大阪国際女子マラソン 直近の成績

大阪国際女子マラソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 04:20 UTC 版)

直近の成績

2024年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 ウォルケネシュ・エデサ英語版 エチオピア 2時間18分51秒
2 前田穂南 日本天満屋 2時間18分59秒
3 松田瑞生 日本ダイハツ 2時間23分07秒
4 ステラ・チェサン英語版 ウガンダ 2時間23分36秒
5 佐藤早也伽 日本積水化学 2時間24分43秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:15 13:23 14:33
天候 晴れ 曇り
気温 9.3 ℃ 11.2 ℃ 9.2 ℃
湿度 50 % 43 % 61 %
風向風速 北西 1.3 m/s 北東 0.8 m/s 東南東 1.9 m/s
日本陸上競技連盟が、前年(2023年10月15日)開催の「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC:2024年パリオリンピック・男女マラソン競技日本代表選考レース)の一環として、名古屋ウィメンズマラソンと合わせて「MGCファイナルチャレンジ」の対象レースへ指定。女子マラソン競技の日本代表枠(3枠)のうち2枠分まで内定したMGCと同様に、本大会と上記2レースでのゴールタイムが2時間21分41秒(日本陸上競技連盟が設定する派遣設定記録)を切った選手から最も速いタイムを出した選手に代表の残り1枠を充てる方針を打ち出していた。
大会の開催に際しては、パリオリンピックへの出場を女子マラソンで目指さないことをかねてから公言している新谷仁美(積水化学)を、2020年(第40回)以来4大会振りにペースメーカーへ起用した。前年のヒューストンマラソン英語版を2時間19分24秒(女子マラソン競技における当時の日本歴代2位の記録)で完走していた新谷の起用は、「日本の長距離界のレベルを引き上げたい」という本人の意向にもよる[32]
レースは、前年のMGC女子レースで7位に終わった前田、2019年(第39回)大会の優勝で2020東京オリンピック・女子マラソン競技への出場権を一時手中に収めながら「補欠」扱いで出場に至らなかった松田、前年の第42回大会で転倒によって途中棄権を余儀なくされた佐藤、エデサ、チェサンが先頭集団を形成。日本国内の女子マラソンにおける日本人選手の最速記録(一山麻緒が松田に代わって2020東京オリンピックへの出場権を得る決め手にもなった2020年名古屋ウィメンズマラソンでの2時間20分29秒)を上回るペースで長堀通へ突入したが、中間点を通過した直後の長い下り坂で、前田が突如ペースメーカーより前に飛び出した。前田はその後も、野口みずき(テレビ中継1号車の解説者)が現役時代の2005年にベルリンマラソンで樹立した日本記録(2時間19分12秒)を大きく上回るペースで快走。しかし、自己最速記録が2時間18秒台のエデサが31.2km付近の地点で前田を追い抜くと、リードを保ったまま大会新記録の2時間18分51秒で優勝した。
前田は給水に2度失敗しながらも、エデサから大きく離されずに追走を続けたあげく、野口の日本記録をおよそ19年振りに更新する2時間18分59秒というタイムでエデサから8秒後にフィニッシュ。パリオリンピックの女子マラソン日本代表における「残り1枠」が名古屋ウィメンズマラソンの後まで確定しない状況でのレースで、日本のプロ野球界において前年の日本シリーズを制した阪神タイガース岡田彰布監督(コースの一部が設定されている大阪市東成区玉造の出身)の口癖にあやかって「アレ」と繰り返し称していた(海外開催分のレースを含めての)日本新記録を樹立した[33]
松田は一時5位にまで後退したものの、最終盤に追い上げた末に全体の3位(日本人内2位)でゴールに到達。ゴールタイム(2時間23分7秒)が前述の派遣設定記録を1分半ほど下回ったため、フィニッシュ後には、名古屋ウィメンズマラソンへの出場を回避(パリオリンピックへの出場を事実上断念)することを明言した[34]。その名古屋ウィメンズマラソンでは安藤友香が自己最速記録で優勝したものの、ゴールタイム(2時間21分18秒)が前田の日本記録に及ばなかったため、前田のパリオリンピック出場が事実上内定している。
「ネクストヒロイン」枠からは、現役の大学生(大阪芸術大学女子駅伝部員)にして、前年の7月から松竹芸能で芸能活動を始めている北川星瑠(きたがわ・ひかる)などが出場。北川はフルマラソン未経験ながら、2時間34分11秒というゴールタイム(全体の18位)で完走した[35]
過去の成績
2023年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 ヘヴン・ハイル・デッセ英語版 エチオピア 2時間21分13秒
2 メセレット・ゴラ・シセイ英語版 エチオピア 2時間22分12秒
3 安藤友香 日本ワコール 2時間22分59秒
4 上杉真穂 日本スターツ 2時間25分18秒
5 吉川侑美 日本ユニクロ 2時間25分20秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:15 13:25 14:36
天候 晴れ 曇り 曇り
気温 7.5 ℃ 7.3 ℃ 7.5 ℃
湿度 48 % 40 % 45 %
風向風速 西 2.0 m/s 南西 1.7 m/s 西北西 1.9 m/s

2011年(第30回)以来使われてきた公道コースを大幅に変更したうえで、2019年(第39回)大会以来3年振りに「女子単独レース」として開催。海外からの招待選手が3年振り、前田彩里ダイハツ)が結婚・出産を経て4年振りに出場した一方で、吉川が32歳にしてフルマラソンデビューを果たした。レースの序盤は、「海外招待選手」のデッセとシセイ、MGCへの出場権を獲得済みの安藤・上杉・佐藤早也伽(積水化学)、この大会での獲得を目指す岩出玲亜デンソー)などが先頭集団を構成。佐藤は7km過ぎに岩出との交錯によって転倒してからも、両膝から血を流しながらレースを続けたが、野口英盛(積水化学監督)の判断によって18.8km付近で棄権した[36]。さらに、18kmを過ぎたところで、上杉も先頭集団から脱落。その後は安藤がデッセとシセイを相手に先頭争いを展開したものの、30km付近で2人のスパートに振り切られたばかりか、レース前の目標に挙げていた「自己最速記録(2時間21分36秒)の更新」も成らなかった。その一方で、上杉は第2集団に吸収されてからも、粘り強く走り続けた末に日本人選手内2位でゴールイン。また、第2集団を構成した他の選手から、吉川・前田・池田千晴(日立)・大東優奈(天満屋)がMGCへの出場権を新たに獲得した[37]。なお、招待選手全体でベストタイムが最も速い(2時間20分18秒の)マウリーン・チェプケモイ(ケニア)は、先頭集団からの脱落を経て25km過ぎで棄権。2021年(「男女混合レース」として開催された第41回大会)で女子の部2位の前田穂南(天満屋)は「国内招待選手」、第39回大会で日本勢2位(全体4位)の中野円花ノーリツ)は「準招待選手」に名を連ねていたが、いずれも左足の故障を理由に欠場した。

