オキアジ

デジタルお魚図鑑

オキアジ

学名：Uraspis helvola 英名：White-tongued crevalle 地方名：ドロメツキ、メツキノオバサン　 脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−アジ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 沿岸から沖合いまでの広い範囲にすみ、内湾で見られることもある。高知県では普段からよく見られるが東京付近では９月頃にしかとれない。個体により全体が黒っぽく、体の横に入った暗色の帯がくっきりと見えるものと見えないものがある。舌、口内の上下を除いて黒い。利用法はシマアジと同じように利用されるがであるが味は少しシマアジより劣る。 分布：南日本、インド、太平洋、東部太平洋、南大西洋 大きさ：50cm 漁法：底引き網 食べ方：刺身、塩焼き、照り焼き、すしだね

カイワリ

学名：Kaiwarinus equula 英名：Horse kingfish 地方名：ギンアジ、オキアジ　 脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−アジ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 沿岸からやや沖合いの水深２００ｍ以浅の砂泥域の底層に生息している。砂底に水をふきかけて主に底生性の甲殻類や魚類を掘り出して食べる。貝殻を割って食べるということからカイワリの名前が付いたといわれている。シマアジとよく似ているが、カイワリはアジ類の中で体高が最も高いことで区別できる。９〜１１月に海表面を浮遊する丸い形の卵を産む。幼魚は大型のクラゲにつくことがある。体側に６個の暗めの褐色の横帯があるが成長にしたがって消える。口の中にシマアジノエなどの寄生等脚類が見られることが多い。アジ類の中でシマアジに次いでおいしい。 分布：南日本、インド、・太平洋の温帯、亜熱帯 大きさ：30cm 漁法：　 食べ方：刺身、すしたね、やきもの

ハタハタ

学名：Arctoscopus japonicus 英名：Japanese sandfish 地方名：オキアジ、カタハ、シロハタ　 脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−ハタハタ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 著作権：尼岡　邦夫 特徴 大陸棚に生息し、日没時と明け方にヨコエビ類やオキアミ類などのエサを活発にとるが、その時以外は砂の中に体半分を埋めて隠れている。沿岸に長い海藻が茂り広い砂地があるところを好む。地域により差があるもののだいたいが急に水温が下がる冬の早朝に産卵が始まる。卵はホンダワラやアカモクなどの海藻の茎の下に付着する。稚魚は小動物プランクトンを食べ、成長するにしたがって沖合いに移動していく。独特の風味を持つ肉には適度な脂肪があり東北地方で好んで食べられ、冬が旬である。ハタハタを使ったしょっつる鍋は秋田県の名物として有名である。江戸時代にブリの代用品として使われたことから卵はブリコと呼ばれ鍋の具、粕漬けにするとおいしい。漁獲量は徐々に減少している。 分布：宮城県以北の太平洋岸、日本海、オホーツク海、北太平洋岸 大きさ：30cm 漁法：底引き網、定置網、刺し網 食べ方：鍋の具、粕漬け