のろ鉄工 その他社員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 23:28 UTC 版)
「とろける鉄工所」の記事における「のろ鉄工 その他社員」の解説
社長 60歳。「(株)のろ鉄工」の創業者で社長。非常に鋭い目つきと、一言一言噛んで含めるような話し方が特徴。のろ鉄工を25歳で創業し、当初は積極的に現場での陣頭指揮を行い自らも溶接を行っていたが、現在は現場を小島に任せ全国各地を飛び回って精力的に営業を行っている。今では溶接をすることはほぼ無いが、腕前は今でも確かである。典型的なワンマン社長で、無茶な納期の仕事を無計画に取ってくるが、それは現場の人間の給料と技能の向上のためと自らに言い聞かせている。その為、のろ鉄工には残業や休日出勤など超過勤務は日常茶飯事となっている。そのほか、役所から目を付けられるのを避けるため労災隠しとして労災を使わないように従業員に暗に要求するなど、劣悪な労働環境を作る元凶となっている。 その一方で、毎年社員旅行を企画したり、営業帰りに従業員への土産を購入したり、母親が亡くなったばかりの小島さんに忌引休暇を与えるなど、彼なりに従業員に気を配る面もある。特に社員旅行は社長が生きがいにしているほど力を入れており、不渡りをくらって社員旅行を中止したときにはかなり残念がっていた。なお、この時中止になった社員旅行の代替として忘年会が行われている。 木下さん(きのしたさん) 75歳。通称ご隠居。のろ鉄工の創業時からの従業員で、長老。会社に籍は置いているようだが、毎日出勤してくることはない。あとの時間は、若い頃からの念願だった妻との旅行にあてている。工場に出た際には若手工員達に色々アドバイスを送ったり、工場の昔話を語ったりしている。機械の事故に遭い、親指以外の右手の指をのろ鉄工の創業の頃には既に失っている。 社長の奥さん 58歳。のろ鉄工の常務取締役にして、唯一の女性社員。見るからに不美人として描かれているが、若い頃は美人で、のろ鉄工創業当時の23歳の頃の写真を見ても北さんと吉川は全く気付かず、ご隠居に教えられて酷く驚いていた。よく煎餅をかじっている。寡黙で台詞は無い。今井さんのパン屋開業後、社員に残業用のパンを購入し定時17時に配る「パン任務」もこなしている。 池谷涼子(いけがやりょうこ) 通称涼ちゃん。「(株)のろ鉄工」社長の娘。不渡りをくらった「のろ鉄」を救うため、夫とともに東京より帰省している。中学生の娘がいる。父譲りの容姿に、母の寡黙さを引き継いでいる。 池谷さん(いけがやさん) 涼ちゃんの夫。涼ちゃん同様、「のろ鉄」の助っ人。営業担当。鉄工所初心者ながら、日常茶飯事となっている無計画な仕事取りが不渡りの一因となっていることを、社長に指摘するなど、結構肝が据わっている。20年後の「のろ鉄」社長候補。
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