『ANTI』 (2018 - 2019)
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「hyde」の記事における「『ANTI』 (2018 - 2019)」の解説
2018年3月には、同年6月からライヴツアー「HYDE LIVE 2018」を7都市(33公演)で開催することを発表。再びライブ活動を中心のとした<動>のアプローチで、本格的なソロ活動を再開した。同年6月27日には、ソロ名義では約12年ぶりとなる8thシングル「WHO'S GONNA SAVE US」をリリース。前述のツアーのサポートメンバーには、Pay money To my PainのPABLO(ギター)、MONORALのAli(ベース)、山縣亮(ドラムス)、堀向彦輝(キーボード)らが流動的に参加し、5人体制で開催した。また、同年より「音楽と髭達2018」、「氣志團万博2018」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」、「ポルノ超特急2018」、「Welcome to Rockville 2019」といった国内外の多くのライブイベントに出演している。 ソロ活動を再開して以降の活動方針は、海外展開を主眼としている。アメリカの大手マネジメント、10th Street EntertainmentとVAMPSの頃から引き続き契約しており、同社から推薦されたニコラス・ファーロングが前述のシングルのプロデューサーとして参加している。また、2018年以降の作品は、これまでのKi/oon Records内の主宰レーベルではなく、ユニバーサルミュージックからリリースされている。 同年3月には、中島美嘉と2005年発表の「GLAMOROUS SKY」以来13年ぶり2度目となるタッグを組み、「KISS OF DEATH (Produced by HYDE)」をプロデュースし、テレビアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に起用された。他にも、同年8月に前述のツアーの東京公演にサポートアクトとして参加していたアメリカのロックバンド、スターセットとのコラボ曲「Monster feat. HYDE」を配信発売。さらに、10月にはYOSHIKI(X JAPAN)とのコラボレーションシングル「Red Swan」を発売。楽曲はテレビアニメ『進撃の巨人 Season3』のオープニングテーマに起用され、配信開始後iTunesのロックチャートにおいて、日本をはじめアルゼンチン、メキシコ、チリ、コロンビアなどで首位を記録した。また、同年放送された第69回NHK紅白歌合戦に"YOSHIKI feat. HYDE"として出場し同楽曲を披露した。 2019年1月には例年行っているアコースティックライブ「黒ミサ」を開催。自身の誕生日となる1月29日には、地元の和歌山県にある和歌山ビッグホエールにて「ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」を開催した。1月30日に行われた同コンサート最終公演にて、「和歌山市ふるさと観光大使」に任命された。 2019年2月6日には前年コラボレーション楽曲をリリースしたYOSHIKIが参加した11thシングル「ZIPANG」を"HYDE feat. YOSHIKI"名義で発売。3月20日にはゲーム『デビルメイクライ5』のイメージソングに起用された12thシングル「MAD QUALIA」を発売した。さらに、5月3日にはアメリカ13都市で行われるライブツアーに先立ち、約13年ぶりとなる4thアルバム『anti』の先行配信を開始。本作は、海外でのツアーやイベント出演を踏まえ、楽曲制作においてアメリカのフィルターを一度通すため、海外のプロデューサーを迎えて制作された。同年6月19日にはフィジカルアルバム『ANTI』を発売した。 フィジカル発売直後となる同年6月22日より日本国内ツアー「HYDE LIVE 2019」を7都市(26公演)で開催。このライブツアーでは、漫画『AKIRA』と映画『ブレードランナー』の世界観を混合した架空都市「NEO TOKYO」をステージセットとして組んでいる。ちなみに両作品とも1980年代の作品だが、物語の舞台が2019年であることから、このツアーのステージ演出に取り入れられたという。前述のアメリカおよび日本国内ツアー、さらにスターセットのサポートアクト、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの来日公演のゲスト出演を経て、同年12月にプロジェクトの集大成として幕張メッセ国際展示場4・5・6ホールで「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」が開催された。
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