2022年成績(男女混合レースとして開催)
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 松田瑞生 日本ダイハツ 2時間20分52秒
2 上杉真穂 日本スターツ 2時間22分29秒
3 松下菜摘 日本天満屋 2時間23分05秒
4 谷本観月 日本天満屋 2時間23分11秒
5 阿部有香里 日本しまむら 2時間24分02秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:13 14:20
天候 晴れ 曇り 曇り
気温 8.2 ℃ 8.7 ℃ 8.5 ℃
湿度 47 % 34 % 48 %
風向風速 北北東 1.2 m/s 北 1.1 m/s 北東 0.5 m/s

開催の経緯や条件については前述。2019年の第39回大会優勝によって2020年東京オリンピック・女子マラソン種目への出場権を一時手中に収めていたものの、後述する事情から「補欠」(日本代表候補)扱いで出場に至らなかった松田が、再起を期すべく2大会振りに出場。日本国内の女子フルマラソン大会における一山麻緒の日本選手最速記録(「女子単独レース」として2019年大会の2ヶ月後に開催された名古屋ウィメンズマラソンでの2時間20分29秒)ばかりか、テレビ中継で解説を担当する野口みずきが17年間保持してきた女子フルマラソン日本記録(「男女混合レース」として開催された2005年ベルリンマラソンでの2時間19分12秒)を上回るペースで、序盤から上杉との一騎打ちを展開した。25km過ぎからは、男子のペースメーカー(神野大地など3選手)をも凌駕する勢いで独走[38]。結局、この年の7月に開催される世界陸上オレゴン大会への派遣標準記録を上回るゴールタイム(2時間20分52秒)で自身3度目の優勝を果たしたほか、2024年パリオリンピックの女子マラソン種目に向けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権をいち早く獲得した。この記録は前年の第40回大会(前述した特例措置によって第41回とは異なるコースで開催)で一山が樹立した大会記録(2時間21分11秒)をも上回っているが、前年に続いて男子選手がペースメーカーを務める「男女混合レース」として開催されたため、松田のゴールタイムは前年の一山に続いて男女混合レースとしての大会記録、2003年大会で野口が記録した2時間21分18秒(一山に更新されるまでは日本国内女子フルマラソン大会における日本人最速記録)は女子単独レースとしての大会記録として併記されることになった[5]松田による通算3回目の優勝は本大会における日本選手の最多(この大会では出場が見送られた海外からの招待選手を含めればカトリン・ドーレの4回に次ぐ歴代2位の)記録に当たるが、本人は30km過ぎからペースを徐々に落としたことから、レース後のインタビューでは「一山選手のタイム(前述した日本国内記録)が(この大会における)最低ライン(秘かな目標)で、ラストスパートを重視しながらレースに臨んだので、最低ラインをクリア(上回ることが)できなかったことは率直に言って悔しい。(世界陸上やオリンピックのような)世界(トップレベル)の大会で今日のレースのように終盤で失速していれば、おそらく負けているだろう」と語っている[39] 。第40回大会では4位だった上杉は、松田から1分37秒差を付けられながらも、2位でゴールに着いたばかりか自己最速記録を大幅に更新[40]。川内優輝と寺田夏生がペースメーカーを務めた第2集団から35km過ぎに抜け出した松下が3位に入ったほか、上杉、途中まで第2集団で並走していた谷本、阿部、6位の佐藤早也伽積水化学)とともにMGCへの出場権を獲得した[41]。なお、この大会をもって競技生活から引退することを表明していた加藤岬(九電工)は9位(ゴールタイムは2時間28分27秒)で、8位までに相当する「入賞」へわずかに及ばなかった[42]

2021年成績(男女混合レースとして開催)
順位 氏名 国名・所属 タイム
女1 一山麻緒 日本ワコール 2時間21分11秒
男1 川内優輝 日本あいおいニッセイ同和損害保険 2時間21分58秒
女2 前田穂南 日本天満屋 2時間23分30秒
女3 阿部有香里 日本しまむら 2時間24分41秒
女4 上杉真穂 日本スターツ 2時間24分52秒
女5 萩原歩美 日本豊田自動織機 2時間26分15秒
 
時刻 12:10 13:00 14:00 14:32
天候 晴れ 曇り 晴れ 晴れ
気温 10.2 ℃ 10.8 ℃ 10.5 ℃ 10.6 ℃
湿度 50 % 45 % 42 % 40 %
風向風速 西 0.7 m/s 南西 1.8 m/s 西 1.4 m/s 北北東 0.7 m/s

開催の経緯や条件については前述。(開催の時点ではこの年の夏季まで1年延期されている)2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表の一山と前田が揃って招待されたことに加えて、開催の直前にコースを高低差4.4mの周回ルートへ急遽変更したことや、「五輪イヤーに向けて『チームJAPAN』で戦う」という日本陸連の方針で日本トップレベルの男子選手(川内優輝など)をペースメーカーへ起用したこと[43] などを背景に、テレビ中継で解説を担当する野口みずきが16年間保持してきた女子フルマラソン日本記録(2時間19分12秒)への挑戦に注目が集まった。実際には、野口の日本記録達成時(男女混合レースで男子のペースメーカーが先導していた2005年ベルリンマラソン[44] を上回るペースで、一山と前田が序盤から一騎討ちを展開。5周目の途中(13km過ぎ)で前田が遅れ始めてからは、一山が川内に引っ張られる格好で独走状態に入った。中間点を過ぎてから一時ペースが落ちた影響で日本記録の更新はならなかったが、野口が2003年の当大会で樹立した女子マラソンの日本国内最高記録(2時間21分18秒)を上回るタイム(2時間21分11秒)で優勝。一山のゴールタイムは男女混合レースとしての大会記録、2003年大会における野口のゴールタイム(前述)は女子単独レースとしての大会記録として併記されることになった[5][注釈 5]。川内は長居陸上競技場へ入る直前(40km地点)まで一山を先導した後に、「(ペースメーカーでありながらテレビ中継で)ゴールシーンに映り込むような真似はしたくない」との配慮からペースを落としながらも、一山から47秒遅れ(2時間21分58秒)で前田より先にゴール。川内のフルマラソン完走は通算108回目だが、ペースメーカーとしての完走は初めて[45] で、一般参加扱いで出場した妻(川内侑子)も16位で完走した(ゴールタイムは2時間40分22秒)[43]。なお、前田および、一般参加選手の阿部・上杉は自己最高記録を更新。前年の第39回大会でペースメーカーを務めた萩原が、フルマラソン初挑戦[46] にして5位入賞を果たした。さらに、一般参加選手として出場した62歳の弓削田眞理子(埼玉石川眼科)も2時間52分13秒というタイムで完走。順位こそ48位ながら、自身が保持するフルマラソン大会における60歳以上の女子世界最高記録(2時間56分54秒)を大幅に更新した[47]

