仮面の忍者 赤影 実写版(1967年)

仮面の忍者 赤影

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実写版(1967年)

全52話が1967年4月5日 - 1968年3月27日まで関西テレビおよびフジテレビ系列で毎週水曜日19時 - 19時30分に放送された。

原作は正統派の忍者漫画だが、テレビ特撮版は怪獣UFOなど何でもありの世界観で人気を博した[1][2]

放映終了からおよそ1年後に、新撮影されたカットを追加した『飛びだす冒険映画 赤影』が劇場公開されている。

あらすじ

「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だったころ、琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が蔓延っていた。それを信じない者は恐ろしい祟りに見舞われるという。その正体は何か。藤吉郎は金目教の秘密を探るため、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ…」という第一部のアバンタイトルにあるように藤吉郎は天下平安を願い、飛騨の里の影一族に助けを求め、赤影、白影、青影の三人の忍者が駆けつける。かくして彼らは藤吉郎の命を受け、金目教配下の奇っ怪な忍者集団との戦いを繰り広げてゆく。

第二部のアバンタイトル「織田信長の活躍したころ、海を渡ってきた奇怪な妖術者の群れが、ギヤマンの鐘を求めて各地を襲撃した。世界制覇を狙うまんじ党の仕業である。強烈なエネルギーの製法を秘めたギヤマンの鐘3つ。日本の平和を願う信長は、まんじ党の野望を粉砕すべく、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ…」、第三部のアバンタイトル「悪大将、夕里彈正の反乱を知った織田信長は、居城清洲から小人数を率いて京の都へ急いだ。しかしその道筋には彈正に味方する根来の忍者が、恐ろしい怪獣を操って待ち構えている。道中の無事を願う信長は、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ…」と赤影・白影・青影が織田信長に招聘され、第二部ではまんじ党とギヤマンの鐘の争奪抗争をし、第三部では岐阜城から京に向かう信長の護衛任務にあたり、夕里彈正に雇われ信長を襲撃してくる根来忍軍と戦う。

第四部のアバンタイトル「飛騨の国影一族に伝わる黄金の仮面は、あらゆる忍者にとって憧れの的、栄光のシンボルであった。そしてまた、仮面には莫大な黄金の謎が秘められているのだ。この仮面を奪い忍者の王座を狙う者が現われた。怪忍獣を使う魔風雷(いかづち)丸である…」と、飛騨の里の影一族赤影・白影・青影他と魔風雷率いる魔風忍軍とが、飛騨の里の影一族所有の黄金の仮面を争奪抗争する。

登場キャラクター

影一族

赤影 - 坂口祐三郎
飛騨の里が誇る忍びの名門「影一族」の一番手。常人ならざる様々な忍術を駆使して、幻妖斎を始めとする忍法者と渡り合う。父は影一族の長、影烈風斎である。赤い仮面で素顔を隠しており、仮面の額にある秘石からは、指や刀を当てることで破壊光線を放つ他、透視術も使える。白影と青影共に飛行術を会得しており、空を飛べる。赤いマフラーをしている。主題歌で「どんな顔だか知らないが」と歌われているが、一般民に変装しているときは素顔をさらしている。
第14話以降、登場の際に「赤影参上!」のセリフと共にシルエットが角度を変えながら徐々にアップになるバンク映像が使われるようになる。
白影 - 牧冬吉
初老の忍者で、忍術のベテラン。槍術を得意とし、「影」と書かれた巨大な凧に乗る。白いマフラーをしている。
  • 演じる牧のスケジュールの都合で、登場は第2話からとなった[3]
青影 - 金子吉延
少年忍者。親指を鼻に当てて「だいじょ〜ぶ!」や、「がってんがってん、しょ〜ち!」など、独特の動作を伴う相槌を打つ。主な武器は刀と鎖分銅。薄い青紫色地に赤紫の水玉模様のマフラーをしている。
白山はくさん
赤影が乗る白い忍馬。ほかの二人は黒馬に乗る。人語を解するだけでなく話すこともできる。
陽炎かげろう - 時美沙
第4部魔風編に登場。青影の姉で、烈風斎をおじさまと呼ぶ。盲目であるが、二里四方の音を感知できる。烈風斎から黄金の仮面を託され、紅影や黒影と共に影一族の館を抜け、赤影と合流する。黄金の仮面の秘密を知っている。
薄影うすかげ - 佐藤京一
黒影くろかげ - 出水憲次
紅影べにかげ - 千代田進一
影 烈風斎かげ れっぷうさい - 徳大寺伸
第4部魔風編に登場。赤影の父で影一族の頭領。陽炎に黄金の仮面を守るように伝え、紅影や黒影と共に逃がした後、魔風雷丸と戦い優勢するも、雷丸の騙し討ちに遭い、戦死する。

赤影たちの関係者

木下藤吉郎 - 大辻伺郎
竹中半兵衛 - 里見浩太郎
織田信長 - 倉丘伸太郎(卍党編)、嶋田景一郎(根来編)
ベロベロ・ペドロ - 大泉滉
第2部卍党編に登場。優秀なポルトガルの科学者で当初は死んだものと思われていたが、赤影たちがサタン、デウス、マリアの鐘を集めた時、竜牙島に生きていることが判明する。自分の存在を世間に隠すために、わざと自分の墓を作り、墓穴から海底の真下まで隠し道を掘り、そこに人工太陽によるユートピアを築き、人知れず静かに暮らしていた。弟に宣教師のジュリアン[注釈 1]がいる。
ましらの甚内ましらのじんない - 波多野博
第3部根来編に登場。伊賀忍者で白影の戦友。第11話では白影と会い、京都の隠し道を突き止めたが、全ては十六夜月心が彼に化けて仕組んだことだった。第13話では根来に与するふりをして、暗闇寺への道に道標を残すが、暗闇鬼堂に殺された。

金目教

甲賀流忍者である祈祷師・甲賀幻妖斎が率いる謎の宗教。霞谷かすみだに七人衆と呼ばれる甲賀忍者の一団を使って、金目像を中心とした本陣を建設し、京に攻め上らんと企む。霞谷七人衆は、歌舞伎をベースにしたキャラクター作りが行われている。[要出典]

