イロダ・ツルヤガノワとは? わかりやすく解説

イロダ・ツルヤガノワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/17 01:55 UTC 版)

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イロダ・ツルヤガノワ
Iroda Tulyaganova
イロダ・ツルヤガノワ
基本情報
国籍  ウズベキスタン
出身地 同・タシュケント
生年月日 (1982-01-07) 1982年1月7日(36歳)
身長 170cm
体重 65kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1999年
引退年 2010年
ツアー通算 7勝
シングルス 3勝
ダブルス 4勝
生涯通算成績 307勝233敗
シングルス 205勝142敗
ダブルス 102勝91敗
生涯獲得賞金 $972,624
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2002)
全仏 3回戦(2002)
全英 3回戦(2001・03)
全米 2回戦(2000-02)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2001・02)
全仏 3回戦(2003)
全英 2回戦(2002)
全米 3回戦(2002)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 16位(2002年6月17日)
ダブルス 28位(2002年9月23日)

イロダ・ツルヤガノワ[1]Iroda Tulyaganova, 1982年1月7日[2] - )は、ウズベキスタンタシュケント出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス3勝、ダブルス4勝を挙げた。ベースライン・プレーヤーで、高速サービスと両手打ちバックハンド・ストロークを最も得意にする。自己最高ランキングはシングルス16位、ダブルス28位。身長170cm、体重65kg、右利き。

来歴

9歳からテニスを始め、1999年6月に17歳でプロ入り。2000年6月、故郷ウズベキスタンタシュケントの大会でツアー初優勝。同年の全米オープン4大大会の本戦に初出場を果たし、直後のシドニー五輪にもウズベキスタン代表選手として出場した。2001年、ツルヤガノワはウィンブルドンナタリー・トージアとの3回戦まで勝ち進み、ウィンブルドンの終了直後、オーストリアウィーン大会とベルギー・クノック・ヘイスト大会で2週連続優勝を成し遂げた。クノック・ヘイスト大会の準決勝では、地元ベルギーキム・クライシュテルスを破ったこともある。2002年全豪オープン全仏オープンで3回戦に進み、同年6月17日付でウズベキスタンのテニス選手として最高順位となる世界ランキング「16位」に入った。同年秋に韓国釜山で行われた2002年アジア競技大会において、ツルヤガノワは女子テニスのシングルス決勝でタイ代表のタマリネ・タナスガーンを 6-1, 6-3 で破って金メダルを獲得した。

2003年2月、ツルヤガノワはインドハイデラバード大会の決勝でタマリネ・タナスガーンに敗れた準優勝があった。同年のウィンブルドンで2年ぶり2度目の3回戦に進んだが、第16シードのベラ・ズボナレワに 3-6, 5-7 で敗れる。ところが、同年8月初頭のポーランド・ソポト大会で予選1回戦敗退に終わった後、ツルヤガノワは右肘の故障のため1年余りの戦線離脱を余儀なくされた。2004年10月、故郷タシュケントの大会で1年ぶりに復帰を果たす。右肘故障からの復帰後、2006年10月にタシュケント大会で3年半ぶりの女子ツアー大会決勝に進んだ。この大会の決勝戦では中国孫甜甜に敗れ、5年ぶりのツアー優勝を逃している。

ツルヤガノワは2010年10月のウィリアムズバーグで行われたITFのサーキット大会を最後に現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 7回 (3勝4敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (0–0)
ティア II (0–0)
ティア III (1–1)
ティア IV & V (3–3)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2000年6月18日 タシケント ハード フランチェスカ・スキアボーネ 6–3, 2–6, 6–3
準優勝 1. 2000年10月22日 上海 ハード メガン・ショーネシー 6–7(2), 5–7
優勝 2. 2001年7月15日 ウィーン クレー パティ・シュナイダー 6–3, 6–2
優勝 3. 2001年7月22日 クノック=ヘイスト クレー ガラ・レオン・ガルシア 6–2, 6–3
準優勝 2. 2002年6月16日 ウィーン クレー アンナ・スマシュノワ 4–6, 1–6
準優勝 3. 2003年2月9日 ハイデラバード ハード タマリネ・タナスガーン 4–6, 4–6
準優勝 4. 2006年10月8日 タシケント ハード 孫甜甜 2–6, 4–6

ダブルス: 7回 (4勝3敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2000年5月14日 ワルシャワ クレー アンナ・ザポロザノワ タチアナ・ガルビン
ヤネッテ・フサロバ
3–6, 1–6
準優勝 2. 2000年6月18日 タシケント ハード アンナ・ザポロザノワ 李娜
李婷
6–3, 2–6, 4–6
優勝 1. 2000年7月23日 クノック=ヘイスト クレー ジュリア・カソーニ キャサリン・バークレー
エバ・ディルバーグ
2–6, 6–4, 6–4
準優勝 3. 2001年2月4日 東京 ハード アンナ・クルニコワ リサ・レイモンド
レネ・スタブス
6–7(5), 6–2, 6–7(6)
優勝 2. 2001年5月27日 ストラスブール クレー シルビア・ファリナ・エリア アマンダ・クッツァー
ロリ・マクニール
6–1, 7–6(0)
優勝 3. 2001年11月11日 パタヤ ハード アサ・カールソン リーゼル・フーバー
ウィン・プラクスヤ
4–6, 6–3, 6–3
優勝 3. 2003年2月9日 ハイデラバード ハード エレーナ・リホフツェワ エフゲニア・クリコフスカヤ
タチアナ・ポウチェク
6–4, 6–4

4大大会シングルス成績

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 通算成績
全豪オープン LQ 1R 3R 2R A A A 1R 1R 3–5
全仏オープン LQ 1R 3R 2R A A A LQ A 3–3
ウィンブルドン LQ 3R 2R 3R A A A LQ A 5–3
全米オープン 2R 2R 2R A A A A LQ A 3–3

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