2020年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 松田瑞生 日本ダイハツ 2時間21分47秒
2 ミミ・ベルテ英語版 バーレーン 2時間22分40秒
3 シンタエフ・レウェテン英語版 エチオピア 2時間23分03秒
4 メスケレム・アセファ英語版 エチオピア 2時間23分31秒
5 リサ・ウェイトマン英語版 オーストラリア 2時間26分02秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:17 14:32
天候 晴れ 晴れ 曇り
気温 10.2 ℃ 13.7 ℃ 12.0 ℃
湿度 62 % 36 % 50 %
風向風速 西 0.5 m/s 南東 0.2 m/s 西 1.3 m/s

日本陸上競技連盟が、前年(2019年9月15日)開催の「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC:2020年東京オリンピック・男女マラソン競技日本代表選考レース)の一環として、さいたま国際マラソン(同年限りで終了)・名古屋ウィメンズマラソンと並んで「MGCファイナルチャレンジ」の対象レースへ指定。女子マラソン競技の日本代表枠(3枠)のうち2枠分まで内定したMGCと同様に、本大会と上記2レースでのゴールタイムが2時間22分22秒(日本陸上競技連盟が設定する派遣設定記録)を切った選手から最も速いタイムを出した選手に代表の残り1枠を充てる方針を打ち出していたため、この記録の突破を促すような環境の下で開催された(詳細後述)。序盤は、MGCに参加しながら内定を見送られていた日本勢(松田・小原怜福士加代子)が中心になって先頭集団を形成すると、例年より多い5人のペースメーカー(ハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美など)に率いられながら、例年より速いペースでレースを展開。しかし、小原は17.5km地点、福士は20.5km地点で先頭集団から脱落した。対する松田は、野口みずきの大会記録(旧コース時代の2003年大会で達成)を上回るペースで31.1km地点からトップを独走した末に、日本人の女子マラソン選手で歴代6位・大会歴代2位(2011年以降の現行コースではトップ)のゴールタイム(2時間21分47秒)で2年振り2度目の優勝。33.7km地点からペースが落ちた影響で大会記録の更新までには至らなかったが、派遣設定記録を突破したことから、日本代表3枠目の選考対象に残った。福士は25km付近で棄権を申し出た後に、(トラック競技を含めての)オリンピック5大会連続出場へのラストチャンスとして、名古屋ウィメンズマラソン(「MGCファイナルチャレンジ」最終レース)へ出場することを明言。前年の本大会で2位(日本勢トップ)・MGCで3位に入っていた小原は完走したものの、2時間28分12秒というゴールタイムで総合13位(日本勢で3位)にとどまった。その一方で、前年の第9回神戸マラソン・女子の部で優勝した「市民ランナー」の山口遥(東京AC・KITAからの一般参加選手)が、2時間26分35秒というゴールタイムで総合7位に入賞。ドイツから初めて出場したカタリナ・スタインラックドイツ語版(本大会の最多優勝者カトリン・ドーレの実娘)も、2時間28分48秒というタイム(総合14位)で完走した。ちなみに、本大会が開かれた2019年度の陸上長距離界では、底の厚いランニングシューズ(NIKEの「ヴェイパーフライ」など)を履いた選手から好記録が続出。本大会の開催直前には、国際陸上競技連盟が競技大会での使用を規制する可能性が報じられていた。本大会には規制が適用されなかったものの、優勝者の松田が履いていたシューズはいわゆる「非厚底型」で、外反母趾に合わせて三村仁司ニューバランスが共同で開発していた。

2019年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 ファツマ・サド英語版 エチオピア 2時間25分39秒
2 小原怜 日本天満屋 2時間25分46秒
3 ボルネス・ジェプキルイ英語版  ケニア 2時間26分01秒
4 中野円花 日本ノーリツ 2時間27分39秒
5 阿部有香里 日本しまむら 2時間28分02秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:19 14:35
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 8.4 ℃ 8.7 ℃ 9.0 ℃
湿度 47 % 34 % 41 %
風向風速 東 1.4 m/s 北 0.1 m/s 東 1.1 m/s

前年(2018年)の第37回大会に続いてマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの対象レースに指定されたことから、「日本人選手内の1 - 3位で完走した場合にはゴールタイムが2時間28分0秒以内、4 - 6位で完走した場合には2時間27分0秒以内」という条件を満たした日本人選手に、MGCへの出場資格を与えることが定められていた。先頭集団はスタート直後から、5Kmごとに17分で走るペースメーカーを追走。過去の大会で2度優勝した福士加代子も、2016年リオデジャネイロ五輪以来2年5か月振りのフルマラソン出走ながら、先頭集団に加わっていた。しかし、12.7km地点付近で、「ネクストヒロイン」として出場していた大森菜月と接触。そのはずみで転倒したため、右目の上や両膝から出血する事態に陥った。その後も走り続けたが、24.8km付近で先頭集団から遅れ始めると、数回立ち止まった末に35.5km地点で途中棄権。優勝争いは、25Km地点からサド、小原、ジェプキルイの3人に絞られた末に、38.3km過ぎからトップに立ったサドがそのまま制した。なお、この年に限って導入された「ラップチャレンジ」(詳細前述)では、総合3位のジェプキルイが最速のタイム(17分32秒)で賞金50万円を獲得。日本人の最高順位は、前年(2018年)の名古屋ウィメンズマラソンベルリンマラソンとの2大会でワイルドカード扱いでMGC出場資格を既に得た小原の総合2位だった。また、2時間27分台で日本人2位(総合4位)に入った中野に、MGCへの出場権が新たに与えられた。その一方で、日本人3着(総合5位)の阿部は、前述したMGC出場資格条件のゴールタイムに2秒及ばなかった。