甲賀 幻妖斎こうが げんようさい - 天津敏
当初は霞谷を本拠地として、霞谷七人衆に様々な指示を与えていた。配下を4人失った時、霞谷を離れ、京都で布教活動を行い、京都を占拠しようと企んだ。金目教の力を誇示するために、室町幕府の将軍・足利義昭を忍術で病気にし、快癒を祈る際、住人に金目教に帰依するよう説くが、赤影一行と闇姫の妨害により頓挫する。最後の賭けで金目像を動かして比叡山に迫るが、赤影に金目像を破壊された。
霞谷七人衆かすみだにしちにんしゅう
鬼念坊きねんぼう - 芦田鉄雄
「鉄より硬い」と豪語し、刀や手裏剣、銃も通じず、刀身も圧し折るほどの鍛えぬいた身体を持つ怪力忍者。ただ一つ鍛えようのない目が弱点で、赤影に左目を攻撃された後は、特製のヘルメットとゴーグルをつけて現れる。杖で丸鋸を操る他、杖を火炎放射器のように使うこともできる。金目像が赤影たちを抹殺しようとする際、彼らのいるお堂を破壊した時に巻き込まれ瓦礫に埋もれて死亡する。
蟇法師がまほうし - 近江雄二郎
敝衣蓬髪の法師スタイル。洞窟で蛙を育てており、成長したものを「千年蝦蟇」として操る。七人衆で唯一生き残り、仲間の墓前で仇討ちを誓う(10話)が、その後戦闘に参加することは無かった[注釈 2]
傀儡 甚内くぐつ じんない - 波多野博
傀儡師の姿をした怪忍者。黒いストッキングのような薄布を被っていて、「忍法顔盗み」で他人に化けることができる。小さな傀儡人形を等身化して操る「忍法傀儡変化」という術を持つ。甲賀のからくり屋敷では相打ち覚悟で赤影を迎え撃つも敗れる。その素顔は、口以外は眼も鼻もない白いのっぺらぼうだった。
  • 演じる波多野博は第四部「魔風編」でも顔のない忍者・闇の黒蔵を演じている。
悪童子あくどうじ - 大城泰
水玉模様の西洋風道化服を着け、奇声を発する小柄な忍者。黒い忍び凧に乗り、空中から火遁攻撃を行う。白影と凧合戦を繰り広げた末敗れた。
闇姫やみひめ - 岡田千代
甲賀のくの一。長い髪を歌舞伎の連獅子風に振り回し、暴風を呼ぶ「忍法髪あらし」の術で赤影を翻弄する。ただし髪を切られるとこの術は使えない。幻妖斎が自分を捨て駒に使ったため幻妖斎を裏切り、幻妖斎に追い詰められた末に屋敷の屋根から転落死した。いまわの際に金目像の秘密を教えた。
朧 一貫おぼろ いっかん - 阿波地大輔
身体を紙や紙吹雪に変えたり、平面化することができる巨漢忍者。光でバリアを作れる他、特大の刀も使う。登場時には歌舞伎の拍子木・(き)の効果音とともに現れる。劇場版『飛びだす冒険映画 赤影』では高空に飛び上がり、急降下して巨大な高下駄に仕込んだ刃物で岩をも真っ二つにする「忍法禿鷹」で白影を襲った。幻妖斎が京都に布教目的で入った際、赤影[注釈 3]に化け、京の都で狼藉の限りを尽くす。わざと役人に捕まって投獄された赤影の命を狙うが、この赤影は替え玉で、逆にアジトへ行くところをつけられた。紙に化けて逃げようとしたところを赤影たちに取り押さえられ、幻妖斎の居場所を問い詰められるが、口封じに槍で刺し殺された。
夢堂 一ツ目むどう ひとつめ - 汐路章
自らの隻眼(左目)を空中に放り、巨眼「一ツ目」として操る。この目で人をさらう他、移動することもできる。さらに鎌を武器として使い、左目同様自由自在に操ることもできる。第8話では南蛮大筒職人の娘をさらい、金目教のために大筒を作らせようとするが、赤影との戦いに敗れる。
甲賀下忍衆
黒い覆面に黒装束の忍者集団。
金目像
内部に操縦室を具えた巨大な自動人形。目から光を放って金目教を信じぬ者たちに「仏罰」を加える。この光線は洗脳能力も持っている。
当初は普通の目だったが、8話以降は瞳のないライトのような目になる。8話では南蛮大筒で左腕を破壊されたが、9話で修理された。11話では赤影の入っている小屋を破壊するが、赤影は無事で、誤って一緒にいる鬼念坊を殺してしまう。13話では、京の民衆と比叡山の僧兵を洗脳して、比叡山を制圧しようとするが、赤影に阻まれて破壊された。
巨大独楽[注釈 4]
幻妖斎が搭乗する、大きな独楽型兵器。視界が悪く、潜望鏡で周囲を見なければならない。
大蜘蛛
甲賀のからくり屋敷で赤影と青影を襲った巨大な毒蜘蛛。最期は、赤影の仮面の秘石に感電し殺虫された。
黒蝙蝠くろこうもり - 舟橋元
甲賀の抜け忍。七人衆に匹敵する実力を持つため妻子を人質に取られ、幻妖斎に手を貸す。口笛で無数の吸血蝙蝠、また火を吐く巨大蝙蝠[注釈 5]を操り、赤影に勝負を挑む。青影が彼の妻子を助けたため、戦いを中断する。

まんじ党

「南蛮からやって来た妖術者」と称する一団。南蛮人ペドロが発明した巨大エネルギーの秘密が隠された「デウスの鐘」「サタンの鐘」「マリアの鐘」の三つの鐘を手中に収めんと暗躍する。その正体は第一部で死んだと思われた幻妖斎が、甲賀忍者の一派うつぼ忍群を中心に結成した忍者集団。「大まんじ」という、飛行・潜行自在な機械仕掛けの巨大な球状の要塞兵器を操る。

