アルビノーニとは? わかりやすく解説

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アルビノーニ【Tomaso Albinoni】


アルビノーニ【アルビノーニ】(草花類)

※登録写真はありません 登録番号 第5445号
登録年月日 1997年 3月 7日
農林水産植物の種類 ガーベラ
登録品種の名称及びその読み アルビノーニ
 よみ:アルビノーニ
品種登録の有効期限 15 年
育成者権の消滅 1997年 4月 7日
品種登録者の名称 ヨセフ シューブ
品種登録者の住所 イスラエル国 ガネイ エイエム 45905
登録品種の育成をした者の氏名 ヨセフシューブ
登録品種の植物体の特性の概要
 この品種は,「デルフィ」に育成者所有系統交配し育成されたもので,花色黄白花盤の色が緑で花形が二~三重の中輪花である。 葉長はやや短,幅はやや狭,切込み程度は中,先の角度鋭角葉縁の形は鋭鋸歯葉色は緑,面の光沢有無は有,毛じの密度は中,葉柄長はかなり短,アントシアニン着色有無及び程度は強である。花形は二~三重,花容はⅠ型,花径は 90~109mm,舌状花弁の表面の色は黄白JHSカラーチャート 2701),色の分布均一覆輪有無及び縞の有無は無,裏面の色は黄白(同 2701),花盤の色は緑,舌状花弁の形はⅡ型断面の形は平,先端角度は中,弁先の形は丸,切れ込み数は0,長さ40~49mm,幅は10~14mm,花盤直径は10~19mm舌状花数は4069総苞の高さは中,直径はやや小,内部総苞葉の形は垂直,アントシアニン着色有無は有,花柱上部の色及び柱頭の色は白,冠毛の色は黄である。花柄長さはやや長,断面の形は楕円太さはやや太,強さは中,毛じの密度はやや密,色は緑,基部アントシアニン着色有無程度は弱,頂部アントシアニン着色有無は無,頂部総苞片有無は無である。 「デルフィ」と比較して葉柄アントシアニン着色有無及び程度が強いこと,舌状花弁の長さ長いこと,総苞直径小さいこと等で,「ウィッツサン」と比較して葉柄アントシアニン着色有無及び程度が強いこと,舌状花裏面の色が黄白であること,弁先の切れ込みが無いこと,総苞直径小さいこと等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
 この品種は,出願者の農場イスラエル国)において,「デルフィ」に育成者所有系統1986年交配しその実生から選抜し育成されたものであり,1989年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



アルビノーニ

名前 Albinoni

トマゾ・アルビノーニ

(アルビノーニ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/06 02:14 UTC 版)

トマゾ・アルビノーニ
イタリア語: Tomaso Albinoni
基本情報
出生名 Tomaso Giovanni Albinoni
生誕 1671年6月8日
ヴェネツィア共和国ヴェネツィア
死没 (1751-01-17) 1751年1月17日(79歳没)
ヴェネツィア共和国ヴェネツィア
ジャンル バロック音楽
職業 作曲家
活動期間 1694年 - 1741年

トマゾ・ジョヴァンニ・アルビノーニイタリア語: Tomaso Giovanni Albinoni, 1671年6月8日 ヴェネツィア - 1751年1月17日 ヴェネツィア)は、イタリア(当時はヴェネツィア共和国)のバロック音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。

生前はオペラ作曲家として著名であったが、今日はもっぱら器楽曲、特にオーボエ協奏曲の作曲家として知られており、そのうちいくつかは頻繁に録音されている。なおレモ・ジャゾットが『アルビノーニのアダージョ』として1958年に出版した曲は、ジャゾット創作の偽作であり、アルビノーニの楽曲との関連はない[1]

生涯

作曲家としての生前の地位のわりには、生涯についてはほとんど分かっていない。裕福なヴェネツィア貴族の家系に生まれ、父アントーニオ・アルビノーニ(1634年 - 1709年)はヴェネツィア市内に多くの店を構える、トランプ製造業も営む紙商人でもあった。ジョヴァンニ・レグレンツィに師事し音楽教育を受けたと推測されている。

以後は家業に従事しつつ、1694年に作品1を、コレッリのパトロンとして有名なピエトロ・オットボーニ枢機卿(大叔父はローマ教皇アレクサンデル8世)に献呈する。1700年マントヴァ公の宮廷ヴァイオリニストとして雇われ、作品2の器楽曲集をマントヴァ公に献呈。1701年には、非常に人気を呼んだ『12の3声のバレッタ』作品3を作曲し、トスカーナ大公コジモ3世の長男フェルディナンド・デ・メディチに「フェルディナンド3世」の敬称でこれを献呈した。

