アニメ版『Boogiepop Phantom』の登場人物
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「ブギーポップシリーズの登場人物」の記事における「アニメ版『Boogiepop Phantom』の登場人物」の解説
ブギーポップ・ファントム 声 - 浅野まゆみ 百合原美奈子と同じ顔でブギーポップと同じ服装を身に着けている謎の人物。進化した人々を捕らえ、彼らが本来いるべき時代に目覚めるよう仮死状態にして保護していた。その正体はエコーズが光になった際に電磁的に干渉縞として定着した「マンティコアのトラウマ」。マンティコア・ファントムとは電磁場の量子振動を共有しており、片方が消えるともう一方も消滅する事になる。 マンティコア・ファントム 声 - 福山潤 早乙女正美と同じ姿をした謎の人物。その正体はエコーズが光になった際に電磁的に干渉縞として定着した「マンティコアの記憶」。ブギーポップ・ファントムとは電磁場の量子振動を共有しており、片方が消えるともう一方も消滅する事になるはずだったが、同じく電磁場の量子振動で存在していた岸田一朗(黒田慎平)の身体を乗っ取り逃亡し、その後再び事件を引き起こす事になる。 如月 真名花(きさらぎ まなか) 声 - 小林沙苗、中村有岐(小学生姿) 過去を呼び起こす「光の蝶」と戯れている謎の少女。実年齢は5歳だが、外見は15,6歳。彼女の純粋な思いが“世界の危機”を呼び起こすこととなる。 その正体は、統和機構の薬を投与された妊婦・如月真弓から生まれた少女。 プームプーム 声 - 栩原楽人 ハーメルンの笛吹き男の格好をした謎の少年。現実を嫌悪する若者から過去の姿をした幻影を取り出し(抜き取られた相手は抜け殻のような状態になる)「王国」を作ろうとする。 真名花によって実体化された及川鎮の過去の幻影が、小島茜の生み出したキャラクターの姿を借りたもの。中条深月の「プームプーム」とは違う個体である。 森田巡査 / スネークアイ 声 - 江川央生 交番勤務の警官だが、その正体はMPLSを始末するために派遣された統和機構の合成人間。及川兄妹を襲撃し返り討ちにあう。 目を見た相手の記憶を消す能力を持つほか、攻撃時には蛇のような軟体の体になる。 殿村 望都(とのむら もと) 声 - 能登麻美子 潔癖症な少女。早乙女正美の中学時代の同級生で彼に思いを寄せていた。マンティコア・ファントムと出会う。 鈴木 康子 声 - 渡邉由紀 望都の親友。『ブギーポップは笑わない』作中にて語られた早乙女正美の昔の彼女。 城之内 久志(じょうのうち ひさし) 声 - 程島鎮磨、滝本哲人(小学生) 来生真希子に与えられた進化薬の影響で、人の心に巣食う「虫」がみえるようになった。人助けのつもりでその虫を捕食するうちに中毒になる。 有藤 美鈴 声 - 那須めぐみ 通称「パヌルー」。亡き親友、恵の「世界のすべてを肯定し受け入れる」という生き方「世界愛」を実践しているが、実際は親友を失った絶望をごまかすための欺瞞でしかなかった。 マンティコア・ファントムに媒介として利用される。中途半端な能力だったため、ブギーポップ・ファントムに保護される事もなく、スネーク・アイに殺される。 遠山 恵 声 - 日笠山亜美 美鈴の親友(故人)。フィア・グールに殺された犠牲者の一人。 「世界愛」という生き方の発想者であり、「パヌルー」も本来は彼女のあだ名だったが、脚本家の水上清資は彼女自身も原型であるアルベール・カミュの作品を正しく理解しているとは限らないとしている。 なお、彼女の両親は『パンドラ』に登場した神元功志の両親の新興宗教にのめりこんでいたという裏設定がある。 菅沼 洋次 声 - 野島裕史、太田朋洋(小学生) 美少女ゲーム好きなオタク。マンティコアの薬物の影響で、バイト先の後輩とゲームのキャラを混同するなど現実と妄想の区別がつかなくなり、壊れてゆく。 若狭 静枝 声 - 小谷伸子 フィア・グールによって引き起こされた殺人事件の被害者。『夜明けのブギーポップ』でも名前が出ている。 若狭 幸子 声 - 宮寺智子 静枝の母。行き違いがあった中で娘を亡くし、心をいためていたが、「光の蝶」により彼女の思いを知る。 及川 鎮 声 - 吉野裕行 「分解」という行為に執着する少年。エコーズの影響で自分に念じた対象を分解する能力があると思うようになる。 及川 小夜子 声 - 小林けい 鎮の妹。エコーズの影響でMPLSとなる。 吉沢 早紀 声 - 折笠富美子 音大志望だったがピアノ講師に能力不足と否定され絶望していたところを、プームプームによって幼少時の自分を引き出される。本人はその後幼児退行の末自殺。 田畑 良樹 声 - 一石芳史 エコーズの影響で読心能力を得るが、その結果同級生たちが友達面で自分を利用していると知り、自分に友達がいないことを知る。プームプームによって幼少時の自分を引き出され、電話を通じてその輪を広めようとする。 小島 茜 声 - 安田美和 藤花の友人。進路を考える時期で童話作家という昔からの夢をあきらめようとしていた矢先に真名花とプームプームと出会う。 その後凪によって救い出され、藤花の励ましを受け童話を書き続けることを選んだ。 山本巡査 声 - 小林壮太郎 森田の同僚。彼の「統和機構の存在を教え、その後能力で記憶を消す」という退屈しのぎの対象となる。 如月 真弓 声 - 大坂史子 真名花の母。来生とは顔見知り。妊娠中に来生に統和機構の薬を与えられたため、娘はMPLSとなり、自身も記憶に障害を負う。
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