甲賀 幻妖斎
金目教が壊滅した後、「大まんじ」と甲賀のうつぼ忍群を指揮してまんじ党の統領となりペドロの発明を狙う。白色のユニフォーム、白いマントを羽織っている。まんじ党七人衆を使い、デウスの鐘、マリアの鐘、サタンの鐘を巡って争奪戦を繰り広げる。13話では、漁民に化けてペドロの墓の秘密を、わざと赤影たちに教え、墓の蓋を開けたところで白影を人質に取って赤影に竜牙島への道案内をさせる。
まんじ党七人衆
甲賀忍者のうち、「うつぼ忍群」に属する七人の精鋭から成り、各人の個性に合わせた七色のパーソナルカラーでコーディネートされたフェイスペイント+ユニフォームに黒マント(裏地は個々のパーソナルカラー)という非常に視覚的に派手な出で立ちで、額には「卍」のマークを貼り付けている。当初は、白いガスマスク風の覆面+スイムキャップ風の頭巾で素顔を隠していた。
不知火 典馬しらぬい てんま - 小田部通麿
赤色のユニフォームとメイクで登場する火遁忍者。背中に油筒を仕込み、「ファイヤー」と叫んで火焔攻撃を行う。人語を解する鳥のアミーをスパイとして赤影一行に送り、一行を偵察させる。
アミー
典馬が飼っているセキセイインコ。まんじ党七人衆に含めないが人語を解する。赤影一行を漁船におびき寄せるが、典馬が船を破壊し赤影一行ともども巻き添えにしたため、最後に典馬を裏切り、赤影一行についた。
魚鱗 流泊ぎょりん りゅうはく - 有川正治
青色のユニフォームとメイクで登場する水遁忍者。二挺の大鎌を振り回す「忍法水かまきり」や、水圧で石塀も穴だらけにする「忍法水鉄砲」などの技を使う。
白蝋鬼はくろうき - 石丸勝也
白地に黒斑点のユニフォーム、白いメイクで登場する老忍者。「忍法小人変化」で掌サイズに身体を縮小できる。逆に右腕を巨大化させることもできる。また蝋を吐き、相手の全身を蝋引き状態にして動きを封じる(窒息させて殺すこともできる)。ギヤマンの鐘のありかを聞き出すためにジュリアンを襲う。
猩猩 左近しょうじょう さこん - 鈴木金哉
茶色のユニフォームとメイクで登場する。「忍法針紋鬼」として、全身を銀色の針で覆った姿に変え、球状になって体当たりする。毛針を息で吹いて飛ばす他、ボール状の針爆弾も使う。
  • 後に『仮面ノリダーV2』に登場する悪の軍団・ゲロジョッカーの最高司令官 猩々右近(しょうじょう うこん)のネーミングの元ネタとなった。[要出典]
魔老女まろうじょ - 新屋英子
数百年も生きながらえている甲賀の老くの一。幻妖斎も「オババ」と呼んで一目置いている。黄色のユニフォームに青いメイクで登場。若い美女に化ける変装術を持つ。毒薬に精通し、何度でも蘇る不死身の身体を持っており、傀儡人形を等身化して操る「忍法生き昇天」、骸骨を操る「忍法死人操り」、雪で相手の動きを止める「忍法雪固め」の術を使う他、水晶玉の中に隠れることもできる。
むささび道軒むささび どうけん - 山口幸生
緑色のユニフォーム、メイクで登場する。むささびの集団を操り、自らも巨大なむささびの怪獣に変身する。飛行能力を持つが、マントがなければ飛べない。
黒道士くろどうし - 滝恵一
白黒縞(ゼブラボーダー柄)のユニフォーム、黒い口覆いで登場する。巨大なビーチパラソルに掴まって空を自在に飛ぶ「忍法つむじ傘」[注釈 6]という術を持つ。「火吹き竹」という火薬筒を使い、白影の忍凧と度々空中戦を繰り広げた。予備の傘を盾にして使うこともあり、傘を破壊されれば逃走用にパラシュートやジェットパックも使う。オーソドックスな忍術も使い、苦無を相手の影に刺す「忍法影縫いの術」で相手の動きを縛る。
まんじ党下忍
七人衆の下で手足となって働く下級忍者。黒い全身タイツにベルト、黒マント、目抜きの白い頭巾と南蛮風のいでたちをしており、胸に「卍」のマークを付けている。忍刀や弓矢を使わず、ナイフやマスケット銃といった水兵を連想させる武器を使う。
大まんじ
まんじ党の本拠ともなっている円盤型の巨大要塞で飛行能力と潜水能力を持ち、通信機器なども内蔵している。特に舷側から突き出す6連装の大筒による砲撃は絶大。第2部13話では潜水能力で竜牙島の海底に潜り、ペドロのユートピアの真上に大穴を開けた。幻妖斎はペドロをこれに乗せてユートピアを立ち去るが、白影が黒道士に化けてしかけた爆弾が爆発したため大破する。幻妖斎、ペドロ、白蝋鬼、黒道士はこの爆発で死亡した。

根来忍軍

紀州根来山中の「暗闇寺」に巣食う、根来忍者の一派。頭領・暗闇鬼堂に率いられ、天下を手中に収めんと企む武将・夕里弾正と結託し、目的成就の暁に「夜の世界を譲り受けること」を条件に、織田信長を討たんとする。巨大な「怪忍獣」を手懐けており、これを操って京への道中にある信長らを執拗に追う。

根来十三忍
暗闇 鬼堂くらやみ きどう - 原健策
根来十三忍の頭領。幻術・妖術を操り、第37話では巨大化して山小屋ごと信長と青影を攫ってみせた。最終決戦を前に、「黄泉の法」を用いて怪忍獣の操り手である配下6人の魂を呼び起こし、彼らの棺に魂を入れた上で、怪忍獣を復活させる。杖を使って戦う他、体を透明にすることもできる。
水馬 流馬みずすまし りゅうま - 新宮寺寛
