のろ鉄工 今井班
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 23:28 UTC 版)
今井 隆三(いまい りゅうぞう) 42歳。通称今井さん。のろ鉄工の従業員で、今井班の班長。今井班のメンバーは今井さんを含め3人で、全員40代で独身。頭髪は剃っておりスキンヘッドで、バンダナ代わりにタオルを頭に巻いて仕事をしている。元ヤクザで、3年間の服役期間に溶接技術を学んだ。背中に不動明王の彫り物があり、目付きの鋭い強面だが、ヤクザの頃から顔に似合わず優しい性格で、人当たりは良い。溶接の火花が背中に引火しても、慌てずに地面で消火するほど冷静。のろ鉄工のメンバーの中では最も背が高い。正月休み中に同僚らに知らせず小島さんと出張作業に出向くなど、小島さんと同様に部下や若手への気遣いも欠かさない。コワモテに似合わずパン作りが趣味で、酵母種から自作する本格派。2010年11号で、パン屋を開業するためにのろ鉄工を退職。現在は今井さんの彼女と共にパン屋を経営している。彼女からは隆三さんと呼ばれている。のろ鉄工社長の甥である。 高原さん(たかはらさん) 44歳。今井班40代独身トリオの一人。職歴22年、のろ鉄工勤務10年目の溶接工。七三分けの髪型にメガネをかけたマジメそうな風貌。30代の頃までは北海道で溶接工をしており、寒い北国ならではの苦労話を色々持っている。貢いだ水商売の女がいたが、子持でヒモ付きだと知らされた後に酷く振られた事をきっかけに、北海道を離れたといういきさつがある。そのため女性関係にはトラウマが強く残っており、特定の言葉をきっかけにそのトラウマが発動してしまう。 西田さん(にしださん) 47歳。職歴22年の溶接工で、のろ鉄工には8年間勤務。今井班40代独身トリオの一人。丸っこい笑い顔が特徴。頭髪がかなり寂しい状態になっているが、本人はそれを「マジメにヘルメットをかぶり続けたため」と思っている。現在も安全のために作業時はきちんとヘルメットやゴーグル、安全具を着用している。自分しか使わない防具は、経済的に困っていないことから個人で買って使っている。しかし骨折や腰痛などの頻度は社員で最も多く、社一番のヘビースモーカーでもある。無趣味で、長時間労働のためにお金を使う機会がなく、2000万円もの貯蓄があるらしい。不渡りからボーナスが払えなかった状況で社長にボーナス分を貸そうと持ちかけたこともあった。社長は断ったものの一応ボーナスは支給されたようである。 石井さん(いしいさん) のろ鉄工に中途入社した中年溶接工。いがぐり頭と四角い顔が特徴。かつて小さな鉄工所を夫婦で経営していたが倒産してしまい、のろ鉄工に再就職したという経緯がある。豊富な経験に裏打ちされた深い知識が持ち味で、ご隠居に続く新たな生き字引としてのろ鉄工になじんでゆく。
※この「のろ鉄工 今井班」の解説は、「とろける鉄工所」の解説の一部です。
「のろ鉄工 今井班」を含む「とろける鉄工所」の記事については、「とろける鉄工所」の概要を参照ください。
- のろ鉄工 今井班のページへのリンク