2018年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 松田瑞生 日本ダイハツ 2時間22分44秒
2 前田穂南 日本天満屋 2時間23分48秒
3 安藤友香 日本スズキ浜松AC 2時間27分37秒
4 アニャ・シェール英語版 ドイツ 2時間29分29秒
5 吉田香織 日本・TEAM R×L 2時間29分53秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:16 14:23
天候 曇り 曇り 曇り
気温 5.0 ℃ 4.5 ℃ 4.4 ℃
湿度 49 % 46 % 53 %
風向風速 北西 1.2 m/s 東 1.9 m/s 東 2.1 m/s

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ対象レースへの指定後初めて開催されたことから、「日本人選手内の1 - 3位で完走した場合にはゴールタイムが2時間28分0秒以内、4 - 6位で完走した場合には2時間27分0秒以内」という条件を満たした日本人選手に、MGCへの出場資格を与えることが定められていた。レースでは、前年(2017年)に名古屋ウィメンズマラソンでの優勝を経てロンドン世界陸上の女子マラソンへ出場した安藤友香、前年の北海道マラソン優勝によって女子選手で最初にMGCへの出場権を得ていた前田穂南、ヤンマースタジアム長居に近い大阪市住吉区の出身でフルマラソン初挑戦の松田瑞生が、前半からペースメーカーを振り切る勢いで先頭争いを展開。25km過ぎから前田がいち早く先頭集団を抜け出したものの、31kmの手前で松田がトップに浮上した。松田はそのまま快走を続けると、日本歴代9位(女子フルマラソンへのデビュー戦としては日本歴代3位)の2時間22分44秒というゴールタイムで、初マラソン・初優勝という快挙を達成。27km付近で先頭争いから後退した安藤も、2時間27分台のゴールタイムで3位に入り、優勝者の松田と共にMGCへの出場権を与えられた。

2017年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 重友梨佐 日本天満屋 2時間24分22秒
2 堀江美里 日本ノーリツ 2時間25分44秒
3 田中華絵 日本第一生命 2時間26分19秒
4 セレナ・ブルラ英語版 アメリカ合衆国 2時間26分53秒
5 シタヤ・ハルテゲブレル英語版 バーレーン 2時間28分36秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:19 14:34
天候 曇り 曇り 曇り
気温 10.2 ℃ 12.9 ℃ 11.1 ℃
湿度 41 % 36 % 44 %
風向風速 南西 0.5 m/s 北 0.2 m/s 西 0.1 m/s

先頭集団は最初の5Km地点が17分21秒、10Km地点で34分26秒で通過。14Km付近の下り坂で先頭グループのペースが上がり、先頭集団は6人に。20Km付近では堀江、加藤岬、吉田香織の3人に絞られる中、25Km過ぎで堀江自らロングスパートで突き放して一人先頭に立つ。だが、14Kmから第2グループに待機していた重友が25Km辺りから追走を開始、30Km以降からややペースが落ちた堀江を、重友が猛迫の態勢に入った。35.5Km地点で、ついに重友は堀江を追い越して逆転に成功。レース終盤の重友は完全独走と成り、結果2時間24分台の記録で同大会5年振り2回目の優勝を達成。その後重友は、世界陸上ロンドン大会の女子マラソン日本代表へ正式に選出されたが、2位の堀江は惜しくも補欠に廻される。尚、前2016年リオデジャネイロ五輪・女子マラソン46位の伊藤舞は、19Km辺りで当時重友らの居た第2グループからも脱落し、結局11位に終わった。

2016年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 福士加代子 日本ワコール 2時間22分17秒
2 堀江美里 日本ノーリツ 2時間28分20秒
3 竹中理沙 日本資生堂 2時間29分14秒
4 ディアナ・ロバチェブスケ英語版  リトアニア 2時間30分09秒
5 重友梨佐 日本天満屋 2時間30分40秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:21 14:33
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 9.0 ℃ 12.0 ℃ 11.7 ℃
湿度 42 % 33 % 40 %
風向風速 南 1.1 m/s 南東 2.5 m/s 南東 1.6 m/s

リオデジャネイロオリンピック・女子マラソン選考会を兼ねたレースとなり、4年前のロンドン五輪選考会と同様、重友梨佐と福士加代子らの一騎打ちが注目される。10km地点ではペースメーカーが3分23秒のハイペースで突っ走ると、先頭争いは福士、重友、竹中理沙、チェピエゴの4人だけに。15km過ぎで、前回ロンドン五輪女子マラソン代表だった重友が先頭集団から脱落、中間点の先頭集団は福士、竹中、チェピエゴが1時間10分27秒で通過。24km過ぎ、依然高速のペースメーカーについたのは福士のみとなり、チェピエゴと竹中が徐々に遅れ始める。30km地点でペースメーカーが外れてからは、福士の完全独走となる。その後も福士は大きくペースダウンする事無く、日本陸連の五輪女子マラソン設定記録(2時間22分30秒)を13秒上回り、3年ぶり2回目の優勝を達成、福士はリオ五輪女子マラソン日本代表入りをほぼ確定的にした(その後同年3月17日に、福士はリオ五輪女子マラソン日本代表選手に正式選出された)。

2015年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
取消 タチアナ・ガメラ[48]  ウクライナ 2時間22分09秒
優勝 エレナ・プロコプツカ英語版  ラトビア 2時間24分07秒
2 重友梨佐 日本天満屋 2時間26分39秒
3 渡邊裕子 日本エディオン 2時間28分36秒
4 城戸智恵子 日本キヤノンAC九州 2時間29分08秒
5 新宅里香 日本しまむら 2時間29分27秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:18 14:32
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 10.0 ℃ 12.0 ℃ 10.5 ℃
湿度 50 % 40 % 51 %
風向風速 北東 1.2 m/s 北 1.0 m/s 北 0.7 m/s

