《参詣》の正しい読み方
「参詣」の正しい読み方
「参詣」は日常的に使われている熟語ではあるが、読み方が難しい難読語である。特に「詣」の読み方がわかりにくく、「さんい」や「さんぱい」と読まれるケースもある。「参詣」の正しい読み方は「さんけい」であるので、この機会にしっかり読み方を覚えておくとよい。「参詣」の意味解説
「参詣」は「目的の場所に行く」という意味の「参」と、寺社にお参りするという意味の「詣」から成り立っている熟語である。そのため、神社やお寺にお参りするという意味がある。お参りはせず、単に社寺に訪れただけでも「参詣」を用いる。「お正月に神社に参詣する」、「月に一度お寺に参詣している」という使い方がされる。寺社に訪れお参りする場合は、「参拝(さんぱい)」という表現を用いることが多い。なぜ「参詣」と読むのか・理由
「参」の音読みは「さん・しん」、訓読みは「まい-る・まじ・わる」で、「詣」の音読みは「けい」、訓読みは「もう-でる・いた-る・まい-る」である。そのため、漢字の読み方通りに「参詣」は「さんけい」と読まれている。「参詣」の類語・用例・例文
「参詣」の用例・例文は以下のとおりである。・毎日近くの神社に参詣するのが祖父の日課である。
・秋の遠足で有名なお寺に参詣した。
「参詣」の類語として、参拝(さんぱい)、拝観(はいかん)、参宮(さんぐう)が挙げられる。
参拝(さんぱい)の用例・例文:神社にお参りして拝むこと
・お正月に菩提寺に参拝することが、我が家の習わしとなっている。
・神社には参拝者が手を清めるための洗い場がある。
拝観(はいかん)の用例・例文:神社仏閣を観覧すること
・このお寺を拝観できるのは3年に1回だけなので、毎回多くの人が訪れる。
・そのお寺を拝観するには拝観料を払わねばならない。
参宮(さんぐう)の用例・例文:神宮に参拝すること
・伊勢神宮に参宮するついでに観光も楽しんだ。
・神宮への道は美しく舗装されているため、参宮はスムーズであった。
これらの類語は「参詣」と似た意味ではあるが、全く同じ意味では使用できないため注意が必要である。
「参詣」の英語用例・例文
「参詣」は英語で「pilgrimage(参詣)」や「worship(参詣・崇拝)」と表現される。「pilgrimage(参詣)」の用例・例文
・He made a pilgrimage to Mecca.(彼はメッカへ参詣した)
・The poet's grave site has become a place of pilgrimage.(詩人のお墓は参詣の場所になっている)
・The tradition of pilgrimage is important in Islam.(参詣の伝統はイスラム教徒にとって重要である)
「worship(参詣・参拝)」の用例・例文
・They worship at this temple.(彼らはこの寺に参詣した)
・Many people worship at this shrine.(多くの人がこの神社に参詣する)
《参詣》の正しい読み方
「参詣」の正しい読み方
「参詣」の読み方は「さんけい」である。ただし「御参詣」や「お参詣」と書いて「おまいり」と読ませる場合もある。「参詣」の意味解説
「参詣」とは、寺社(お寺や神社)にお参りするという意味である。基本的には、神仏を拝みに詣でることを指す。「拝む」行為に主眼を置く場合には「参拝」の語が用いられ、「詣でる」ことに主眼を置く場合には「参詣」の語が用いられる。なぜ「参詣」と読むのか・理由
「参詣」の「詣」という語は、神事に関係する事項や何かしら高い位に行き着いたり崇めたりする場合に「けい」と読むことが多いとされる。「参詣」の類語・用例・例文
「参詣」の類語としては、「参拝(さんぱい)」や「参宮(さんぐう)」のほかに「初詣(はつもうで)」や「拝観(はいかん)」などが挙げられる。参宮はお宮参りをすること、参拝は手を合わせてお参りするという意味合いがあり、参詣に近い語になる。初詣にいたっては、元旦の風習として社寺を参ることである。行事的な意味合いもあり、時期が正月に限定される。拝観は「拝観料」というように、社寺の中へと入って見学するという意が強い。・美しい桜並木を通りながら私達は参詣した。
・参拝者はこの長く続く階段を上って本堂まで行くことになる。参拝するのもなかなか大変である。
・今年も家族みんなで伊勢神宮に参宮しようと考えている。
・初詣は年が明けてから3日までの間にお参りするのが昔ながらの風習であるが、混雑を防ぎたいため我が家では4日以降に参拝することにしている。
・大仏を崇めるために拝観したいが、拝観料がかかってくるのですべての寺には入らないことにした。
「参詣」の英語用例・例文
「参詣」は英語で表現すると、「Worship」である。英国では神社にお参りするのではなく教会に行くことになるため、参拝というよりは「崇拝」といった意味合いになる。そのほかにも、「Visit to a shrine」や「Paying homage at a temple」といった言い方もより参詣に近い言い方だと言える。・I worship before a shrine morning.(私は朝、神前にて崇拝(参詣)する)
・On New Year's Day many Japanese visit to a shrine.(年明けにはたくさんの日本人が神社へ参詣する)
・My family Paying homage at a temple.(わたしの家族は、寺院にお参りに行く)
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