信長暗殺の一番手。水流の上を渡り、洪水の幻覚を引き起こす水遁の術に長けたほか、剣の使い手でもある。京への出立を明朝に控えた信長の寝所を襲う。「忍法闇分銅」で赤影を鎖締めにする。
渦巻 一貫斎うずまき いっかんさい - 戸上城太郎
大筒を使わせれば日本一の忍者と自負し、催眠術で村人を操って赤影と白影を襲わせる。古寺を占拠し、尾張を迂回した信長一行を仏塔から大筒で狙撃する。大山椒魚の怪忍獣「大怪魚ガンダ」を操る。
山彦 多門丸やまびこ たもんまる - 黒沢真一
弓の使い手で、また「忍法山彦返し」で音を反響させ、突風や山崩れを呼ぶ。信長一行の道中宿の女中を脅して飲み水に薬を入れさせて、一行を眠らせる。
蟻身 眼兵衛ありのみ がんべえ - 脇中昭夫
白蟻の怪忍獣「大白蟻ガバリ」を操って、薬で眠りこんだ道中宿の信長一行を夜襲した。一行がこれを逃れると翌日、人食い蟻の蟻塚に赤影を落とし、鉄砲隊を率いて信長一行を狙撃する。
かげろう三兄弟
百面鬼ひゃくめんき - 楠本健二
変装の名手で白影に化け、信長の家来衆と赤影らを分断させる。その後は、信長に一芝居を打って正体を現し、止めを刺そうとするが、赤影たちに敗れた。
つむじ - 市村昌治
鬼の仮面を被り、「忍法つむじ風」で突風を起こす。兄の百面鬼亡き後、弟・野火とともに信長一行を襲う。
野火のび - 柳原久二夫
鬼の仮面を被り、「忍法野火かげろう」で火焔を吹く火遁忍者。
虫寄せ風葉むしよせかざは - 島景子
根来のくの一。口笛、またはオカリナを使ってカブト虫の怪忍獣「鉄甲アゴン」を操る。突風を起こし鎖でがんじがらめにする「忍法風の葉」で白影を捕える手柄を立てるが、用済みと見た矢尻に斬られる。その後、痺れに苦しむ赤影と白影を助け、ドグマの弱点を教え、力尽きた。
人むかでの矢尻ひとむかでのやじり - 末広真樹子
百足の怪忍獣「大百足ドグマ」を操るくの一。風葉とともに難所で名高い鈴鹿の峠で信長一行を待ち伏せし、ドグマの火焔で追いつめる。毒煙と薙刀の使い手でもある。風葉を切り捨てた後、ドグマと髑髏の根付けで信長たちを苦しめるが、赤影に妨害される。戦いの末、薙刀をへし折られ赤影に見逃されるが、背後から刀で切ろうとした際、誤って崖下へ転落。瀕死の重傷を負うがドグマの死を見た後、自害した。
流れ星 左十ながれぼし さじゅう - 北村英三
伊賀の里近くの「梟の森」に棲む梟の精、「ガッポ」を手懐けており、白影が応援に呼んだ伊賀忍者4人による囮の輿を襲って信長の行く手を聞き出し、信長らを「梟の森」に誘いこんでガッポに襲わせた。梟を通信機代わりに使う他、羽手裏剣も投げる。
魔風 刑部まふう ぎょうぶ - 小田部通麿
琵琶法師の風体をした怪忍者。刀で突いても斬っても死なない身体を持ち、行く先々で石仏に化けて待ち構える。口から吐く白い息で人間を石に固める「忍法石仏」という術によって、信長の護衛を務める伊賀忍者残り3人を殺してしまい、信長はついに身一つとなってしまう。
また、自ら石仏化することも可能。
十六夜 月心いざよい げっしん - 末広恵次郎
変装の名人で、白影が新たに呼び寄せた伊賀忍者、ましらの甚内に化け、また夕里弾正の関所を迂回するための抜け道を知る御用商人にすり替わり、信長一行を罠処へ巧みに誘導する。巨大な山猫の怪忍獣「ジャコー」を操り、暗闇鬼堂とともに一行を襲う。
根来下忍衆 - 川谷拓三 西田良
根来十三忍の手足となって暗躍する、灰色の頭巾と装束の忍者集団。
夕里弾正 - 汐路章
大和の国の武将。腹の黒さと冷酷さで悪名高く、京に攻め上ってこれを包囲し、都の民に残虐の限りを尽くす。根来暗闇寺に使いを送り、「夜の世界」を譲ることを条件に暗闇鬼堂と結託する。
怪忍獣
第一部で千年蝦蟇と大蝙蝠、第二部で巨大むささびが登場していたが、当時空前の怪獣ブームの影響を受け、この第三部から「怪忍獣」として巨大な怪獣が毎回登場。これらの題材は、大山椒魚や山猫、梟など、日本の風土に立脚したものが選ばれた。また、劇伴音楽の新録音に伴い、怪忍獣それぞれのテーマ曲が新たに作曲されている。
大怪魚ガンダ[注釈 7]
暗闇寺そばの渓谷に棲む、大山椒魚の怪忍獣。大山椒魚の姿で渦巻一貫斎によって運ばれ、笛の音で巨大化する。火焔を吐いて信長一行を襲った。
大白蟻ガバリ[注釈 8]
蟻身眼兵衛が操る白色をした蟻の怪忍獣。両前足から強力な蟻酸を噴出する。水に弱い。
鉄甲てつかぶとアゴン[注釈 9]
普段は何の変哲もないかぶと虫だが、虫寄せ風葉の口笛、またはオカリナによって巨大化する。口から緑色の液体を吐き、背中の角からの麻痺光線で信長らの動きを奪う。赤影に風葉から奪ったオカリナで操られ、ドグマと戦うが敗れる。
大百足ドグマ[注釈 10]
強力な牙をもつ巨大な大百足。口から火焔を吐く。矢尻の持つ髑髏の根付が弱点で、これを投げつけられて身体を分断され死んだ。
梟の精ガッポ[注釈 11]
流れ星左十が操る、「梟の森」に棲む巨大な梟。目から火を吹いて信長らを襲う。強い光に弱く、青影の機転によって照明弾を打ち上げられ、その光を浴びて無力化し倒された。
怪忍獣ジャコー[注釈 12]
巨大な山猫の怪忍獣。十六夜月心が操る(または変化したもの)。月の光で力を得るため、これを遮られると無力化する。