1705年、ヴェネツィアで聖マルコ大寺院の楽長アントニーノ・ビッフィ(Antonino Biffi)を立会人に、オペラ歌手のマルガリーテ(Margherita)と結婚。マルガリーテはアルビノーニと6人の子をもうけながら1720年まで歌手として活躍したが、1721年に死去している。1709年の父の死後は家業を弟たちに任せ、自身は音楽活動に専念した。ヴェネツィアではビッフィ以外の音楽家との交流は確認できないが、多くのイタリア都市においてオペラ作曲家として名を上げ、たとえばヴェネツィアジェノヴァボローニャマントヴァウーディネピアチェンツァナポリなどでは有名だった。この頃になると器楽曲をふんだんに作曲し、1705年以前に、ほとんどのトリオ・ソナタやヴァイオリン協奏曲を作曲し、その後は1715年に、アムステルダムエティエンヌ・ロジェから初のオーボエ協奏曲を含む『5声の協奏曲 作品7』を出版、1721年に『6つのソナタと6つの三声の舞曲 作品8』を出版した。1721年に家業が傾いてのち、声楽の学校を開設して多くの生徒を指導したと19世紀の歴史家の記録にあるが、学校の開設時期や具体的な活動内容は不明である。

多くの同時代の作曲家とは異なり、アルビノーニには教会や貴族の宮廷に地位を得ようとした形跡が見当たらず、独自の財源によって、独力で作曲する自由を得ていた。その後は1722年バイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエルに招かれ、オペラを指揮した。アルビノーニのもっとも有名な曲集『5声の協奏曲集 作品9』は、同年にアムステルダムのミシェル=シャルル・ル・セーヌから出版され、選帝侯に献呈されている。1740年にヴェネツィアでアルビノーニの最後のオペラ《アルタメーネ/Artamene》が公演され、それ以後のアルビノーニ足取りはつかめていない。

1742年フランスで、アルビノーニのヴァイオリン・ソナタ集が「遺作」として出版されたことから、研究者から、アルビノーニはその頃には亡くなっていたと推測されてきた。しかしアルビノーニは、ヴェネツィアで人知れず生き延びていた。生地のサンタ・バルバラ小教区の記録によると、アルビノーニは1751年風邪糖尿病により、「79歳」で(おそらく書き損じ)亡くなったとある[2]

作品と影響力

アルビノーニは50曲ほどのオペラを作曲し、そのうち20曲が1723年から1740年にかけて上演されたが、こんにちでは器楽曲、とりわけオーボエ協奏曲が最も有名である。

アルビノーニの器楽曲は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが非常に関心を持っていた。バッハは、アルビノーニの主題によるフーガを少なくとも2曲遺しており、しかも、しばしば学生の和声法の実習において、アルビノーニのバス課題をよく利用した。

作品



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オペラ

オペラは約52作ほど作曲しており、大半が紛失しているが、1曲ないし5曲ほどのアリアが現存する。

  • グリセルダ(Griselda, 1703年)
  • 最も忠実な臣下(Il più fedel tra i vassalli, 1705年)
  • エンジェルベルダ(Engelberta, 1709年)
  • 寛大な競技(Le gare generose, 1712年)
  • エウメーネ(Eumene, 1717年)
  • ラオディス(Laodice, 1724年)
  • アルデリンダ(Ardelinda, 1732年)

協奏曲、器楽作品

  • ヴァイオリンソナタ集 作品6(1711年頃出版)
  • 5声の協奏曲 作品7(1715年出版、オーボエ協奏曲集、他)
  • 3声のバレットとソナタ 作品8(1722年出版) 
  • 5声の協奏曲 作品9(1722年出版)
  • 5声の協奏曲 作品10(1735年 - 1736年出版)

(オルガンと弦楽のためのアダージョ ト短調はレモ・ジャゾットによる偽作)

宗教曲

  • 3声のミサ曲(Messa a tre voci, 作曲年代不詳)

他の作品には48曲のカンタータや器楽曲、オラトリオなどがある。

出版作品

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 偽作?傑作!誰の策?~「アルビノーニのアダージョ」~”. ららら♪クラシック. NHK (2016年10月1日). 2022年10月6日閲覧。
  2. ^ トマゾ・アルビノーニ”. ヤマハ株式会社. 2018年8月19日閲覧。

参考文献

外部リンク




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