世界陸上北京大会女子マラソン・国内選考会を兼ねた当大会は、序盤の5Km付近でガメラ独りが先頭集団から飛び出したが、8Km過ぎには重友も集団を抜け出し、10Km手前で重友はガメラに追いついた。その後は二人の一騎打ちとなり、中間点は1時間11分15秒で通過。道頓堀橋南詰の折返し点を過ぎると、ガメラのロングスパートに重友はついていけず、以降はガメラの完全独走に。ややペースが落ちた重友は、30Km過ぎの給水点で後方から追い上げた、エレナ・プロコプツカにもかわされる。結果、ガメラが2時間22分台の記録で優勝(のち失格・取消)、約2分遅れでプロコプツカが2位(のち優勝者に繰上げ)、それから約2分半遅れて重友が日本人首位の3位(のち2位に繰上)に入り、3年前の同大会優勝以来久々の好走を見せた。この重友の積極果敢なレース内容が評価され、世界陸上北京大会女子マラソン日本代表に選出される。だが、2014年11月の横浜国際女子マラソン(同年限りで開催終了)で優勝し、選考対象レースで唯一の日本人優勝者だった田中智美が世界陸上代表から落選する事態となり、日本陸連に対し多くのマラソン関係者・ファン達から反論意見が相次いだ。

2014年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
取消 タチアナ・ガメラシュミルコ[48]  ウクライナ 2時間24分37秒
優勝 赤羽有紀子 日本ホクレン 2時間26分00秒
2 カロリナ・ヤジンスカ英語版 ポーランド 2時間26分31秒
3 前田彩里 日本佛教大学 2時間26分46秒
4 マルタ・レマ エチオピア 2時間28分06秒
5 ナタリア・プチコワ ロシア 2時間28分44秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:17 14:35
天候 曇り 曇り 晴れ
気温 9.6 ℃ 10.5 ℃ 9.5 ℃
湿度 61 % 45 % 49 %
風向風速 東 1.9 m/s 北 2.8 m/s 南東 2.0 m/s

4年振りにペースメーカー抜きでレースを開催。当初は野口みずきも出場を予定していたが、大会直前に右大腿部の疲労骨折が判明したため、3年連続で大会を欠場した。レースでは、この大会を最後に第一線から退くことを表明していた赤羽有紀子が、19km手前から37kmまでタチアナ・ガメラシュミルコと一進一退の先頭争いを展開。37km過ぎでガメラシュミルコに振り切られたものの、日本人トップの2位(当初・のち優勝に繰り上げ)で引退レースを締めくくった。また、仏教大学4年生の前田彩里が、一般参加選手でトップの3位に入賞。従来の日本学生記録を5分縮めるゴールタイムで、マラソンデビューを果たした。さらに、前田の母・淳子も、一般参加ながら2時間55分24秒という好タイムで完走。前田親子の合計タイムは5時間22分10秒で、ギネスブックに登録されている親子による同一マラソンでの合計ゴールタイムの世界記録(5時間30分21秒)を上回った[49]。国内招待選手の1人として出場した2012年大会優勝者の重友梨佐は、序盤こそ先頭集団の中で快走していたが、15km過ぎから急激に失速。結局、自己ワースト記録の2時間58分45秒で63位に終わった。

2013年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
取消 タチアナ・ガメラシュミルコ[48]  ウクライナ 2時間23分58秒
優勝 福士加代子 日本ワコール 2時間24分21秒
2 渡邊裕子 日本エディオン 2時間25分56秒
3 小﨑まり 日本ノーリツ 2時間26分41秒
4 リサ・ウェイトマン英語版 オーストラリア 2時間29分09秒
5 カロリナ・ヤジンスカ ポーランド 2時間30分29秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:18 14:34
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 6.4 ℃ 5.4 ℃ 7.2 ℃
湿度 50 % 50 % 53 %
風向風速 南西 1.5 m/s 南南西 1.0 m/s 南東 1.5 m/s

前年同様に野口みずきがエントリーするも、急性胃腸炎により2年連続の欠場に。本番でのペースメーカーは17分/5km前後で推移、それに付いた先頭集団は5人に絞られる。30km地点でペースメーカー離脱後は福士加代子の独走態勢となり、35kmではタチアナ・ガメラシュミルコに30秒差をつけたが、福士は徐々にペースダウンし40km地点では19秒差に。結果ガメラシュミルコの猛迫に逃げ切れず、ゴール迄残り1km過ぎで福士は逆転されてしまうが、日本人トップの2位(当初・のち優勝に繰り上げ)に入る。世界陸上モスクワ大会女子マラソンで即内定条件の、日本陸連の派遣設定記録の2時間23分59秒以内に届かずも、4月25日に福士は世界陸上で初の女子マラソン日本代表に選出された。

2012年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 重友梨佐 日本天満屋 2時間23分23秒
取消 タチアナ・ガメラシュミルコ[48]  ウクライナ 2時間24分46秒
2 野尻あずさ 日本第一生命 2時間24分57秒
3 堀江知佳 日本ユニバーサル 2時間28分35秒
4 嶋原清子 日本セカンドウィンドAC 2時間29分51秒
5 佐藤由美 日本資生堂 2時間32分49秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:16 14:33
天候 曇り 曇り 曇り
気温 5.5 ℃ 6.6 ℃ 6.5 ℃
湿度 56 % 46 % 50 %
風向風速 西北西 1.3 m/s 北 0.8 m/s 東 0.5 m/s

当初は「アテネ五輪女子マラソン金メダリスト」野口みずきと「長距離トラックの女王」福士加代子との対決で注目されたが、本番4日前に野口が故障欠場すると大会事務局が発表した[50]。レース当日は過去数年間で比較的天候が良好で、好記録が期待された。序盤から4人のペースメーカーの内3人もいなくなるほどのハイペースで進み、22km過ぎの折返し地点では重友梨佐と福士の一騎討ちとなった。しかし27km手前で福士が脱落し、重友の独走状態になる。結果重友が日本女子歴代9位の好タイムで優勝を果たし、ロンドン五輪代表最有力候補となり、3月12日の理事会で正式に五輪日本代表へ選出された。福士は4年前の大阪国際と同様に、再び後半で失速してしまい9位(当初・のち8位)に終わる[51]。なお5位(当初・のち4位に繰り上げ)に入った嶋原清子は、この大阪国際を最後に第一線から引退となった[52]

