『Nintendoスタジアム』からその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:43 UTC 版)
「ファミリーコンピュータMagazine」の記事における「『Nintendoスタジアム』からその後」の解説
『ポケットモンスター』(1996年)が一躍ブームとなった1997年から、テレビ東京の番組『64マリオスタジアム』(1996年 - 2000年)において番組内で行われていたポケモン通信対戦コーナー「ポケモンリーグ」の解説者を『ファミマガ』の編集者「トランセル種市」が担当することになった。『ファミマガ』休刊後も番組内での解説を続けていたのが功を奏し、徳間書店から『Nintendoスタジアム』(ニンテンドウスタジアム)という番組と連動した雑誌を1998年7月に刊行することになった。刊行の経緯から当初はポケモンの育成法、対戦の戦術、「ポケモンリーグ」の誌上リプレイなど、紙面のほとんどをポケモン関連の情報に当てていた。99年頃からは徐々に任天堂ゲーム機のソフト情報全般を扱うようになっていった。雑誌サイズはA5判と小さいものの縦書きで独特の目次ページなど、『ファミマガ』の後継誌といった雰囲気であった。 1999年末に徳間書店の経営悪化により別メーカーのハード専門誌として立ち上げられていた『PlayStation Magazine』や『ドリームキャストFAN』が廃刊となる中、最終的にインターメディア・カンパニーの『Nintendoスタジアム』の編集部スタッフが中心となり新規に編集プロダクション「アンビット」を立ち上げ独立し、2000年3月には発行元を毎日コミュニケーションズ(現・マイナビ)へと移した形で刊行が継続されることとなる。これによって、毎日コミュニケーションズから既に刊行されていた『The 64DREAM』(現『Nintendo DREAM』)とはライバル誌から兄弟誌になる。しばらくは共に刊行されていたが、『Nintendo DREAM』に統合される形で2002年6月21日発売の同年8月号にて事実上休刊となる。 また、『超絶大技林』も2000年1月発売の2000年冬版をもって徳間書店からの刊行を終了し、『広技苑』に改題した上で2000年3月発売の2000年春版から発行元が毎日コミュニケーションズとなる(その後、2008年夏版まで刊行)。なお、『広技苑』も『大技林』と同じく、実在する汎用国語事典のパロディタイトルである。 『Nintendo DREAM』は、2010年11月20日発売の2011年1月号より発売元を毎日コミュニケーションズから徳間書店へ変更。徳間書店としては約11年振りのゲーム雑誌再参入であると共に、ファミマガの系譜を組むゲーム雑誌の「里帰り」が実現することとなった。『超絶大技林』も2011年8月に再び徳間書店から刊行された。 2016年11月14日には、同月10日にファミコンの復刻版である「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売されるのを記念して、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine』のタイトルでムック形式の「TOWN MOOK」として発売された(ISBN 978-4-19-710478-9)。222ヶ月ぶりとなる1号限りの発行で、当時のスタッフが誌面制作に加わり、誌面構成も当時の物を再現しているほか、付録として同機種に収録されているゲームソフト30本の当時の『ファミマガ』の攻略記事やウルトラ技、攻略本『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』など1000ページ以上をスキャニングしPDFとして収録したDVD-ROMがつく。また、10月21日発売の『Nintendo DREAM』2016年12月号にも収録ソフトの当時の記事そのまま収録にした小冊子「ファミマガミニ」が付録としてつく。 2017年10月5日には、同日にスーパーファミコンの復刻盤である「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売されるのを記念して、同様に『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine ミニスーパーファミコン特集号』のタイトルでムック形式の「ATM MOOK」として発売された(ISBN 978-4-19-827017-9)。上記と同様に当時の誌面構成を再現している他、付録として同機種に収録されているゲームソフト20本(『スターフォックス2』除く)とスーパーファミコン本体についての当時の『ファミマガ』の攻略記事やウルトラ技を収録した「ミニ大技林」など2000ページ以上をスキャニングしPDFとして収録したDVD-ROMがつく。また、8月21日・9月21日発売の『Nintendo DREAM』2017年10月号・11月号にも、それぞれ収録ソフトの当時の記事そのまま収録にした小冊子「ファミリーコンピュータマガジン復刻版」が付録としてつく。
※この「『Nintendoスタジアム』からその後」の解説は、「ファミリーコンピュータMagazine」の解説の一部です。
「『Nintendoスタジアム』からその後」を含む「ファミリーコンピュータMagazine」の記事については、「ファミリーコンピュータMagazine」の概要を参照ください。
- 『Nintendoスタジアム』からその後のページへのリンク