イギリス軍の配置とは? わかりやすく解説

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イギリス軍の配置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 04:44 UTC 版)

ストーニーポイントの戦い」の記事における「イギリス軍の配置」の解説

1779年5月下旬クリントンはこの戦略端緒として約8,000名の軍隊率いてハドソン川を遡った。6月1日までに西岸ストーニーポイント東岸のバープランクポイントを占領し、その防御強化工事開始した。この動きによって、ウェストポイントより南約10マイル (16 km)、ニューヨーク市から北に35マイル (56 km)、ハドソン川細くなり主要な渡河地点であったキング渡し事実上閉鎖された。 クリントンはミドルブルックに行軍できるように援軍を待つ間、6月初旬コネチカット海岸都市に対して襲撃を行うためにウィリアム・トライオンに2,000名以上の部隊付けて派遣したクリントン回想録ではこれでワシントン郡をさらに東に引き出目的があったとされている。ワシントンコネチカット救援のためには大した軍勢派遣しなかった。クリントンはその作戦のためにストーニーポイントとバープランクポイントの守備勢力減らしたストーニーポイントにはヘンリー・ジョンソン中佐指揮する17歩連隊部隊駐屯していた。この連隊には第71歩兵連隊の2個大隊1つ所属する擲弾兵1個中隊、ロイヤル・アメリカン連隊の1個中隊相当の分遣隊、およびロイヤル砲兵連隊分遣隊付いた野砲15門あり、その中には鉄製5門および真鍮製2門のカノン砲、4門の迫撃砲、4門の小型榴弾砲含まれていた。イギリス海軍砲艦1隻が川からの接近に対して守るように配置され武装スループバルチャーも川に停泊していた。 ワシントン近くのバックバーグ山頂上から望遠鏡でこの砦構築様子観察した歴史家達は、ワシントンがさらに地元商人から集めた情報によって守備隊勢力使われている合言葉種類、特にバックバーグ山から見えない南側哨所配置について作戦作り上げていたと考えている。ワシントンこの期間に攻撃作戦作り上げペンシルベニア戦隊指揮官であるアンソニー・ウェイン准将をその作戦指揮官に選んだストーニーポイントイギリス軍陣地防御施されたものだったが、18世紀ヨーロッパ感覚真の砦と呼べるものまでは意図されていなかった。石材使われず、壁も構築されなかった。防御土盛り凸角堡(砲台)と逆茂木倒木先端尖らせ盛り土の上立てた)で構成されていた。この陣地には西側からのみ接近できる岩の多い高台にあり、前面は川で、両側面は広大な湿地守られていた。

※この「イギリス軍の配置」の解説は、「ストーニーポイントの戦い」の解説の一部です。
「イギリス軍の配置」を含む「ストーニーポイントの戦い」の記事については、「ストーニーポイントの戦い」の概要を参照ください。

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