2011年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 赤羽有紀子 日本ホクレン 2時間26分29秒
2 伊藤舞 日本大塚製薬 2時間26分55秒
3 堀江知佳 日本ユニバーサル 2時間27分26秒
4 アンナ・インチェルティ イタリア 2時間27分33秒
5 木﨑良子 日本ダイハツ 2時間29分35秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:15 14:36
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 3.0 ℃ 4.0 ℃ 4.3 ℃
湿度 49 % 51 % 44 %
風向風速 東 2.4 m/s 南 1.5 m/s 北東 2.3 m/s

第30回大会記念として、コースの一部が新しく変更された(前述参照)。しかし前回第29回大会より低い気温と、冷たい強風が吹く悪条件となった。前年の同大会では途中棄権の赤羽有紀子が、終始先頭集団につく積極的な走りを見せる。34km付近から赤羽と伊藤舞とのマッチレースとなるが、残り3km辺りで赤羽がスパートして伊藤を引き離し、赤羽がマラソン初優勝を果たした。なお世界陸上大邱大会女子マラソン代表の内定条件である、2時間26分以内でのゴールは出来なかったが、同世界陸上女子マラソン代表は2011年4月21日に、優勝の赤羽と2位の伊藤が二人揃って選出された。

2010年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 アマネ・ゴベナ英語版 エチオピア 2時間25分14秒
2 マリサ・バロス ポルトガル 2時間25分44秒
3 小﨑まり 日本ノーリツ 2時間26分27秒
4 リディア・シモン  ルーマニア 2時間27分11秒
5 小幡佳代子 日本アコム 2時間27分19秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:18 14:35
天候
気温 5.8 ℃ 5.0 ℃ 6.2 ℃
湿度 70 % 75 % 83 %
風向風速 西 0.5 m/s 北東 0.2 m/s 北北西 1.5 m/s

降雨による低温が選手達を苦しめ、記録的には平凡な結果に終わった。途中まで先頭を引っ張った赤羽有紀子は、大会直前に足を痛めていたこともあり、25km地点を過ぎてペースダウン、結局39km付近で途中棄権となる。日本人1位は小﨑まりだったが、2010年11月の広州アジア競技大会代表は、駅伝シーズンと重なる事も有り辞退した[注釈 6]。また小幡佳代子は、所属先の陸上部が廃部による引退レースとなったが、出走した全てのフルマラソンを完走という名誉で締め括った。

2009年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 渋井陽子 日本三井住友海上 2時間23分42秒
2 赤羽有紀子 日本ホクレン 2時間25分40秒
3 原裕美子 日本京セラ 2時間26分57秒
4 大平美樹 日本三井住友海上 2時間27分08秒
5 リディア・シモン  ルーマニア 2時間27分14秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:19 14:34
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 6.7 ℃ 9.2 ℃ 6.0 ℃
湿度 73 % 52 % 70 %
風向風速 東南東 1.5 m/s 北東 0.8 m/s 東 2.1 m/s

2008年11月の東京国際女子マラソンで独走しながら30km過ぎに失速して4位に終わった渋井陽子が、2か月という短期間で強行出場。30km地点で自らロングスパートを仕掛け、その後も先頭を争っていた赤羽有紀子を31km過ぎで振り切って優勝、雪辱を果たした。渋井自身、マラソンでは2004年9月のベルリンマラソン以来4年4か月ぶり、大阪国際女子では8年ぶりの優勝を果たし、これにより世界陸上ベルリン大会の日本代表に内定した[注釈 7]。また2位の赤羽も、世界陸上ベルリン大会の代表入りを果たしている。

2008年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 マーラ・ヤマウチ イギリス 2時間25分10秒
2 森本友 日本天満屋 2時間25分34秒
3 ジュリア・モンピ  ケニアアルゼ 2時間26分00秒
4 大平美樹 日本三井住友海上 2時間26分09秒
5 扇まどか 日本十八銀行 2時間26分55秒
 
場所 競技場
スタート
時刻 12:10
天候 曇り
気温 6.3 ℃
湿度 61 %
風向風速 南南西 1.9 m/s

マラソン転向が注目された福士加代子が、自身の初マラソンとして出場。スタートの長居陸上競技場を飛び出してからは福士一人だけ抜け出て先頭に立ち、序盤から独走に。大会記録が期待される程のハイペースで突っ走ったが、30kmを過ぎて急激に失速し、レース終盤に入ると次々後続選手に抜かれていった。40km以降の福士はフラフラの状態で走り続けるも、ゴール直前で4度も転倒してしまう。その度に福士は立ち上がり何とかゴール地点には辿り着いたが、結局19位と惨敗に終わる。尚、優勝は35km手前で福士を捕らえて逆転したマーラ・ヤマウチ、2位に森本友が入った。

日本陸連強化本部長の澤木啓祐は、他選手らが福士を警戒し過ぎてややスローペースな展開となった点を指摘、日本人トップの森本も優勝を逃した事で「北京五輪代表選出は厳しい」との見解を示した。その後3月9日の名古屋国際女子マラソンが事実上3枚目の五輪切符をかけたレースとなり、優勝した中村友梨香が北京五輪女子マラソンに代表選出され、森本は補欠に廻された。

2007年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
優勝 原裕美子 日本京セラ 2時間23分48秒
2 小﨑まり 日本ノーリツ 2時間24分39秒
3 加納由理 日本資生堂 2時間24分43秒
4 大越一恵 日本ダイハツ 2時間31分04秒
5 江崎由佳 日本九電工 2時間31分35秒
 
場所 競技場
スタート
中間点 競技場
フィニッシュ
時刻 12:10 13:17 14:34
天候 晴れ 晴れ 晴れ
気温 9.9 ℃ 13.5 ℃ 9.6 ℃
湿度 50 % 45 % 48 %
風向風速 北東 1.5 m/s 北東 0.5 m/s 東南東 1.7 m/s

29km過ぎまで原裕美子と渋井陽子の二人が先頭を激しく争っていたが、その後原が渋井を突き放してからは独走して優勝。同一コースで行われる世界陸上大阪大会の、女子マラソン代表第1号に原が即内定となる。なお2位に入った小﨑まりも、原と同じく世界陸上大阪大会代表に選出された。3位の加納由理は、ゴールタイムでは選考基準をクリアし、前年11月の東京国際女子マラソン覇者・土佐礼子の優勝記録を上回ったが、惜しくも補欠に留まった。渋井は30km以降完全にスローダウンとなり、数人の選手にかわされて10位に終わった。