魔風忍軍

魔風雷丸が率いる怪忍者集団。甲斐と信濃を本拠地としている。「影の里」に伝わる、巨大エネルギーを隠した「黄金の仮面」を狙って里を襲い、赤影の父・烈風斎を亡き者にした。雷丸の正体は、巨大な一つ目のとかげ忍獣「じじごら」であった。

魔風十三忍
魔風 雷丸まふう いかずちまる - 汐路章
無邪気でコミカルなキャラクターだが狡猾かつ残忍な性格で、下顎から牙の生えたとても人間とは思えない風貌の持ち主。第三部の暗闇鬼堂同様、十二人の配下を擁し魔風十三忍の頭領でもある。
黄金の仮面から発せられた光線で倒れた瀕死のじじごらが次第に雷丸の姿になり口から血を流して悲鳴を上げて絶命した。
小文字 右兵こもんじ うひょう - 月形哲之介
火遁の術を使い、使う刀はバズーカや火炎放射器にもなる。
夜目 蟲斎よいのめ ちゅうさい - 大城泰
固い鎧に身を包み、奇声をあげて鎧虫怪獣「グロン」を操る。普段はグロンを縮小化して口から呑み込み体内に隠している。グロン同様顎にある三日月型の痣が弱点で、青影の鎖分銅が当たり倒される。
雲間 猿彦くもま さるひこ - 二見忠男
一種のテレパシーで双子の弟・犬彦と連絡を取り合うが、特殊体質の持ち主で、自分が死ねば、犬彦も同時に死ぬ。降参したふりをして赤影の一行に潜り込み、赤影に自分を信用させるため血潮将監を殺し、一行を危機に陥れるが赤影や白影にスパイであることを見破られた後は、赤影一行の味方をするようになる。後に捕えられるも青影と陽炎に助けられ、その恩に報いるために雷丸や犬彦の目前で自害し、赤影と白影に看取られながら果てた。岩も切断するはがね鞭の使い手でもある。
雲間 犬彦くもま いぬひこ - 二見忠男(二役)
兄の猿彦と異なり、左の頬にほくろがあったが赤影たちにその特徴を知られた為に後に取り去っている。。第7話では青影から黄金の仮面を奪う。第8話では、猿彦になりすまし、赤影と白影を魔風堂におびき寄せるが、(殺してしまうと自分も死ぬので仕方なく)半殺しにしてあった猿彦が自害したことで死んでしまう。
血潮 将監ちしお しょうげん - 阿波地大輔
モヒカン刈りに泥鰌髭、弊衣をまとい、杖を持った仙人スタイル。普段は山蛭を肩に乗せており、吸血蛭の怪忍獣「ギロズン」として操る。透視術と傀儡の術の使い手でもある。
闇の黒蔵やみのくろぞう - 波多野博
顔の無い忍者。爛れて崩れたような顔をしており、顔の皮膚を千切って投げると爆発する。赤影を沼に引きずり込み、得意の変装術で赤影に化けて、白影らと別行動を繰り返すなど、不可解な行動をし、暗躍。その後、魔風の目は届かないと偽って、夜の地蔵岩の辺りに白影たちを誘導するが、魔風忍者たちに指示を出しているところを青影に偽者と見破られる。青影と鎖分銅の綱引きで、崖に落とした後、白影がいない隙に自分の正体を見破った猿彦と共謀し、彼と共に魔風に捕まったふりをして、白影を倒そうとするも、復活した本物の赤影に妨害される。赤影と対決するも、刀身を圧し折られ、仮面を真っ二つにされた後、正体を現す。白影の槍投げを空高く飛んで交わすも、赤影の投げた爆弾を受け、全身粉になって、死亡。
口無 水乃くちなし みずの - 沢淑子
岩石怪獣「ががら」を操る、十三忍唯一のくの一。雷丸に母親を人質に取られており、不本意ながら雷丸に従っている。過去に一郎次という、生きていれば青影と同い年になっていたであろう弟を修行中の事故で失ったため、姉・陽炎を慕う青影に亡き弟の面影を重ね、同情している。その思いから捕えていた青影にががらの弱点を教え、自ら逃がしたことで雷丸から最後通告をされ、やむなくががらと共に赤影一行に戦いを挑むも、赤影の機転によって敗れる。その際、ががらの爆発に巻き込まれて致命傷を負い、今わの際にががらを青影に託し、息を引き取った。
足切 主水あしきり もんど - 山本一郎
蟹を大蟹怪獣「ざばみ」に変えて操る。顔の中心に白い線をペイントし、無口で何を訊かれても「むぅん」と唸り声で返事をする風変わりな男。魔風堂での中忍の供養を警護し、供養が終わったところで透明化し草むらに隠れてざばみを操るが、赤影に透視術で見破られ「忍法流れ星」で倒される。
引導坊いんどうぼう - 河上一夫
棒術の達人。伸縮自在のろくろ杖を使う。十三忍の一人とはいえ、使命などにそれほど興味を示していない。息子の鬼丸を一人前にするために棒術や忍術を厳しく教えるが、一方では目に入れても痛くないほど溺愛している。雷丸に鬼丸が人質に取られたため、陽炎をさらうように命じられ、止む無くこれに従うものの、自力で逃れてきた鬼丸の説得によって、雷丸の本性を知り離反。その後、息子と共に魔風に戻らず、いずこへと旅立った。実は妻に先立たれており、妻から鬼丸を忍者にすることに反対されていたことをこぼしている。
鬼丸おにまる - 長張卓実
引導坊の息子。十三忍には含まれない。引導坊同様ろくろ杖を使える。雷丸に人質に取られかけるが、父との修行の賜物だけあって、自力で下忍を蹴散らして逃げ出す。子供ながらに豪胆で青影に対しても物怖じすらしない。忍法対決の最中に命を助けられ友達となった青影と共に、引導坊と赤影が戦っている場所に赴き戦いを中止させる。その後、青影と再会を誓い合い、父と共にいずこへと旅立っていった。
花粉 道伯はなのこ どうはく - 有川正治
女に化け髪に挿した花を人喰い植物「ばびらん」に変えて操る。色黒で鼻に金の輪をぶら下げているが、女に化けた時もこの金の輪をしている。9話で陽炎をさらい、49話で農夫と道作りから脱走した労働者をばびらんに食べさせた後、少女に化け、川上から「たすけて」と破った笠でメッセージを送って、赤影を森におびき寄せる。ばびらんのダメージや生死は、道伯にも同様に反映されてしまう。
ばびらんの雄蕊を青影に攻撃されると苦しみ出し、雄蕊を切り取られると絶命した。
不動 金剛丸ふどう こんごうまる - 鈴木金哉
百姓に化けて「魔風部落を逃げた」と言って赤影をおびき寄せる。特大サイズの刀を二本持っており、刀から破壊光線や衝撃波を発射する。そのうち、破壊光線を放つものが忍法地雷火陣。いまわの際に、地獄谷に来るよう赤影と白影に告げた。
でっかでか東馬でっかでかとうま - 大前鈞
52話に登場。言葉は話せないが雷丸に忠実な巨漢で魔風十三忍最後の忍者。青影に化けていたが陽炎に体臭が違うと疑われる。全員が寝静まった隙に黄金の仮面を奪いじじごらの体内の雷丸に届けるも赤影たちに付けられていた。長身だが子供の青影にも化けられる達人級の変装術の使い手。一時は赤影と白影それぞれを片手で捕まえる程の怪力を持つが戦闘に入ると呆気なく倒される。
魔風下忍衆
魔風忍軍の手足となって暗躍する、鈴模様の頭巾と装束の忍者集団。バイキングの楯や槍、鉄砲も使う。
魔風怪忍獣
グロン
トカゲとアルマジロを合わせたような外見をした、夜目蟲斎が操る鎧虫怪獣。背中に固い装甲を持ち爆弾攻撃にも耐える。アルマジロのように丸まるだけでなく丸まった状態で空を飛ぶこともできる。顎にある三日月型が弱点。
ギロズン
血潮将監が操る怪忍獣。蛭をモチーフにした奇怪な外見。口をバキューム掃除機のように使い、相手を吸い寄せ血を吸う。毒ガスも使うが、他の忍怪獣より小さく、身長は人間よりやや大きい程度。黒影と紅影を襲い、血を吸ってミイラにした。
ががら
口無水乃が操る怪忍獣。やどかりがモチーフだが貝殻の中身は甲殻類ではなく、トカゲ風。体を回転させたり、地中に潜って移動できる他、油と火を吐く。首をひっこめるとあらゆる攻撃を受け付けないが、攻撃も不可能になる。1度は赤影が森に誘い込んで自爆させられたが、もう1度だけ戦うことが可能であり、爆発に巻き込まれた水乃がいまわの際に青影に託した。その後託された青影に使用され、塔からざばみを遠ざけた。額の三つ目が弱点だが、体内に油を貯めて火を吐くので、外から火で炙れば自滅(爆)してしまう。
ざばみ
足切主水が操る、蟹の怪忍獣。泡とはさみを使って暴れる。第7話では赤影と白影が陽炎を助けに塔へ行った時、塔を攻撃し、青影が差し向けたががらを倒す。第8話では足切主水の指示で暴れるが、主水の死と共に消える。
ばびらん
花粉道伯が操る怪忍獣だが、怪獣というよりは人食い植物であり、形は蘭の花で生態はもうせんごけがモチーフ。七色の光で獲物を惑わせ、触手になったおしべで捕らえて食べるが、その触手が弱点でもある。花粉のバリア「花の粉膜」を作れる他、瞬間移動能力も持っている。花粉道伯と繋がっており、ばびらんがダメージを受けると道伯も苦しみ、ばびらんが死ぬと道伯も死ぬ。
じじごら
雷丸が操る怪忍獣。とかげがモチーフだが、角1本、目1個、腕の皮膜が特徴で、目から破壊光線を放ち、腕の皮膜で空を飛ぶ。第11話では青影をさらう。体内にグロン、ギロズン(巨大)、ががら、ざばみ、ばびらんを収容しており、第13話でこれらを解放して総力戦を挑むが、黄金の仮面の光線でこれらともども倒される。死んだ後の姿は魔風雷丸その人だった。

スタッフ

主題歌

忍者マーチ(オープニング・エンディングで使用)
作詞 - 伊上勝 / 作曲・編曲 - 小川寛興/ 歌 - ヤング・フレッシュボーカル・ショップ
赤影の歌(劇中で使用)
作詞 - 伊上勝 / 作曲・編曲 - 小川寛興/ 歌 - ヤング・フレッシュ、ボーカル・ショップ

制作

企画経緯

1966年東映白土三平の漫画『ワタリ』のテレビドラマ化を企画していたが[7]、先行して制作された映画『大忍術映画ワタリ』について原作者の白土がその内容に激怒し東映との絶縁を宣言。テレビドラマ化の企画も白紙化してしまった[2]

