イロドアティコス音楽堂

デジタル大辞泉

イロドアティコス‐おんがくどう〔‐オンガクダウ〕【イロドアティコス音楽堂】

読み方：いろどあてぃこすおんがくどう

《Odeio Irodou Attikou／Ωδείο Ηρώδου Αττικού》ギリシャの首都アテネ、アクロポリスの丘の南西麓にある野外劇場。2世紀に古代アッティカのイロド＝アティコスが建造し、市に寄贈。現在も毎年夏のアテネ芸術祭において、コンサート、オペラ、ギリシャ古典劇などが催される。ヘロドアティクス音楽堂。

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ヘロディス・アッティコス音楽堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/25 06:54 UTC 版)

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• ヘロデス・アッティコス音楽堂
• イロド・アティコス音楽堂

ヘロディス・アッティコス音楽堂
ギリシア語: Ωδείο Ηρώδου του Αττικού 英語: Odeon of Herodes Atticus
別名	ヘロデイオン、イロディオン (Ηρώδειο, Herodeon)
概要
建築様式	ローマ劇場
所在地	アテナイのアクロポリス
自治体	アテネ
国	ギリシャ
座標	北緯37度58分15秒 東経23度43分28秒 / 北緯37.970756度 東経23.724444度 / 37.970756; 23.724444座標: 北緯37度58分15秒 東経23度43分28秒 / 北緯37.970756度 東経23.724444度 / 37.970756; 23.724444
完成	AD161
改築	AD1950
倒壊	AD267
高さ	(舞台柱廊部高さ)28m, 3階[1]
寸法
幅	(観客席部直径)76m, 客席32列[1]
他の寸法	観客席 5000人
技術的詳細
構造方式	石造建築構造
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ヘロディス・アッティコス音楽堂（ギリシア語: Ωδείο Ηρώδου του Αττικού，英語: Odeon of Herodes Atticus）は、ギリシャ・アテネ市内のアテナイのアクロポリス南西麓にあるローマ式のオデオン（屋外音楽堂・劇場）。

161年、ギリシア人の元老院議員ヘロディス・アッティコスが、妻のレギッラ（英語版）を偲んで建設した施設で、アクロポリスの南西斜面を利用して建てられている。古代のアテナイで、ペリクレスの音楽堂（英語版）（紀元前5世紀）、アグリッパの音楽堂（紀元前15年）に続く第三の音楽堂であった^[2]。

劇場の正面は3列の列柱廊で、この部分の屋根は高価なレバノン杉で覆われていた。劇場は主に音楽の演奏会で用いられ、白大理石で造られた32列の客席の収容人員は約5000名であった。音楽堂は、267年にヘルール族の侵入により破壊された。

1950年代にペンテリ山産の大理石を用いて観客席と舞台部分の改修が行われ、それ以降アテネ・フェスティバル（英語版）のコンサート会場として使われている。1973年にはアメリカ国外で初めて開かれたミス・ユニバース世界大会の会場となった。

現地へのアクセス

• アテネ地下鉄2号線 アクロポリ駅 から西へ約550m

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ヘロディス・アッティコス音楽堂に関連するカテゴリがあります。

• アテナイのアクロポリス
• ローマ劇場
• アンフィテアトルム（円形劇場）

参考文献

1. ^ ^{a b} http://odysseus.culture.gr/h/2/eh251.jsp?obj_id=6622
2. ^ Odeon of Herodes Atticus (Herodion) http://city-of-athens.com/athens-herodion-theatre-odeon-of-herodes-atticus/ancient-theatres/140.html^{[リンク切れ]}

表 話 編 歴 古代ローマ
歴史	神話 王政時代 共和政時代 帝政時代 プリンキパトゥス ドミナートゥス パクス・ロマーナ 衰退期（英語版） テトラルキア 帝国西方 帝国東方
体制（英語版）	政体史（英語版） 王政期の政治体制（英語版） 共和政期の政治体制（英語版） 前期帝政期の政治体制（英語版） 後期帝政期の政治体制（英語版） 元老院 市民集会 クリア民会 ケントゥリア民会 トリブス民会 プレブス民会 行政長官（英語版）
政治	氏族 クリア 集会場 公職 名誉の階梯 皇帝 社会的責務 インペラトル プリンケプス・セナトゥス アウグストゥス カエサル テトラルキア 属州 同化政策
公職	通常 執政官 ケンソル プラエトル 護民官 アエディリス クァエストル プロマギストラトゥス プロコンスル 属州総督 リクトル 最高神祇官 ウェスタの処女 二十六人官 ドゥクス ウィカリウス マギステル・ミリトゥム 臨時 独裁官 マギステル・エクィトゥム 十人委員会 執政武官 レガトゥス トリブヌス・ミリトゥム プラエフェクトゥス 三人委員会 二人官 ローマ王 インテルレクス 三頭政治
法律	十二表法 ローマ法 ローマ市民権 アントニヌス勅令 権威 インペリウム プロウォカティオ 身分 訴訟 私人訴追主義 審判人
階級（英語版）	パトリキ ノビレス プレブス 身分闘争 平民分離派 エクィテス トリブス クラシス 人名 女性 結婚 解放奴隷 奴隷
軍事	国境 基地 編成 作戦 技術 政治 前線と要塞 カストラ 戦略 工学 陸軍 軍団 歩兵戦術 個人装備 攻城兵器 海軍 艦隊 アウクシリア 勲章と罰 Hippika gymnasia
文化（英語版）	神話 SPQR 文学 哲学 美術 建築 競技場 宗教 シビュラの書 皇帝礼拝 劇場 音楽 料理 教育 学校 葬儀 弾圧 ヘアスタイル 公衆浴場 服飾 ワイン 売春 化粧 暦 ローマ建国紀元 ローマ暦 ユリウス暦 祭日
技術（英語版）	数字 算術 そろばん 工学 軍事工学 技術 道路 橋 水道 冶金 コンクリート 衛生 神殿 臓卜師 アウグル
経済（英語版）	経済 農業 交易 金融 通貨 共和政貨幣 帝国貨幣 ローマ帝国の人口学 森林破壊
言語 （ラテン語）	ラテン語史 ロマンス諸語 （種類） 古ラテン 古典ラテン 俗ラテン 後期ラテン 中世ラテン ルネッサンスラテン 近代ラテン 現代ラテン 教会ラテン
作家	アプレイウス カトゥルス キケロ クィントゥス・ルフス ホラティウス ガイウス・カエサル ユウェナリス リウィウス ルクレティウス オウィディウス ペトロニウス プラウトゥス 大プリニウス 小プリニウス プロペルティウス サッルスティウス セネカ スエトニウス タキトゥス ウェルギリウス ウィトルウィウス
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