イタリア語から日本語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 21:34 UTC 版)
イタリア語から日本語に取り入れられた語は、階名のドレミや演奏記号などの音楽用語が多い。イタリア料理の流行に伴い、スパゲッティやティラ・ミ・スなどの語も一般的である。 また、自動車の名前には古くから、近年には建物名やファッション等にイタリア語の単語が使用されている。 イタリアでサッカーが盛んであることから、日本のサッカークラブではイタリア語の単語もしくはそれをもじった造語をクラブ名の一部として使用することが多い。 イタリア語から日本語の外来語に転じた語。ただし音楽、食べ物の単語は除く。 カリスマ (carisma) - イタリア語での発音はカリズマ。英語を通じて。 フレスコ (fresco) - 美術用語をつうじて、affrescoの略語。イタリア語での発音はアッフレスコ。 パルコ (parco) - 公園 マドンナ (madonna) - 聖母マリア。昔は我が女を意味した。 インフルエンザ (influenza) - イタリア語での発音はインフルエンツァ。 カジノ (casino) - 元々は小屋の意味。フランス語を通じて。 ゲットー (ghetto) - 元々はヴェネツィアの地名。イタリア語での発音はゲット。 ゼロ (zero) - アラビア語からイタリア語で現在の形に。英語を通じて。 ソロ (solo) - 音楽用語を通じて、グループ活動に対して1人の意。 テンポ (tempo) - 音楽用語を通じて。イタリア語では天候なども表すが、日本語では時間の進み方の意味だけ。 チャオ (ciao) - イタリア語ではくだけた関係での挨拶で、出会いと別れの両方に使用し、日本語でも砕けた挨拶に使用する。ヴェネツィア語の奴隷が起源。 トトカルチョ (totocalcio) - イタリア語の「サッカーくじ」が転じて闇賭け試合 パパラッチ (paparazzi) - イタリア語ではパパラッツィ。単数形はパパラッツォ (paparazzo) ビエンナーレ (biennale) - 二年毎に行われる展覧会 トリエンナーレ (triennale) - 三年毎に行われる展覧会 ファッショ (fascio) - ファシズムの人 ブラヴォー (bravo) - イタリア語での発音はブラーヴォで、イタリア語では声をかける対象の性数により語尾変化する。日本語へは、フランス語を介して輸入されたとみなされている。 プリマ・ドンナ (prima donna) - 演劇などで主役の女性。イタリア語では大統領夫人などにも使用される。 マフィア (mafia) マニフェスト (manifesto) - 英語を通じて モットー (motto) - イタリア語での発音はモット。 モンテネグロ (Montenegro) - 国名。ヴェネツィア語から。
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