しかし、企画は頓挫した時点で既に一部のキャストやスタッフの手配に動いており、東映は急遽、白土と同じく忍者漫画の大家である横山光輝に原作を依頼。横山はこれに応じ、人気作『伊賀の影丸』の連載を終了して、新たに「週刊少年サンデー」にて『飛騨の赤影』の連載を開始した[7][2]

この原作は、その後東映京都関西テレビによって特撮テレビドラマ『仮面の忍者 赤影』として実写化され、これに合わせ、原作漫画の『飛騨の赤影』のタイトルも、テレビドラマと同じ『仮面の忍者 赤影』に改められている[7][2]

本作品はカラー番組にすることを条件に、広告代理店の電通が持ち込んできた企画で、その裏には、スポンサーの1社となる三洋電機カラーテレビを売るという戦略があった[8]。当時は、ほとんどの家庭が白黒テレビで、関西テレビ内でも意見が割れた。しかし白黒では将来売り物にならないという考えからカラー放送を決めた[8]。本作品はテレビ初のカラー時代劇であり[8]、『マグマ大使』『ウルトラマン』に次ぐ3番目のカラーテレビ特撮作品であり、スポンサーの三洋電機がカラーテレビのタイアップを行なっていたことから、主人公一派の人物は赤影、青影、白影と「色彩」を強調した作品になっている[2]。この「色別のヒーロー集団」というコンセプトは後の『秘密戦隊ゴレンジャー』に受け継がれた[9]

関西テレビが制作した初のカラー作品で唯一の特撮作品でもある。同社の注力も並々ならぬもので、加藤哲夫プロデューサーによれば、1時間番組で100万円が相場の時代に、30分1話あたり約200万円という破格の制作費が費やされていたという。

作風

巨大な独楽やパラソルに乗って姿を現す忍者など、奇想天外な作劇が印象的な赤影であるが、倉田・山内両監督らはいかに面白い忍術絵巻を描くか、スタッフ全員に宿題のようにしてアイディアを提出させた。スタッフはどんな忍術が使えたら面白いか自分の子供に尋ねたり、頭を絞って番組中の忍術合戦を盛り上げた。

その結果、敵忍者にはどう見ても戦国時代の者とは思えない出で立ちをした怪人物が次々と登場し、空飛ぶ円盤「大まんじ」や、巨大なロボット「金目像」などといったSF的なアイテムが次々と繰り出されてゆく。一方で、スタッフに自由に考えさせその発想を大胆に活かす試みは制作現場に大いに活気をもたらし、作品成功の強力な原動力になった[注釈 13]。結果的に敵忍者とその忍術の描写が時代考証を無視した破天荒なものとなっていったことは事実であるが、一方で忍者以外の人物の衣装・風俗はきちんと設定の戦国時代ものの様式で揃えられており、そこは時代劇のメッカたる東映京都の矜持が示されている。ドラマを支える俳優陣も、当時の時代劇でおなじみの顔ぶれが確かな演技力で彩りを添えた。

第3部・第4部では方向性が若干代わり、毎回のように怪獣が登場して怪獣特撮番組の様相を呈してきた。その代わりとして第1部・第2部とは異なり、敵忍者の描写はオーソドックスな時代劇的なものとなった。平山は、ストーリー展開については脚本の伊上勝に任せていたと述べている[10]。『大忍術映画 ワタリ』『怪竜大決戦』に続いて手掛けた伊上勝は全話の脚本を執筆。

エピソード

前述のように元はテレビドラマ版『ワタリ』として企画されていたものが頓挫し、急遽本作品へと変更されたという経緯がある。そのため映画版『大忍術映画ワタリ』で「ワタリ」と「爺(四貫目)」を演じた金子吉延牧冬吉が、本作品にスライドする形で「青影」と「白影」を演じている[11]。対して、赤影の配役決定は若干遅れた[11]。赤影役は東映から出された三人の候補から、テレビ側のプロデューサーである関西テレビの加藤哲夫が「目に光のある役者」という理由で坂口祐三郎を選んだ[8]。三洋電機が開いたイベントで赤影が仮面を取った時は観客の女性ファンが「キャアーッ!」と大騒ぎしたという[12]

プロデューサーとしてクレジットされている平山亨は、東京撮影所の『キャプテンウルトラ』に掛かりきりで忙しく、実際に現場を仕切ったのは関西テレビの加藤哲夫と東映京都テレビプロダクションの高田正雄である[8]

赤影たちの忍者装束には、スキーウェアが使われた。動きにくいうえに、夏は汗びっしょりだったそうである。劇中で、青影が食べる忍者の携帯食は、ゼリービーンズマーブルチョコレートだった。

第一部・第四部に登場する「大蝦蟇」、「大蜘蛛」、「怪竜」は、東映京都が本作品に先んじて制作した映画『怪竜大決戦』に登場したキャラクターを流用したもの[13]。これらの造形物の改修とあわせ、いくつかの怪忍獣の造形は『怪竜大決戦』に続けて造形会社エキス・プロダクションが行なっている。人気作品だったのにもかかわらず、怪忍獣たちは放映中は商品化に恵まれず、当時人気だった「ソフビ人形」の題材にもなぜか選ばれることはなかった。また、後年流行になった百科事典形式の怪獣本でも、第三部のドグマ、ガッポ、ジャコーや、第四部の怪忍獣すべては、雑誌『宇宙船』vol.11(1982年、朝日ソノラマ)で本作品の特集が組まれるまで個別に紹介されることがなく、番組の知名度に反してマイナーなキャラクターたちとなっていた。

第11話の冒頭、にせ赤影に斬られる侍役で数カット出演しているのは、東映京都専属の大部屋俳優川谷拓三である。後にヤクザ映画の数々の体当たりの演技で飛躍し名バイプレイヤーとなる川谷であるが、当時はまだ台詞があるか無いかという程度の無名の斬られ役であった。川谷は他の話数にも斬られ役や下忍の役で度々顔を見せている。

サブタイトル

  • 括弧内は話数および登場した忍者、怪獣など。
  • 「第○部 ○○篇」は映像では表記されない。

第1部 金目教篇(第1 - 13話)

  • 1) 怪物蟇法師(鬼念坊、蟇法師、千年蟇)[注釈 14]
  • 2) 甲賀の悪童子(傀儡甚内、傀儡変化、悪童子、闇姫)
  • 3) 逆襲蟇法師(傀儡甚内、傀儡変化、蟇法師、千年蟇)
  • 4) 怪奇忍び屋敷(傀儡甚内、傀儡変化、闇姫、鉄独楽、大毒蜘蛛)
  • 5) 謎の独楽忍者(鉄独楽、朧一貫)
  • 6) 恐怖の大魔像(朧一貫、金目像)
  • 7) 妖術一つ目(朧一貫、夢堂一ツ目、巨眼一ツ目)
  • 8) 南蛮大筒の秘密(夢堂一ツ目、金目像、巨眼一ツ目)
  • 9) 不死身の魔像(闇姫、朧一貫、金目像)
  • 10) 怪忍者黒蝙蝠(鬼念坊、蟇法師、闇姫、朧一貫、黒蝙蝠、金目像、大蝙蝠)
  • 11) 鬼念坊鉄車(鬼念坊、闇姫、朧一貫、金目像)
  • 12) 闇姫髪あらし(闇姫、金目像)
  • 13) 大魔像破壊作戦(金目像)