2003年成績
順位 氏名 国名・所属 タイム
1 野口みずき 日本グローバリー 2時間21分18秒
2 千葉真子 日本豊田自動織機 2時間21分45秒
3 坂本直子 日本 2時間21分51秒
4 ローラ・キプラガト  ケニア 2時間22分22秒
5 小﨑まり 日本 2時間23分30秒

タチアナ・ガメラによるドーピング違反

第32回大会(2013年)から第34回大会(2015年)までは、タチアナ・ガメラウクライナ)が、3大会続けてトップでゴール。第31回(2012年)では2位に入っていた。

しかし、ガメラの生体パスポート検査で異常値が検出されたことをきっかけに、ガメラがドーピング防止規則違反を犯していたことが第34回大会後に判明。2015年11月24日には、ウクライナ陸上競技連盟が本人に対して、2019年9月までに開催される全ての大会への出場を停止する処分を科した。さらに、ガメラが2011年8月以降に出場した大会での記録を、すべて取り消すことを発表した[53]

日本陸上競技連盟では、上記の期間にガメラが出場した国内大会の主催者に対して、記録取り消しなどの措置を講じることを2015年12月22日付で通達。当大会の事務局でも、同選手の競技成績を記録から削除した上で、同選手よりも下位で完走した選手の各順位を1つずつ繰り上げた。その結果、第32回で当初2位の福士加代子、第33回で当初2位の赤羽有紀子、第34回で当初2位のエレナ・プロコプツカを、優勝者として正式に認定した[54]

2020東京オリンピックの日本代表選考

2018年・2019年の大会は、2020年東京オリンピックの女子マラソン競技で日本に3人分の代表枠が割り当てられていることを踏まえて、日本陸上競技連盟(日本陸連)から日本代表候補を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)シリーズの対象レースに指定されていた[55]。この指定を背景に、2019年・2020年の大会では、中学生時代に陸上競技の選手だった浦沢直樹の描き下ろしによる女性ランナーのイラストをイメージキャラクターに採用。2018年の大会では松田瑞生(優勝)と安藤友香(総合3位で日本勢の2位)、2019年の大会では中野円花(総合4位で日本勢の2位)がMGCの出場権を獲得した。

2019年9月15日に東京23区内で開催されたMGCでは、2018年の大会で松田と安藤の後塵を拝していた前田穂南が優勝。本大会への出場経験がない鈴木亜由子が2時間29分2秒というゴールタイムで2位、出場権を獲得後に臨んだ2019年の本大会で日本勢の最上位(2位)を記録していた小原怜が3位に入った。鈴木・小原ともMGCに出場するまでMGCの設定記録(2時間21分0秒)を突破していなかったため、日本陸連ではMGCの結果を受けて、優勝者の前田と2位の鈴木をオリンピック代表に内定した。

日本陸連では、2020年の大会についても、さいたま国際マラソン・名古屋ウィメンズマラソンとともに「MGCファイナルチャレンジ」の対象レースへ指定。以上2大会と本大会でのゴールタイムが2時間22分22秒(派遣設定記録)以内で、最も速いタイムを出した選手を残り1枠(3枠目)の代表に内定する方針を打ち出した。なお、派遣設定記録を上回る選手が出なかった場合には、3枠目をMGC3位の小原へ充てることになっていた。

松田と小原が改めて出場した2020年の大会では、上記の事情を背景に、レースの途中まで先頭集団を先導するペースメーカーを従来の3人から5人に増員。2013年世界陸上競技選手権大会・女子10000mで5位入賞を果たした後に、4年半のブランクを経て、前年(2019年)から競技生活を再開したばかりの新谷仁美(大会9日前の1月16日に参加したアラムコヒューストンハーフマラソンで1時間6分38秒のハーフマラソン日本記録を樹立)も12km地点までのペースメーカーに起用した[56]。また、レースのテレビ中継を担当する関西テレビも、大会史上初めての試みでサポート。ペースメーカーが走るペースを一定に保つ目的で「ペースメーカー制御バイク」を走らせたうえで、バイクに乗車しているディレクターから、ペースメーカーに対して1kmごとに指示を出していた。さらに、先頭集団(30km地点まではペースメーカー)の前方を走るテレビ中継車の後部ラックにシチズン製の正式時計を設置したうえで、5km単位でのラップタイムを随時表示させた[57]。その結果、MGCで4位だった松田が、派遣標準記録より速い大会歴代2位のタイム(日本人の女子フルマラソン選手で歴代6位に相当する2時間21分47秒)で2年振り2度目の優勝。小原は2時間28分12秒というゴールタイム(総合13位)に終わったため、MGCの終了後から暫定的に保持していた3枠目の代表権が消滅(松田へ暫定的に移行)した。

2020年の大会を途中で棄権した福士は、棄権からおよそ1か月半後(3月8日)に名古屋ウィメンズマラソンへ出場したが、この大会でも途中棄権を余儀なくされた。しかし、一山麻緒が松田を上回るゴールタイム(2時間20分29秒:日本人の女子フルマラソン選手で歴代4位・日本国内の女子マラソン大会における日本人選手の最高記録)で優勝したため、日本陸上競技連盟は一山を3人目の代表に内定。松田と小原が補欠に回ることも決まった[58]。2020年大会の前後から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、東京オリンピックの開催は2021年に延期されることが決まったが、日本代表選手と補欠選手の扱いは延期中も維持。同年の本大会には、一山と前田が国内招待選手として出場した。


