斜め
ズレや傾きがあるさまを指す表現。基準とする線や面に対して、あるいは正面・前後左右・東西南北・水平・垂直といった方向に対して、ぴたりと一致していない状況。転じて、真っ直ぐでない、普通でない(通常とは異なる)、といった状況を指す語としても用いられる。
古語には「斜めなり」と書いて「なのめなり」と読む形容動詞がある。「枕草子」や「源氏物語」などに「なのめ(なり)」の語の使用例が見出せる。ただし、その語義は「いいかげんである」および「ありふれている」といった意味合いであり、傾斜や傾きといった意味は特にない。
漢語・漢字としての「斜」の字には元々「斜めである」「傾いている」という意味がある。
古典的な大和言葉としての「斜め」(なのめ)が、漢語の「斜」の字義を中心とする字とした扱われるようになり、読み方も「なのめ」から「ななめ」に転訛して、今日の「斜め」(ななめ)という語彙となった、と解釈できる。
「斜」の字は「はす」とも読む。意味は「ななめ」と変わらない。「斜」を「はす」と読む用法は、「斜向かい」(はすむかい)、「斜交い」(はすかい)、「斜に構える」(はすにかまえる)といった慣用的な言い回しに多く見られる。ちなみに「斜に構える」は「しゃにかまえる」とも読んでも正しい。
「斜め(である)」と似た意味合いの表現としては「傾いている」が挙げられる。「傾」の字は「傾く」「傾げる」という動作を指す。たとえば「右に傾く」というような表現は「斜めになる」と言い換えられる。
ななめ【斜め】
ななめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 06:00 UTC 版)
玉やけんなどを反対の手で持って体側に引き寄せ、地面に対し角度がついた状態。
※この「ななめ」の解説は、「けん玉」の解説の一部です。
「ななめ」を含む「けん玉」の記事については、「けん玉」の概要を参照ください。
ななめ
斜
斜 |
迆
迤
陁
「ななめ」の例文・使い方・用例・文例
- 窓は壊されてよろいどははずれてななめに下がっていました。
- えらくご機嫌ななめね、けんか腰にならないで。
- ななめにおかれた
- 太平洋の天気体系は、海の連続的ななめらかさで測定される
- 刀などで一方の肩から他方の腋の下へななめにきりおとすこと
- 一方の肩口から他方の腋の下にななめに切り下ろすこと
- ななめであること
- 舵をななめに入れて抵抗を少なくする舵の装着方法
- 魚子織りという,織り目が細かくてななめにならんでいる絹織物
- 織り目が細かくてななめにならんでいる絹織り物
- ななめの状態
- これが本物の魚のようななめらかな泳ぎの動作を作り出す。
- ガーナ南部の伝統的なスタイルで,肩からななめに着ています。
- ななめのページへのリンク