第2部 卍党篇(第14 - 26話)

  • 14) 謎のまんじ党(不知火典馬、魚鱗流泊)
  • 15) 小法師白蝋鬼(白蝋鬼、不知火典馬)
  • 16) 怪獣針紋鬼(猩猩左近、魔老女、むささび道軒)
  • 17) 不死の魔老女(不知火典馬、魚鱗流泊、猩猩左近、魔老女)
  • 18) 鳥獣むささび(不知火典馬、魚鱗流泊、白蝋鬼、猩猩左近、魔老女、むささび道軒、むささび部隊、大むささび)
  • 19) 忍法つむじ傘(不知火典馬、魚鱗流泊、白蝋鬼、猩猩左近、魔老女、むささび道軒、黒道士)
  • 20) 怪物大まんじ(不知火典馬、魚鱗流泊)
  • 21) 渦潮骸骨丸(魚鱗流泊、猩猩左近、魔老女)
  • 22) 怪獣変化陣(猩猩左近、黒道士)
  • 23) 地獄の魔老女(魔老女、黒道士)
  • 24) いかるが兄妹(白蝋鬼、むささび道軒、黒道士、大むささび)
  • 25) 悪魔の鐘 (白蝋鬼、むささび道軒、黒道士、大むささび)
  • 26) 大爆發(白蝋鬼、黒道士)

第3部 根来篇(第27 - 39話)

  • 27) 根來十三忍(水馬流馬、ガンダ)
  • 28) 忍法大怪魚(渦巻一貫斎、ガンダ)
  • 29) 忍法山彦変化(山彦多門丸、ガバリ)
  • 30) 蟻怪獣ガバリ(蟻身眼兵衛、ガバリ)
  • 31) 怪忍百面鬼(かげろう百面鬼、かげろうつむじ、かげろう野火、アゴン)
  • 32) 鉄甲アゴン(かげろうつむじ、かげろう野火、虫寄せ風葉、アゴン)
  • 33) 大百足ドグマ(虫寄せ風葉、人むかでの矢尻、アゴン、ドグマ)
  • 34) 怪獣大逆襲(虫寄せ風葉、人むかでの矢尻、ドグマ)
  • 35) 梟怪獣ガッポ(流れ星左十、ガッポ)
  • 36) 忍法石仏(魔風刑部、ジャコー)
  • 37) 怪忍獣ジャコー(十六夜月心、ジャコー)
  • 38) 怪忍獣勢揃い(六大怪獣=ガンダ、ガバリ、アゴン、ドグマ、ガッポ、ジャコー)
  • 39) 六大怪獣大逆襲(再生六大怪獣=ガンダ、ガバリ、アゴン、ドグマ、ガッポ、ジャコー)

第4部 魔風篇(第40 - 52話)

  • 40) 魔風忍者の来襲(夜目蟲斎、小文字右兵、グロン)
  • 41) 鎧怪獣グロン(夜目蟲斎、グロン)
  • 42) 忍法はがね鞭(雲間猿彦、雲間犬彦、ギロズン)
  • 43) 吸血怪獣ギロズン(雲間猿彦、雲間犬彦、血潮将監、ギロズン)
  • 44) 顔のない忍者(雲間猿彦、雲間犬彦、闇の黒蔵、ガガラ)
  • 45) 岩石怪物ガガラ(雲間猿彦、雲間犬彦、口無水乃、ガガラ)
  • 46) 怪獣ががら対ざばみ(雲間猿彦、雲間犬彦、足切主水、ざばみ、ががら)
  • 47) 魔風堂の怪獣(雲間猿彦、雲間犬彦、足切主水、ざばみ)
  • 48) こども忍者術くらべ(引導坊、鬼丸、大ガマ、巨竜[注釈 15]、ばびらん)
  • 49) 人喰い植物ばびらん(花粉道伯、ばびらん)
  • 50) とかげ忍獣じじごら(不動金剛丸、じじごら)
  • 51) 決戦魔風忍群(六大怪獣=グロン、ギロズン、ががら、ざばみ、ばびらん、じじごら)
  • 52) 六大怪獣包囲陣(でっかでか東馬、六大怪獣)

重要ポイント、重要アイテム

デウスの鐘
第2部第1話で織田信長が堺の商人から手に入れる。
マリアの鐘
第2部第6話で女の行商人が彦根で赤影に渡す。
サタンの鐘
第2部第7話では当初、鳴門海峡の難破船に隠されていたと考えられていた。しかし難破船の中にはなく、いかるがの里にあった。お互いを近づけて鳴らすと共鳴を起こし、呼び合う。デウス、マリアの鐘と揃えると、竜、牙、島の絵柄が出る。
いかるがの里
サタンの鐘を巡って住人が抗争を繰り広げたため、住人が青年とその妹の二人しかいない。青年は井戸の下にサタンの鐘を隠しており、赤影とむささび道軒がこの鐘を巡って争奪戦を繰り広げる。青年がいかるがの球を赤影に渡し、第2部26話では、赤影たちがこれに祈ったことで、ペドロのユートピアから地上に脱出できた。
竜牙島
第2部13話に登場。ペドロが作った一種のユートピア。ペドロの墓の墓石を持ち上げると、階段が続いており、途中で壁にぶちあたるが、壁にデウス、マリア、サタンの鐘を投げて壁を破壊すると辿り着ける。ペドロは竜牙島で人知れず静かに暮らしながら、人工太陽を作り、これを平和のために利用していた。
暗闇寺
根来十三忍が本拠地として使っている。夕里が使者を送り、織田信長を殺す様暗闇鬼堂に依頼した。鬼堂の配下は風鈴に化けて待機している。第3部第37話では、鬼堂が赤影と白影に来る様に告げている。第13話では、決戦の舞台ともなった。織田信長が夕里を斬った時、青影が黄泉の法を破るために、棺に爆薬を仕掛けて棺もろとも暗闇寺を爆破し、怪忍獣を無力化する。
竜が滝洞窟
黒影と紅影が陽炎と逃げ込んだ。紅影が赤影に知らせに行ったところを、雷丸が血潮将監に命じ、血潮はギロズンに攻撃させた。
阿弥陀が池
中心に灯台があり、第7話では陽炎を灯台の中に捕らえて監禁した。
魔風堂
雷丸が今までに倒された中忍の法要を行い、足切主水に外の警護をさせた。法要が終わった後、ばざみが赤影と戦った時に破壊される。
影部落
赤影たちの故郷で、飛騨にある。第4部第40話でグロンに集落を破壊され、第2話で館に魔風忍群が侵入し、頭領烈風斎が雷丸に一瞬の隙を衝かれて刺され、致命傷を負った際、魔風の下人たちとともに自爆したため、館も壊滅した。なお、集落の一部の者たちは赤影たちによって救出されている。
影の神像
第4部第45話に登場する影一族の守り神。これに黄金の仮面をかぶせると、煙幕を出す。陽炎が「この下に財宝がある」と雷丸をだまして案内するが、ががらに破壊される。
黄金の仮面
第4部の重要アイテム。影一族の館にあり、忍者にとっては栄光のシンボルでもあるため、どの流派の忍者にも憧れの的となっている。これに目をつけた雷丸が黄金の仮面を巡って、赤影一行と争奪戦を繰り広げる。陽炎がこの秘密を知っており、陽炎も争奪戦の対象となった。第52話では、青影がある呪文を唱えて巨大化させ、陽炎が同じ呪文を唱えて光線を発射させた。この呪文は黄金の仮面の下敷きになった者も移動させられる。この力が真の秘密であり、財宝のありかを示すものではなかった。争奪戦が終わった後、赤影が自分の仮面を青影に譲ってこの仮面を被り、影一族を立て直すために飛騨の影部落に戻った。

