ニュータイプ 宇宙世紀におけるニュータイプ

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニュータイプの解説 > 宇宙世紀におけるニュータイプ 

ニュータイプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 14:16 UTC 版)

宇宙世紀におけるニュータイプ

ニュータイプとは

宇宙世紀を世界観とするガンダム作品におけるニュータイプとは、「ジオニズム」を提唱した思想家ジオン・ズム・ダイクンによって初めて出現が予言された、宇宙に適応進化した新人類を指す。ダイクンは演説で、宇宙という新しい環境が人に新たな変革を要求する時、猿から人への変革を第一の人類のルネッサンス、封建から中世の文明を得た人類を第二の人類のルネッサンス、宇宙を得た新しい人(ニュータイプ)が第三のルネッサンスであると位置付けた。また、ニュータイプはより広大な時空をも一つの認識域の中に捉える事で、一つ一つの事々へのより深い洞察力とより優しさを持った人であると定義した[108]

しかし、ザビ家がダイクンを暗殺後、ジオン共和国は彼等に乗っ取られてしまい、ニュータイプの概念も歪められてしまった。ザビ家が地球連邦政府に宣戦布告して勃発した一年戦争では、戦場で目覚ましい戦果を上げたアムロ・レイシャリア・ブルララァ・スンシャア・アズナブルらニュータイプが初めて観測され、ニュータイプは現実の存在となった。しかしその能力が戦時下で発現した結果、ダイクンが考えた「宇宙という過酷な環境で認識能力を拡大し慈愛に満ちた精神を得た人類」とは縁遠い、戦争の道具として利用される事となった。

機動戦士ガンダム』の続編『機動戦士Ζガンダム』の小説『第四部 ザビ家再臨』では、ニュータイプとは本来、人が宇宙をも生活圏に取り入れた時にその拡大した空域を正確に認識にする力を持った人々であるとされている。ニュータイプは地球以外の空間を理解、把握し、かつ実際の生活に必要な通信と理解の手段を持ち得る生物であり、現在の高等生物という以上の、ハイパー・サピエンスと言える人々なのである[109]

ニュータイプ能力とは

ニュータイプは宇宙という巨大な空間で生きてゆく必要性から、巨大空間を凌駕して人間同士が共感し得る能力を身につける事が出来る人々であり、手段としてテレパシーというようなものを使う。別の言い方をすれば人々を分け隔てる空間と時間の障害があったとしても、それを超えて共感し合える『愛』を共有する事が出来る人々とも言える[109]テレパシーのような能力を得るために人は事態をより正確に見定めるようになる。ニュータイプは眼の前の事事から類推される事態がどう推移して、どのような事態を生むかを予測することが出来るが、そのような能力を現在の人間は予知能力と言ってしまうのである[110]。テレパシーや予知などの能力を総合的に身に備えた人の出現は、宇宙を生活圏にした人類が近い将来に当然手に入れることが出来る変革の結果にもかかわらず、オールド・タイプに属する人から見ると、ニュータイプは超能力者に見えてしまうのである[111]

U.C.0079の機動戦士ガンダムではサイコミュを搭載してない機体でアムロ・レイ、サイコミュを搭載した機体でララァ・スンが、戦場での共感の果てに対話を行った[112]。その声を聞いたシャア・アズナブルは、この共感の仕方こそニュータイプであると思い知らされたのである[113]

『Ζガンダム』では、ニュータイプとしての能力が特に秀でた者の肉体、もしくは本人が搭乗しているMSからオーラが迸るような描写がなされた(キャラクターの性格や状態によって描写が違い、怒りに燃えるカミーユの赤いオーラや、キュベレイの背後に悪鬼のように浮かび上がるハマーンの影などがあった)。他にジェリド・メサエマ・シーンも、カミーユやシャアには及ばないながら、僅かにニュータイプとしての資質を見せる描写があった。

サイコ・ウェーブ(感応波)

