【環太平洋合同演習】(かんたいへいようごうどうえんしゅう)
Rim of the Pacific Exercise(RIMPAC(リムパック))
アメリカ海軍主催で、日本やカナダ、ニュージーランドなど、アメリカと関係が深い国家の海軍によって二年に一度行われる合同軍事演習。
1971年に1回目が開催され、2012年までに23回開催されている。
参加国は水上艦や潜水艦・航空機などをハワイ周辺海域に派遣し、およそ1ヶ月間にわたり、海上・海中におけるさまざまな状況を想定した演習を行う。
当初は、環太平洋地域にある同盟国の海軍と演習を行っていたが、最近は環太平洋地域だけではなく欧州諸国の海軍と演習を行うこともある。
2012年のリムパックでは(開始当初は仮想敵だった)ロシア海軍が初参加を果たすなど、現在、参加国は多岐にわたっている。
日本(海上自衛隊)は、第7回(1980年)から毎回参加しており、参加各国の海軍にその高い錬度を証明している。
歴代参加国
- 1971年(1回目)
- 1972年(2回目)
- 1973年(3回目)
- 1975年(4回目)
- 1977年(5回目)
- 1979年(6回目)
- 1980年(7回目)
※日本が初参加 - 1982年(8回目)
- 1984年(9回目)
- 1986年(10回目)
※イギリスが初参加 - 1988年(11回目)
- 1990年(12回目)
※韓国が初参加 - 1992年(13回目)
- 1994年(14回目)
- 1996年(15回目)
※チリが初参加 - 1998年(16回目)
- 2000年(17回目)
- 2002年(18回目)
※ペルーが初参加 - 2004年(19回目)
- 2006年(20回目)
- 2008年(21回目)
※シンガポール及びアメリカ沿岸警備隊が初参加 - 2010年(22回目)
※コロンビア・インドネシア・マレーシア・タイ・フランス・オランダが初参加。
また、海上自衛隊は本演習への参加に併せ、派遣部隊をカナダ海軍創立百周年記念観艦式へ参加させた。
- 2012年(23回目)
※ロシア・メキシコが初参加。
他にもコロンビア、ペルー、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、トンガ、オランダ、ノルウェー、イギリスが演習に参加している。
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