エクセゴルでの復活と滅亡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)
「ダース・シディアス」の記事における「エクセゴルでの復活と滅亡」の解説
こうしてシディアスはエピソード6『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』で描かれたエンドアの戦いで死んだと思われていたが、自身の死を念頭においたシンダー作戦を始めとする終末指令を用意していたり、銀河各地に観測所を建設しているなど不穏な動きを見せており、エピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』において再登場した。エピソード7『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、エピソード8『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に登場した敵役のファースト・オーダーの最高指導者スノークは彼が創り出したストランドキャスト(操り人形となる人工生命体)だったことも劇中で明らかにされた。レイの父親もまた脱走した健康体のストランドキャストの1人だったという。スノークを通してハン・ソロとレイア・オーガナの息子カイロ・レン(ベン・ソロ)を暗黒面に堕として弟子にするとともに、ファースト・オーダーにレジスタンス・新共和国との戦争を開始させる。 シディアス自身はエンドアの戦いで一度その身を滅ぼされた際、帝国時代からクローン研究や戦艦建造を進めてきた銀河系の未知領域の惑星エクセゴルに用意していた自身のクローンに意識を飛ばすことで生き延び、以来エクセゴルに身を隠していたのだが、意識を移したクローンは不完全な代物で崩壊が進んでおり、エピソード9劇中では目は白く濁り指は何本か欠損しているという有様で、アームのような機械に吊るされ、生命維持装置に繋がれて何とか生き延びている状態になっている。エクセゴルではパルパティーンを崇拝するカルト組織シス・エターナルを率いており、惑星を破壊できる火力を備えたジストン級スター・デストロイヤーから成るファイナル・オーダー(シス艦隊)の大艦隊を編成。その火力で全銀河系に攻撃を開始し、シスの帝国の復活を目論んでいた。シディアスはスノークを抹殺してファースト・オーダーの新たな最高指導者となり、ウェイファインダーに導かれてエクセゴルにやってきたレンにシス艦隊の指揮権を与えることと引き換えにレイを殺すよう命じる。しかし、レンが最終的に良心を取り戻してファースト・オーダーから離脱した後は、ファースト・オーダー最高評議会の中心メンバーでシディアスに絶対の忠誠を誓うエンリック・プライド忠誠将軍にシス艦隊の指揮権を与え、デモンストレーションとして惑星キジーミをジストン級で破壊させる。 レジスタンスがシス艦隊の出撃に必要なナビゲーションタワーを破壊するべくエクセゴルを強襲したことで勃発したエクセゴルの戦いの最中、シディアスは孫娘にあたるレイに怒りの感情で自分を殺させることによって暗黒面に堕とし、自らに代わるシスの女王にしようとしたが失敗する。しかし、シディアスは計画を変更し、レイとレンから生命エネルギーを奪ってボロボロだった自身の身体を完全に再生させて復活する。復活したシディアスの力は強大でフォース・ライトニングだけで上空に展開するレジスタンスや人民の艦隊をすべて操縦不能にして壊滅させかけるほどだった。シディアスは先代のジェダイの力の助けを借り、再びライトセーバーを手に立ち上がるレイをフォース・ライトニングで殺そうとしたが、彼女が持つ2本のライトセーバー(ルークとレイアの物)によって受け止められてしまい、フォース・ライトニングを跳ね返されて消し飛び、今度こそ完全に滅び去った。 その後、最終的にナビゲーションタワーの機能が移されたプライド忠誠将軍の旗艦・リサージェント級スター・デストロイヤー「ステッドファスト」を失ってエクセゴルから出られなくなったシス艦隊はレジスタンスと人民の艦隊によって全滅させられる。ファースト・オーダーもプライド忠誠将軍などの首脳陣を失った上、銀河各地でレジスタンスの反攻に遭って壊滅し、これをもってシディアスの野望は完全に潰えることとなった。
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