アニメ版『DEVILMAN crybaby』
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「飛鳥了」の記事における「アニメ版『DEVILMAN crybaby』」の解説
本人曰く嫌われ者。 物語冒頭で描写された不動明に出会う前の幼少期に当たる彼の瞳には生気が宿っておらず、陰鬱な表情であったが、不動明に「大丈夫?」と声を掛けられ、手を差し伸べられてから瞳が光を取り戻した。その際彼に「大丈夫。怖くない。怖くない」と宥められており、非常に周囲に対して恐怖を抱いていた様子。 持ち前の頭脳でかなり裕福な暮らしを営んでおり、不動明にバイクや携帯、高級な食糧などを買い与えている。だが同時に了はその携帯から明が自分以外の人間と喋った言葉を録音、盗聴しており、また、明の母の携帯から無断で明の写真をダウンロードしている。 この作品の彼は不動明への愛を自覚していない。しかしながら、明に食物を食べさせて貰った際に自分(了)の瞳を小刻みに震わせていたり、幼少期から雨で濡れた明に静かに傘を差すなどの、不動明への確かな愛情表現を行っている(傘を差すとは愛情表現の一つであり、一般に傘を差し出している方が差されている方へ深い愛情を向けている)。 実写版と同じく、明に何かしらの被害を与えた輩には幼いころから報復を行っていたらしい。また実写版同様に、明以外への異常な暴力性と、時折見せる礼儀正しさを併せ持つ。 明の靴を盗んだ三人(実写版も暴行して報復されたのは三人)に具体的に何をしたのかは描写されていないが、明の靴を盗んだ三人が先ず映り、次に彼らを睨み付ける了、最後に了が取り返した明の靴と共に例の三人の靴も明の元へ持って来ている描写がある。 因みにこの作品でも牧村美樹を殺害しようとしている。 なお、明への自らの深い愛は自覚はしていないものの、「お前が必要なんだ」「お前しか俺が信用出来る者がいない」「お前が信じられるのは俺だけだ」など、ただ愛を自覚していないだけで、かなり感情表現には素直である。 自分の不動明へ抱く愛に無自覚のうちは、人が他者へ抱く感情を理解出来ずにいた。
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アニメ版『DEVILMAN crybaby』(サタン)
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「飛鳥了」の記事における「アニメ版『DEVILMAN crybaby』(サタン)」の解説
監督湯川政明曰く、漫画版と違い愛を求めて神と戦ったが、敗れてしまったという設定。 冒頭の「私は嫌われ者」は天使時代の彼(彼女)自身のことを指しているとも、人間として生きていた期間のこととも捉えられる。 神との愛の戦争に敗れた後、「愛はない。愛などない。ゆえに悲しみもない」と思い始める。 その後飛鳥了として復活した際に不動明と会う。 作品冒頭で光が宿っていなかったサタン(了)の瞳は明との接触により、光を宿すこととなった描写がある。 漫画版と同じく、サタンは不動明を新世界で生き残れるように、最強の器であるアモンを犠牲にすることで、明をデビルマンにする。 明との最終決戦後、幼いころの明が言っていることを思いだし「愛はない、ゆえに悲しみもない、そう思っていた」「俺ばっかりに喋らせるな」と明に話しかけた。 かつての自身の思いを過去のものにしていることから、この時点でサタンは愛を知ったと思われる。 しかし、明は漫画版同様、下半身を失い既に屍となっていた。 サタンは何かを感じるが、自身が悲しんでいるとは理解できず、その意味を問いながら、「嫌だよ」「独りにするな」「話を聞いてくれ」と、物言わぬ明に悲しみを溢れさせ、彼の遺体を抱きながら涙を流した。
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