アルフレッドパーティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 14:52 UTC 版)
「熱血! 大冒険大陸」の記事における「アルフレッドパーティー」の解説
作画は竜之介。「英雄アルファ・ベックの息子、勇者アルフレッド」を看板に掲げ、自称・「勇者アルフレッドと美しき仲間たち」と名乗る。実力はトップクラスだが性格に問題のあり過ぎるメンバーから世間では「勇者アルフレッドと恐怖の仲間たち」と呼ばれている。 アルフレッド・A・ベック(あるふれっど・あるふぁ・べっく) 最強の邪神・ソーディスザンバーと相打ち、行方知れずとなった勇者アルファ・ベックの忘れ形見。しかしその実態は、実力いまいちな優男。「アルファ・ベックの息子、勇者アルフレッド」という看板として、主にアリスに利用される立場であり、彼がするのは他のメンバーが周囲に迷惑をかけたときの尻拭い役だった。アクの強い周囲のメンバーに押されがちだが、決して気が弱いわけではなく、どちらかというと正義感の強い熱血漢である。だが、実力が伴わないため、空回りすることが多かった。 この世界において“勇者”とは、ただの称号ではなく、正邪を問わず神というケタ違いの防御障壁をもつ相手に対しても通る攻撃能力を持つものを指す。アルフレッドもその能力を秘めており、本人もその事実を知ってから、対コバルスト戦のために鍛錬を積み、勇者必殺剣を放てるまでに成長した。 また、父の形見としてつけていた鎧は、実は装飾用のレプリカであり、重たいだけで実用性はなかった。しかし、これによって華奢な外見に反してかなりの体力がついていた。大冒険帝国でコバルストン製の鎧を手に入れてからは、鍛錬の効果もあって戦闘で遅れを取ることもほとんどなくなった。作中で最も成長したキャラである。 普段はアルフの通称で呼ばれる。 アリス・A・トーマス(ありす・あん・とーます) 神に仕える僧侶でありながら、金が世界のすべてだと言い切る強欲シスター。しかしそれ故に金勘定に長け、また意志が強く判断も素早いため、お坊ちゃま感のあるアルフレッドに代わりパーティーの実質的なリーダーとなっている。実家は拳法道場で徒手空拳での格闘技術に長ける。自ら前衛で戦うタイプの僧侶であるが、回復・防御系の魔法にも長けている。行動原理は基本的に金銭であり、時には犯罪まがいのこともしでかす。逆にそれを弱点として相手に良いように動かされてしまうこともある。一方で責任感が強く、悪役に徹しきれない一面もある。 貧乳が悩みで、デスフォートいわく「ティムと大して変わらない」。その為普段は鎧でカムフラージュ(あげ底)している。 バーバラ・B・ローズ(ばーばら・べる・ろーず) 女剣士。好戦的で、血を見ることと相手が痛がることが好きなサディスト。そのためにわざと(一撃で止めがさせない)錆びた剣を使ったりもする。また戦闘になると見境がなくなる「パーティーアタックの女帝」。 だが、不定期刊の4コマ時代に作られたこの設定は、月刊連載が始まると、ストーリーの必然性から生かされなくなり、戦闘時以外は寡黙で少し天然ボケの入った、凄腕の女剣士という立場に収まってしまった。また、強敵が相手のときは、自分の嗜好を抑えて冷静な判断ができるようになる。 ゾンビなどのアンデッドに対しトラウマを抱いており、見ると少女のように泣きじゃくって、戦意喪失してしまう。サディスティックな性格はその裏返しである。 剣の腕自体は確かで、超人的な体力を持つギルとも伯仲する程。ギルには好敵手と見られている。 クララ・C・サドル(くらら・きゃろる・さどる) ハーフエルフの女魔道士。しかし、美女に目がない同性愛者である。攻撃魔道士としての実力は、コントロールに若干難があるとされるものの、ティムと比べると遥かに多岐な術を覚えており、その威力も強力である。しかし、美女(特に憧れの人であるラルシオン)が絡むと冷静な判断ができなくなり、敵味方問わず巻き込んで空間圧殺魔法「スペーススマッシャー」を放つ。 彼女が同性愛に走ったのは幼少期の経験によるもの。彼女はラルシオンと同郷であるが、ハーフエルフであるため周囲から迫害の対象だった。そんな中、自分に優しく接してくれる年上のラルシオンに惹かれたのがきっかけである。
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