放送局

※印は先行放送

映像ソフト化

いずれも東映ビデオより発売。

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は傑作選として、8巻・31話分を収録したものがリリースされている。
  • 1992年11月25日から1993年11月25日にかけてLD-BOXが発売された。全4集の各4枚組で各巻13話収録。
  • 1999年8月6日と11月21日に総集編『仮面の忍者 赤影メモリアル』がVHSとLDで発売された[18]。全2巻[18]
  • 2001年8月10日から2002年5月21日にかけてDVDが発売された[19]。全4巻の各2枚組で各巻13話収録[19]
  • 2015年3月13日と同5月13日にそれぞれBlu-ray-BOX Vol.1,2が発売された。各Blu-ray4枚組+特典ディスクDVD1枚で1BOXあたり本編26話収録。
    • 2021年9月にはBlu-rayが各編ごとに単独発売を開始している。

ネット配信

2013年4月29日から10月27日まで、YouTubeの「東映特撮 YouTube Official」にて全52話が配信されたほか、2015年9月1日から2016年3月1日まで再配信が行われた。2021年11月26日からは同じくYouTubeの「東映時代劇YouTube」にて、第1話・第2話が「据置配信枠」(お試し的なラインナップ枠)として配信、そして2022年4月7日から2023年3月23日まで同チャンネルで毎週木曜11時より、第3話以降の作品が1週間の期間限定で配信された。第1話本編後の次回予告のみ音を記録したネガフィルムが所在不明のため、音声なしで流れている。

有料配信については2018年1月から、Huluでの配信が開始されている。第1話次回予告の音声についてはYouTube同様無音。

前後番組

フジテレビ系列 水曜19時台前半枠
前番組 番組名 次番組
ジャングル大帝進めレオ
【ここまでフジテレビ制作・アニメ枠】
仮面の忍者赤影(特撮版)
【この期間は関西テレビ制作】
おらぁグズラだど
【ここから再びフジテレビ制作・アニメ枠】

注釈

  1. ^ 大泉滉による二役。
  2. ^ 第二部で披露される「甲賀人別帳」では、赤い線が引かれ、物故者記名となっている。
  3. ^ 本物との違いは、両手の腕袋と仮面の秘石がなく、声も低い。
  4. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を鉄独楽と記載している[4]
  5. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を大蝙蝠と記載している[4]
  6. ^ 予告編では「ヘリコプター」と称されている。
  7. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を山椒魚怪獣と記載している[5]
  8. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を大蟻怪獣と記載している[5]
  9. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を甲虫怪獣と記載している[6]
  10. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を百足怪獣と記載している[6]
  11. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を梟怪獣と記載している[6]
  12. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、別名(肩書)を山猫怪獣と記載している[6]
  13. ^ 監督の倉田準二は俳優らにも演技を自由にやらせており、青影役の金子吉延は役者らも楽しんでやっておりテストと本番で動きが全く異なることもあったと証言している[3]
  14. ^ 次話の予告部分の音声データが紛失しており、CSなどの放送や東映特撮ファンクラブなどでの配信ではお詫びのテロップを出した上で無音で放映・配信している。
  15. ^ 青影が変化した姿で、実際の着ぐるみは『怪竜大決戦』からの流用。
  16. ^ 実際はライフワークが制作。
  17. ^ タイトルコールも兼任。

出典

  1. ^ エンディングは、オープニングと比べて毎回のクレジットの変化が多いため、本格導入まで時間がかかった。
  1. ^ 全怪獣怪人 上 1990, pp. 96–97.
  2. ^ a b c d e 石橋春海 2013, pp. 104–105
  3. ^ a b 石橋春海 2013, pp. 108–110, ヒーローを探して 金子吉延インタビュー
  4. ^ a b 全怪獣怪人 上 1990, p. 99
  5. ^ a b 全怪獣怪人 上 1990, p. 101
  6. ^ a b c d 全怪獣怪人 上 1990, p. 102
  7. ^ a b c 竹書房/イオン 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、65頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
  8. ^ a b c d e 「『スペシャル対談】加藤哲夫vs.山内鉄也+中田雅喜」『ぼくらが大好きだった 特撮ヒーローBESTマガジン』vol.6、講談社、2005年12月9日、12-14頁、ISBN 4-06-370006-2 
  9. ^ 大下英治 日本のヒーローは世界を制す 角川書店[要ページ番号]
  10. ^ OFM仮面ライダー5 2004, pp. 27–29, 赤星政尚「特集 果てしなき闘いのドラマ 『仮面ライダー』脚本家列伝」
  11. ^ a b 石橋春海 2013, pp. 104、109
  12. ^ 堤哲哉編「仮面の忍者赤影 金子吉延氏インタビュー」『僕らのスーパーヒーロー伝説 昭和40年代アニメ・特撮ヒーロー大研究』扶桑社、2002年4月30日、ISBN 4-594-03488-8、222頁。
  13. ^ 石橋春海 2013, p. 106.
  14. ^ a b c 『河北新報』1967年4月5日 - 9月27日付朝刊テレビ欄。
  15. ^ a b c d 『福島民報』1967年4月5日 - 1968年3月27日付朝刊テレビ欄。
  16. ^ a b c 『北國新聞』1967年11月1日付朝刊テレビ欄より。
  17. ^ 『北日本新聞』1967年10月4日付朝刊テレビ欄より。
  18. ^ a b 「'99TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 2000』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、2000年4月20日、62頁。雑誌コード:01844-04。 
  19. ^ a b 「綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、169頁、雑誌コード:01843-05。 
  20. ^ 井上敏樹 竹中清「第1章 父と子 回想 伊上勝」『伊上勝評伝』徳間書店、2011年1月31日、54‐55頁。ISBN 978-4-19-863107-9 
  21. ^ アニメディア 1988年3月号』 1988年、学研パブリッシング、テレビ局ネットワーク pp.79 - 81
  22. ^ 北國新聞』1987年12月1日付朝刊、テレビ欄。






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特撮テレビ番組 特攻野郎Aチーム  緊急指令10-4・10-10  仮面の忍者 赤影  ロボコップ プライム・ディレクティヴ  時をかける少女
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