《博士課程》の正しい読み方
「博士課程」の正しい読み方
「博士課程」の読み方は「はくしかてい」である。「博士課程」の意味解説
「博士課程」とは、大学院で学位の最高位である「博士」を取得するまでの道のりである。一般的には「研究博士」を指し、学術論文を提出することで、審査を受ける。合格すれば、「博士」を名乗れるようになる。なぜ「博士課程」と読むのか・理由
「博士課程(はくしかてい)」は、「博(はく)」「士(し)」「課(か)」「程(てい)」の4つの漢字の音読みから成り立っている。「博士」という並びは「はかせ」と読むことも多い。しかし、「はかせ」とは役職のことであり、学位の正式名称は「はくし」と呼ぶ。「博士課程」は「博士の学位を取得するための課程」なので、読み方は「はくしかてい」である。「博士課程」の類語・用例・例文
「博士課程」のほか、教育機関では「修士課程」や「学士課程」なども存在する。ただし、学位の最高は「博士」であり、「修士課程」や「学士課程」は大学院で学術論文を提出しなくても取得できる。以下、「博士課程」の例文を挙げる。「迷ったのだが、博士課程に進もうと思う。会社でやりたいことはないし、僕は研究者になりたいんだ」
「博士課程では、学術論文を提出しなくてはならない。しかし、彼はまったくやる気が起きなかった」
「先輩も博士課程を目指していたのですよね。どうしてあきらめてしまったのですか」
「大学院は遊びに行くわけじゃない。博士課程を修了し、学位を取得するために行くんだ」
「個人的な見解ですが、研究を続けても金にはならないと思います。博士課程に進むことで、就職を遅らせるだけではないでしょうか」
「いろいろなことがあったが、無事博士課程を修了できてよかった。今日から僕は博士だ。家族や友人に自慢したい」
「博士課程」の英語用例・例文
「博士課程」は英語で「doctoral course」「PhD(Doctor of Philosophy)」と書く。以下、英語における「博士課程」の例文を挙げていく。I never thought the doctoral course was hard. I was able to do my favorite research, and every day was fun.(私は博士課程を大変だと思ったことはない。好きな研究をできて、毎日楽しかった)
The good thing about going on to the doctoral course is the presence of friends. I've never had anyone to talk to about physics. In the lab, every day someone argues about physics.(博士課程に進んでよかったことは、仲間の存在だ。私は今まで、物理学について話せる相手がいなかった。研究室では、毎日、誰かが物理学について議論をかわしている)
When my daughter applied for a PhD, I was mad. However, as she talked with her, it became clear that she really wanted to do research. Then I have no reason to stop her.(私の娘が博士課程を希望したとき、私は怒ってしまった。しかし、彼女と話し合ううち、本気で研究をしたいということが分かってきた。それならば、私に彼女を止める理由はない)
《博士課程》の正しい読み方
「博士課程」の正しい読み方
「博士課程」の正しい読み方は「はくしかてい」である。「博士」は「はくし」とも「はかせ」とも読むが、学位としての博士は「はくし」が正しい読み方である。したがって「博士課程」における「博士」は「はくし」と読むのが正しい。
「博士課程」を「はかせかてい」と読む場合がないとはいえないが、これは便宜的な読み方の部類といえる。すなわち「はくしかてい → 白紙課程?」のような誤解を避けるための方便である。
「博士課程」の意味解説
「博士課程」とは、大学院で学ぶ者を対象に5年一貫の一貫制博士課程と、前期2年(修士課程または博士前期課程)・後期3年(博士後期課程)に区分されている区分制博士課程の2種類があり、どちらも標準修業年限を5年としている。日本の博士課程における大学院教育の目的は、専攻分野で研究者として自立して研究を行うことができること、または、その他の高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力およびその基礎となる豊かな学識を養うこととされている。なぜ「博士課程」と読むのか・理由
「博士課程」の「博」は、音読みで「はく」「ばく」と読む。「士」は音読みで「し」「じ」と読む。この二文字を組み合わせると「はくし」と読むことができ、「博士」という学位を表す熟語となる。「博士課程」の「課」は音読みで「か」と読む。「程」は音読みで「てい」と読む。この二文字を組み合わせると「かてい」と読むことができ、学校などである一定期間に割り当てられる学習や作業の範囲・内容・順序のことを表す「課程」という熟語になる。この二つの熟語を組み合わせると「博士課程(はくしかてい)」と読むことができ、大学院の教育課程を表す熟語になる。- 《博士課程》の正しい読み方のページへのリンク