『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)
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「レイ (スター・ウォーズ)」の記事における「『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)」の解説
スカイウォーカー・サーガの完結編となる『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でも、デイジー・リドリーがレイを演じる。おそらくリドリーがレイを演じるのはこれが最後だと言われている。 クレイトの戦いから1年後、レイはレジスタンスの潜伏先の惑星エイジャン・クロスで、レイアの監督のもとジェダイとしての修行を積んでいた。劇中冒頭では過去のジェダイとの交信も試みているが、この時は失敗している。パルパティーン復活の報を受けたレジスタンスが行動に移ろうとする中、レイはルークのもとから持ち出したジェダイの書物でシスの惑星エクセゴルとエクセゴルへの道標となる「ウェイファインダー」の存在、そしてルークがエクセゴルへの道を探していたことを知った。 レイはフィン、ポー、チューバッカ、BB-8、C-3POと共にファルコン号でルークの探求が途絶えた惑星パサーナへと向かい、そこでシスの信奉者オーチが使用した船を探すが、レジスタンスを追うファースト・オーダーと小競り合いになる。何とか追跡を逃れた一行は直後に流砂に飲まれ真下の洞窟に落ちたが、レイが洞窟の出口を塞いでいたクリーチャーをフォースの力で癒し、脱出に成功した。 一行はオーチの船を見つけたが、レイはカイロ・レンの接近を察知し1人で相対することになった。彼女は地上でレンのTIEウィスパーを撃墜したが、フィンからチューバッカがファースト・オーダーとレン騎士団に捕まったことを聞き、兵員輸送船をフォースの力で引き留めようとする。直後に戻ったレンも輸送船を引き寄せレイを妨害したが、レイが力を込めた瞬間に指先からフォース・ライトニングが放たれ、輸送船を撃墜してしまう。一行はパサーナからの脱出に成功したがチューバッカを殺してしまったと思い込んだレイは悲嘆にくれ、その中で自身がシスの玉座に座るビジョンを見た。 続いてシスの古代文字解読のために向かった惑星キジーミでレイがチューバッカの生存を感じ取り、彼を収容しているスター・デストロイヤーに乗り込む。レイはフィンやポーと別れてレンの部屋へ向かうが、地上にいたレンとの交信とそれに続く戦闘の中で自身の正体を仄めかされ、後にハンガーデッキで直接対面した際に、自分が元皇帝シーヴ・パルパティーンの孫「レイ・パルパティーン」であると明かされた。 スター・デストロイヤーから脱出したレイは、エンドアの海の月ケフ・バーへと向かう。ウェイファインダーが墜落した第2デス・スターの残骸の中にあると分かるとレイは単独でデス・スターへ乗り込んだ。彼女は玉座の間でパルパティーンが保管していたウェイファインダーを見つけたが、暗黒面に堕ちたレイ自身のビジョンを目にし、更にウェイファインダーも後を追ってきたカイロ・レンによって砕かれてしまう。そのままレンと戦闘になり、残骸を飛び移りながら剣戟を繰り広げるが、死の床にあるレイアから呼びかけられたレンが心を乱した隙を突き、彼の腹を刺して勝利した。しかしレイ自身もレイアの死を感じ取っており、戦いが終わった後は涙ながらに思いを吐露しレンを治療すると、彼のTIEウィスパーに乗ってケフ・バーを去った(パサーナ/キジーミ/エンドアの月の任務)。 自身がパルパティーンの血族であるという事実を知り、更に自分が暗黒面に堕ちるビジョンまで見た事から自暴自棄になったレイは、生前のルークと同じようにオク・トーにこもって現実から逃避しようとしていた。乗ってきた戦闘機を燃やし、ライトセーバーをその炎の中に投げ込むその時、フォースと一体化したルークの霊体がそれを受け止め、“ジェダイの証しを粗末に扱うもんじゃない”と諭す。レイはルークからレイアが皇帝の孫だと知った上で訓練を付けていたことを知り、それでも彼女の中に光を見出したのだと諭されたことで再起。レンがムスタファーで手に入れていたダース・ヴェイダーのウェイファインダーとレイアのライトセーバーを携え、ルークのXウイングに乗ってパルパティーンが待つ惑星エクセゴルへと赴き、同時にルートを残すことでレジスタンスをエクセゴルへと導いた。 エクセゴルでパルパティーンと対面したレイは、パルパティーンが自身をレイに殺させることで彼女を新たなシス卿としようとしていたことを知る。彼に言われるがままにルークのライトセーバーを起動したレイだったが、そのライトセーバーをベン・ソロとして暗黒面から脱退したレンにフォースを通して受け取らせ、パルパティーンを殺すことを拒絶した。 パルパティーンの護衛を倒したレイはベンと合流するが、パルパティーンは2人のフォースを奪って真の復活を果たしてしまう。パルパティーンがベンを吹き飛ばしレジスタンスの艦隊をフォース・ライトニングで追い込む中で、彼女は過去のジェダイとの交信に成功し、先人たちの声を聞いたレイは再び立ち上がった。「余こそシスの全て」と嘯きフォース・ライトニングでレイを攻撃するパルパティーンに対し、「私こそジェダイの全て」と宣言し、ルークとレイアのライトセーバーを使ってライトニングを偏向させることでパルパティーンを消滅させた(エクセゴルの戦い)。 戦いが終わった後、力を使い果たしたレイは息絶えてしまうが、這い上がってきたベンが自分の命を犠牲にして蘇生を行ったことで復活を果たす。戦いの後にスカイウォーカー家の故郷である惑星タトゥイーンを訪れてルークが育ったラーズ農場跡に、兄妹のライトセーバーを埋める。その後彼女に声をかけた住民に氏名を聞かれた際には、自身を「レイ・スカイウォーカー」と名乗った。
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