  1. ^ a b c d e f 大阪国際女子マラソン20年誌編纂委員会/編集『大阪国際女子マラソン20年誌』日本陸上競技連盟、2001年、81頁。 
  2. ^ 震源に近く、当時のメインスポンサーだったダイエーの店舗が多数所在していた兵庫県の南部などに甚大な被害が出たことから、大会に関与することが告知されていた企業や団体は被災地域の復旧を優先。当時ダイエーが運営していた店舗では、大会を中止することを伝える文書を店頭に貼り出していた。当大会へのエントリーを済ませていた選手のうち、当時の日本代表候補選手は、2ヶ月後(3月開催)の名古屋国際女子マラソンに回っている。
  3. ^ 男女混合レースとして開催された2021年の第40回大会で、優勝した一山のゴールタイムがこの記録を上回ったことから、同大会以降は女子単独レースとしての大会記録と扱われている。
  4. ^ 2017年名古屋ウィメンズマラソンで更新する。
  5. ^ Microsoft Word - 2012大会要項(B.doc - outline.pdf
  6. ^ JAAF主催大会放送予定を公開しています | 公益財団法人日本陸上競技連盟
  7. ^ 指定された記録を上回るゴールタイムで完走した優勝者の松田と、3位の安藤友香(スズキ浜松AC)が出場権を獲得。
  8. ^ 指定されたタイム(2時間28分00秒)を上回った4位の中野円花(ノーリツ)(記録:2時間27分39秒)が出場権を獲得。
  9. ^ a b 2003年の第22回大会で野口が樹立した大会記録を上回っているが、男女混合レースとしての大会記録として野口の記録と併記されている。
  10. ^ 優勝者の松田から6位の佐藤早也伽(積水化学)までの6名が、指定されたタイム(2時間28分00秒)を上回ったため出場権を獲得。
  11. ^ 日本人選手内トップ(全体3位)の安藤友香と2位(全体4位)の上杉真穂は2022年内の他大会で出場権を得ていたが、日本人選手内3位(全体5位)の吉川佑美から6位(全体8位)の大東優奈(天満屋)までの4名が、指定されたタイム(2時間28分00秒)を上回ったことに伴って出場権を新たに獲得。
  12. ^ 2位の前田穂南が、2時間18分59秒というゴールタイムで女子マラソン競技における日本記録(野口みずきが2005年のベルリンマラソンで樹立)を19年振りに更新。
  1. ^ 2019年までは、当時開催されていたさいたま国際マラソンを加えた3年おきの持ち回り方式。
  2. ^ 8位までの入賞者で最も速かった選手に、賞金50万円を贈呈。導入時点(第38回大会)でのコースにおける30 - 35km区間内での最高記録(第37回大会で松田瑞生が記録した16分19秒)を上回った場合の賞金(50万円)も別立てで用意しているため、両方の条件を満たした選手は、総額で100万円の賞金を獲得できるようになっていた。
  3. ^ 第1回〜第27回までの社名はシチズン時計だったが第28回~第37回までの社名はシチズンホールディングスになり第38回から現在までの社名は再びシチズン時計になった。
  4. ^ 1991年から2010年のコース(Google Map), http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&gl=jp&ie=UTF8&view=map&msa=0&msid=100181663012752449918.00045e52172b3532d2883&ll=34.613829,135.519522&spn=0.003814,0.005804&z=16 
  5. ^ ワールドアスレティックスが2016年から女子フルマラソンの世界記録に男女混合レースと女子単独レースというカデゴリーを設けていた[5]
  6. ^ 今回の代表は共にセカンドウィンドAC所属の加納由理嶋原清子の2人が選出。
  7. ^ しかし渋井は世界陸上ベルリン大会本番前、右足甲骨の疲労骨折により欠場を表明。
  8. ^ 大阪国際女子マラソンとの違いは、「大阪陸上競技協会が主催」「日本陸連が後援」であること。
  1. ^ 大阪国際女子マラソン20年誌編纂委員会/編集『大阪国際女子マラソン20年誌』日本陸上競技連盟、2001年、21頁。 
  2. ^ 大阪陸上競技協会『大阪陸上競技協会・七十年史』1992年、98頁。 
  3. ^ 関西テレビ放送(編)『関西テレビ放送50年史』2009年、69頁。 
  4. ^ 『日本陸上競技選手権 100回記念 MEMORIAL BOOK』日本陸上競技連盟、2016年、110頁。 
  5. ^ a b c d e f “一山の記録は男女混合、野口は女子単独の大会記録として併記/大阪国際女子マラソン”. 産経新聞. (2021年1月31日). https://www.sanspo.com/article/20210131-HMLRNXYOCRL3NMMSWCB2COYUOA/ 
  6. ^ a b 大阪陸上競技協会『大阪陸上競技協会・七十年史』1992年、496頁。 
  7. ^ 奥村組は「大阪国際女子マラソン」に協賛します』(プレスリリース)奥村組、2017年7月12日http://www.okumuragumi.co.jp/news/2017/index6.html2017年8月23日閲覧 
  8. ^ "三菱自動車 燃料電池車『MITSUBISHI FCV』が2004大阪国際女子マラソンの伴走車として走行" (Press release). 三菱自動車工業. 22 January 2024. 2024年1月27日閲覧
  9. ^ “ダイハツ、大阪国際女子マラソンの車両提供見送り…認証不正受け「PRと思われる活動は控えたい」”. 読売新聞. (2024年1月25日). https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240125-OYT1T50041/ 2024年1月25日閲覧。 
  10. ^ 大阪国際女子マラソン1月31日開催 感染防止策を徹底(『産経WEST2020年11月11日付記事)
  11. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年9月28日). “大阪国際女子マラソンのコース変更 中間点付近に下り坂も”. 産経ニュース. 2022年9月29日閲覧。
  12. ^ “日本記録更新を目指し、コース変更 大阪国際女子マラソン、来年1月の第42回大会から”. 産経新聞. (2022年9月30日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001284.000022608.html 
  13. ^ 23女子コース” (PDF). 2023年1月23日閲覧。
  14. ^ a b “緊急事態宣言中も大会開催可能に 日本陸連がガイダンス改訂”. 産経新聞. (2021年1月15日). https://www.sankei.com/article/20210115-SKN45EZ6RNKRRMNNF3K5HXHGNE/ 
  15. ^ “異例の周回コース、五輪代表に好記録の期待 大阪国際女子マラソン”. 産経新聞. (2021年1月22日). https://www.sankei.com/article/20210122-GKL7KBL5ERP2XH3XZNLP4UQBEE/ 
  16. ^ a b “大阪国際女子マラソン、長居公園内の周回コースに変更”. サンケイスポーツ. (2021年1月21日). https://www.sanspo.com/article/20210121-HAYZWC7EGVLGVDAJ5YVDNQL3YA/ 
  17. ^ 「第40回大阪国際女子マラソン」開催について』(PDF)(プレスリリース)大阪国際女子マラソン組織委員会、2021年1月21日https://www.osaka-marathon.jp/wp-content/uploads/release_0121.pdf 
  18. ^ “給水1カ所、関門閉鎖3回…大阪国際は周回コースで戦略も変わる(1)”. 産経新聞. (2021年1月30日). https://www.sankei.com/article/20210130-E2WNVCBFHFM6BEH7JY4FVMFX4E/ 
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  76. ^ 福士加代子引退セレモニーで笑顔満開、高橋尚子氏ら豪華メンバーが花束贈呈(『日刊スポーツ2022年1月30日付記事)






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