イギリス軍の防御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/31 13:02 UTC 版)
「グレナダ占領 (1779年)」の記事における「イギリス軍の防御」の解説
グレナダは当時最大級に裕福なイギリス領であり、そこのプランテーションでは大量の砂糖を生産していた。イギリスの総督マカートニー卿はフランスから攻撃される可能性を警告されていた。バイロン提督やセントキッツのイギリス軍指揮官には繰り返し支援を要請していたが、セントビンセント島がフランスの主要な目標であり、グレナダが攻撃された場合はバイロン提督が救援に向かうと言われていた。しかし、セントビンセント島は6月18日にフランス軍に占領された。 マカートニー卿はその支配下に第48歩兵連隊から引き抜いた101名の兵士と24名の砲兵を保持していた。また400名以上の民兵と志願兵がいたが、その3分の1はフランス人の血筋だったので、これらの戦力を頼りにはできないと思っていた。島の首都のセントジョージズを見下ろす高台であるホスピタル・ヒルに、強力な砦の建設を命じた。この岡の急峻な側面は石壁に守られ、頂上には一連の塹壕を取り囲む防柵があった。
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