されました。野球に似て「打つ、投げる、守る」を基本とし、攻守に分かれ得点を競い合います。いつでもどこでも誰にでも、そして何人でも、手軽に安全にクリケットのおもしろさを楽しめるように作られたスポーツです。
特色としては用具がソフトな材質を使用しているので安全であること、屋内外を問わずに行えること、ボウラー(投手)やバッターは規定の投球数が決められているので、全員が平等に参加し、プレイを楽しめることが上げられます。本格的なクリケットに進むためのステップとして、U12(12歳以下)やU9(9歳以下)の全国大会でもカンガクリケットが導入されています。
同スポーツは各国によって呼び名が違いますが(例:オーストラリア/Kanga、ニュージーランド/kwick など)、クリケットの簡易版として世界各国で親しまれています。
日本国内ではクリケットの普及としてカンガクリケットを導入しており、NPO法人日本クリケット協会やレクリエーショナルクリケット協会が、全国的な普及活動を重ねています。また年に1度U12とU9の全国大会がそれぞれ開催され、年々参加チームが増えてきています。
競技方法
大きな特長は、人数や場所に合わせ臨機応変にルールを変更できることです。
また、全員が投球とバッティングができるようルールが工夫されているので、チーム全員が平等に参加し活躍することができます。プレイエリアも通常のクリケットよりも小さいので、子どもたちや高齢者、初心者でも楽しくプレイできます。
ルール
場所は整えられた平面であれば、屋外でも屋内でもどこでも大丈夫です。ピッチ(打ったり投げたりする場所)をプレイエリアの中央に作ります。ピッチは12mから16mくらいが適当です。
基本的には1チーム8人前後でペアを作ります。バッティングチームと守備側に分かれ得点(ラン)を競い合います。バッティングチームの全ペアがあらかじめ決められた投球数を打撃し終えたら、また守備チームではすべてのペアが投球し終えたら、攻守交代します。両チームのバッティングと守備が終了した時点でゲームオーバーとなります。得点の多いチームの勝利です。
コート
用具
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