所存です
「所存です」とは、考えています・思っていますという意味の表現である。
「所存です」とは・「所存です」の意味
「所存です」とは、考えや意見を意味する「所存」と丁寧語の「です」が合わさった形である。「~という考えを持っています」という意味で使われることが多い。「所存です」は、自分の意思を相手方に伝えるためのビジネス用語として広く通用する一方、家族や友人など近しい人との間で使われることはほぼない。採用面接に際して企業側に提出する履歴書には、自身の能力や経験、資格について簡潔に記載した上で入社後に挑戦したいことや取り組みたい仕事について述べ、文末で「所存です」と締めくくるのが一般的である。ビジネスシーン以外では、大学の講義や会社の研修でのレポート課題において、「所存である」とである調の形で表記されることもある。「所存です」の読み方
「所存です」の読み方は、「しょぞんです」である。「所存です」の熟語・言い回し
所存でございますとは
「所存でございます」とは、~という考えでございますという意味である。ビジネスメールでの「所存でございます」の言い回しは、顧客からの商品に関するクレームの対処や、サービスの改善を求められた際の返答に用いる。
努める所存ですとは
「努める所存です」とは、努めようと考えていますという意味である。相手から期待や問題点の指摘があった場合によく使われる。
努力していく所存ですとは
「努力していく所存です」とは、努力していこうと考えていますという意味である。履歴書の職歴や自己アピールの欄の末尾に相手方に意欲があることを示すために記載されることが多い。
「所存です」の使い方・例文
「所存です」の使い方「所存です」は、ビジネスシーンで「~と思っています」「~と考えています」「~との意見を持っています」など、自分の意思を相手に理解してもらいたい場合に使われる。採用試験の履歴書や、取引先や顧客に向けたビジネスメールの文末によく見られる表現である。かしこまった言葉であるため、同僚や後輩など目上の人以外に対して使われることはほとんどない。「ご所存をお伺いできますでしょうか」と形を変えることで、上司や先輩に考えや意見を求めたい時に用いることもできる。
「所存です」の例文
・私は前職での有意義な経験を活かし、貴社とのご縁がありました際は社内の皆様のご期待に応えるべく精進して参る「所存です」。
・この度はお客様に大変なご迷惑をおかけいたしましたが、今度は二度と同じ過ちを繰り返さぬよう従業員一同、より一層の注意を払っていく「所存です」。
・お問い合わせいただいた内容について今一度社内で議論させていただき、再発防止に向け、更なる体制強化を行って参る「所存です」。
・十分にご要望に応えられるかいささかの不安もありますが、お客様からの御指名を頂いた以上、全力を尽くす「所存です」。
・転勤先では決意も新たに、一所懸命、業務に取り組む「所存です」ので、皆様方からは今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を暘りますよう、重ねてお願い申し上げます。
・今後は同様の不手際が起こらぬよう、全社の研修体制を見直し、さらなるサービスの向上を目指す「所存です」。
・新入りなもので、お客様のご期待に添えますかどうか案じているところですが、誠心誠意努力いたす「所存です」。
・明日は所用を済ませた後、さっそくお客様のもとへ参上いたす「所存です」。
・過去の貴殿のご活動内容に深く共感し、このたび微力ながら寄付のご支援させていただく「所存です」。
・現場の責任者として、関係者様各位からご信頼いただくため、何事にも積極的に取り組んで参る「所存です」。
・職場環境の向上のため、一人ひとりのスタッフが着実に仕事をこなすのはもちろんのこと、日々コミュニケーションを取り合い良きチームワークを築いていく所存です。
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