二人官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 02:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動二人官(ににんかん、ラテン語: duumviri ドゥウムウィリ、英語: Duumvirate)は、同等の政治的・軍事的権限を持つ2名の指導者を置く統治方式のこと。またはその指導者のこと。二人連帯職、二頭政治、二頭統治と訳される[1]こともある。
古代ローマの官職
古代ローマにおいて
- 国家反逆を裁く裁判官、予言・祭儀を司る司祭、道路管理官等のこと[2]。
- 帝国より自治を認められたコロニアやムニキピウムに置かれた司法、戸口検査を司る政務官のこと[1]。二人官それぞれに、リクトル(先導警吏)、随員、書記、執達吏、書簡吏、布告吏、腸卜師などが配属されたという[3]。
脚注
- ^ a b プログレッシブ英和中辞典 (goo辞典) duumvirate
- ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ドゥウムウィリ
- ^ 北海道大学 本間俊行 ローマ帝政前期における諸都市の書記(scribae) 都市ウルソの都市法62条 二人委員に配属される下僚
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