『ウルトラマンタロウ』に登場するベムスター
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「ベムスター」の記事における「『ウルトラマンタロウ』に登場するベムスター」の解説
『ウルトラマンタロウ』第29話「ベムスター復活! タロウ絶体絶命!」、第30話「逆襲! 怪獣軍団」に登場。 かつてウルトラマンジャックに倒されたベムスターが、巨大ヤプール(改造)によって強化・改造されて復活した。武器は両目から発射する破壊光線や腹の口から出す五角形の破壊光線(殺人光線)、腹部の口から噴射するガス(毒ガス)など多数。頭の角は初代よりも長く鋭い。初代と異なり光線は発射できないが、角を使った突進攻撃などを得意とする。体重は初代と同じであるが、身体能力や全身の皮膚は格段にパワーアップされており、ZATによるウルトラブレスレットと同威力のノコギリ攻撃も通用せず、逆にノコギリが破壊された。眼は初代と異なり白目の部分が赤く、瞳は黄色。また、腹部の口も初代と異なり、常に開いた状態である。 黄色い球に乗って出現し、月の軌道を周回していたZATステーションNo.1を腹部の口で飲み込んだ後、地球へ飛来する。圧倒的な力でタロウを撃退した後、改造巨大ヤプールの命令で一時撤退する。再び出現しての食事中、青年の海野八郎からナイフで左目を攻撃され、戦意を喪失して悶え苦しんでいたところ、援護に来たサボテンダー(改造)に突き飛ばされる。その直後、タロウのスワローキックを受けて吹き飛んできたサボテンダー(改造)に再び突き飛ばされたところを、海野から右目を攻撃されて完全に戦闘不能となり、最後はZATが腹部の口を逆利用して打ち込んだ2種の「エネルギーA・B爆弾」の反応爆発で倒される。 そのほか、第25話ではエンペラ星人が3万年前に光の国を襲撃した際に引き連れていた怪獣軍団のイラストの中に描かれている。 劇中では単に「ベムスター」と呼ばれる。関連書籍では、名称を改造ベムスターやベムスター(改造)と記載している。 肩書きが「宇宙大怪獣」から「宇宙怪獣」になっているが、資料によっては「宇宙大怪獣」と記載されている。 スーツはアトラクション用のもの。前述の特徴に加え、初代よりも細長い体型になっている。スーツのほかにギニョールと実物大の頭部の一部(目の部分と口内)、飛行用人形、吸引シーン用の腹のパーツが造られた。 本放送当時の児童雑誌に掲載された設定によれば怪獣軍団に所属しており、「頭が悪かったので、ヤプールにあやつってもらい、タロウとたたかうようにかい造した」「かたちは、まえより少しかっこ悪い」と紹介されている。頭部の角はヤプールの命令を受けるために変更され、視界は狭くなった。弱点は腹部。 ZATの作戦会議の場面では『帰マン』第18話の映像が流用されており、地球上の場面だけでなく、セブンがジャックにブレスレットを渡す場面も登場する。また、出身地が「かに座」と説明されている。 口に潜入した海野の投げ入れたダイナマイトを吐き出したため、口ではなく腹の口からエネルギーを摂取することが明らかになっている。 エネルギーA・B爆弾による爆死シーンは、最終話のバルキー星人が最期を迎えるシーンに流用された(その際、一瞬だけこのベムスターが映っている)。 『全怪獣怪人』では、ヤプールに協力するエンペラ星人が蘇らせたとされている。 毒ガスは、『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』で「スモークストーム」と名付けられた。
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