三頭政治とは? わかりやすく解説

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さんとう‐せいじ〔‐セイヂ〕【三頭政治】

読み方:さんとうせいじ

三人の有力政治家結びつきによって行われる政治寡頭政治の一形態。特に、前60年にカエサル・ポンペイウス・クラッスス、また、43年にオクタビアヌス・アントニウス・レピドゥスの三人結んでローマ共和政末期実権握ったときの政治形態

「三頭政治」に似た言葉

三頭政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 21:49 UTC 版)

三頭政治(さんとうせいじ、ラテン語: triumviratus)は、共和政ローマ末期に現れた政治体制で、共和政から帝政に移行する間に生じた3人の実力者による寡頭政治体制。非公式な政治同盟として成立した第一回三頭政治と、正式な役職として成立した第二回三頭政治がある。




「三頭政治」の続きの解説一覧

三頭政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 16:59 UTC 版)

マルクス・リキニウス・クラッスス」の記事における「三頭政治」の解説

ポンペイウスクラッススの関係はローマで知らぬ者がいないぐらいの犬猿の仲であった実際にポンペイウスオリエント遠征から帰国して独裁政治を行うとの噂が出た際に、クラッスス家族財産持ってローマ離れた伝えられている。カエサル仲介によって紀元前60年クラッスス宿敵ポンペイウス及びカエサル交えた三者間でとの政治同盟(三頭政治)を組むことで合意した。 翌紀元前59年カエサルコンスル就任しクラッススらがかねてより主張していた属州徴収官(プブリカヌス)に対して徴税額の3分の1前払い納税するように定めた規則廃止したほか、ポンペイウス征服した東方属州再編案も可決するなど、三者によって国政リードした紀元前58年からはプブリウス・クロディウス・プルケル護民官選任されキケロローマより追放ポンペイウス圧力を掛けるなどローマ国政壟断したが、この時期クラッススに関する動向文献からもはっきりしない紀元前56年クラッススポンペイウス及びカエサルとルッカ会談持ち紀元前55年から再びポンペイウスと共にコンスルに就くことを密約密約通りコンスル選任されクラッススは、紀元前54年から5年シリア属州総督としてインペリウムを得る法が可決され同時にポンペイウスヒスパニア属州カエサルガリア属州5年間のインペリウム与える法も可決された。

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三頭政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:20 UTC 版)

ガイウス・ユリウス・カエサル」の記事における「三頭政治」の解説

紀元前61年カエサルは、ヒスパニア・ウルステリオル属州総督として赴任したカエサルヒスパニアへ向かう道中立ち寄った寒村で、部下に対してローマ人の間で第2位占めるよりも、この寒村で第1人者になりたいものだ」と語ったという。カエサル属州総督としてローマ軍率いてルシタニ族(英語版)やガッラエキ族(英語版)を討伐し、ローマへ服属していなかった部族従えたカエサルはこの属州総督時代大金得た紀元前60年コンスルをめざすカエサルは、オリエント平定して凱旋した自分対す元老院の対応に不満を持ったポンペイウスと結び執政官当選する。ただこの時点で、すでに功なり名を成したポンペイウス対しカエサルたいした実績もなく、ポンペイウス並立うるほど実力はなかった。そこでポンペイウスより年長で、騎士階級代表しスッラ派の重鎮でもあるクラッススを引きいれてバランス取った。ここに第一回三頭政治が結成された。民衆から絶大な支持を誇るカエサル、元軍団総司令官として軍事力背景に持つポンペイウス経済力有するクラッスス三者手を組むことで、当時強大な政治力持っていた元老院対抗できる勢力形成した執政官在任中にまず、元老院での議事録即日市民公開する事を定めたそれまで議員から話を聞く以外には内容知られることはなかっただけに、議員たちはうかつな言動出来なくなったまた、グラックス兄弟以来元老院体制におけるタブーであった農地法成立させる当初元老院はこの法案激しく反対したが、カエサル職権平民集会招集巧妙な議事運営法案成立させるとともに、全元老院議員農地法尊重誓約させることに成功した

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