ニュータイプは認識能力の拡大により人並み外れた洞察力・直感力・空間認識能力を持ち、独特の感応波(脳波、サイコウェーブ)を発する。この感応波によって、離れていても他者やその状況を正確に認識し、意思疎通を行う能力を発揮する。そのため、敵を視認することなく「気配」で探知し、さらにその機動を先読みして攻撃、一方では敵の攻撃を察知して回避するなど、戦闘において圧倒的な力を発揮することになる。また、感応波はミノフスキー粒子に干渉する性質を持ち、圧(殺気、プレッシャー)を受けることで高まる。これは言ってみれば「不完全な共感」であり、相手の敵意のみを感じ取った状態となる。

また、アムロ・レイがビグ・ザムを大破させられても小銃一丁で戦おうとするドズル・ザビの背後に恐ろしい幻影を見たように相手の思念を感知できるからこそ、確固たる立場や譲れない意志(悪く言えば「片意地張っている」)といったものをもつ人間に対しては「理解は出来ても和解は出来ない」というジレンマも引き起こしている。

サイコミュの使用

ニュータイプはサイコミュ(サイコ・コミュニケーター)というメカニックを併用することにより、感応波によってビットファンネルといった遠隔誘導攻撃端末を操作することが出来る。歴史上、最もニュータイプ能力が高いと謳われるカミーユ・ビダンおいてはΖガンダムに搭載された準サイコミュ機器「バイオセンサー」をオーバーロードさせ、ビーム兵器の出力を過剰に増大させる、攻撃を無効化するバリアを展開する、強大なサイコウェーブによって敵機のモニターの計器を混乱させたりMSそのものを金縛りになったかのように機体制御不能に追い込むといった現象を起こし、共感能力の拡大によって大勢の死者の思念を集め自分の精神に取り込み同化させている。『ガンダムΖΖ』では、ジュドーもまた地球にいるカミーユや死者の思念の助けを受けて分離していた機体を引き寄せ合体させる、砲口が溶けるほどの出力のビームを発射するなどの現象を起こした。『逆襲のシャア』では、『アムロ』とシャア・アズナブルがサイコミュのコンピューターチップが鋳込まれた新素材『サイコフレーム』の共鳴現象で敵味方なく協力を取り付け、最終的に人類史上最初にして最大の力場を発生させアクシズの地球落下を防いだ。

なお、アルレット・アルマージュのように、ニュータイプだが(強い感応波を発せられるが)サイコミュには対応出来ない者も、少数存在している。

ニュータイプ能力の発現方法

ニュータイプの能力発現には心身に強いストレスを受けることを必要とされている[要出典]ようで、アムロの場合は危機的状況と重圧が長く続いたことや、親しい者との別れや死が契機となっている[要出典](両親と生き別れた上に、ランバ・ラルリュウ・ホセイクラウレ・ハモンと立て続けに大切な存在を亡くしており、セイラとミライの場合もほぼ同様)。ライバルであるシャアがニュータイプへ覚醒したのも、アムロの手によってララァを失ったことによるものだった[要出典]

人工ニュータイプである強化人間も、記憶操作によって強いストレスを与えられている。フォウ・ムラサメは本名や記憶を奪われており、ロザミア・バダムコロニー落としで兄と生き別れたという偽の記憶を植え付けられた。

地球圏を遠く離れて暮らす宇宙居留者からは、木星帰りのシャリア・ブルパプテマス・シロッコアステロイドベルトにある小惑星アクシズで長年暮らしていたハマーン・カーンのような高いニュータイプ能力を持つ者が出て来ている事から、過酷な環境もニュータイプの発現要因なのかもしれない[要出典]

しかし、上記の独自研究は公式の見解と全く異なっており、ダイクンの定義では、ニュータイプは地球を離れたスペースノイド(宇宙生活者)が覚醒するものとしており、実際に地球で生まれ幼少期を過ごしていた元アースノイド(地球生活者)のアムロ・レイカミーユ・ビダンも宇宙に出て生活を続ける事で覚醒を果たした。

付け加えるならば、宇宙に出ることなく地球で生活をしていたララァ・スンは、シャア・アズナブルに見出された時に、高高度からある一点を数ミリの誤差なく特定したり、変装したシャアを生粋のジオンであると見破るなど不思議な能力を見せている[114]。また数十年後には、フォンセ・カガチが地球からニュータイプが生まれるとの説を唱えた。それと符号するかのように、地球で身籠ったミューラ・ミゲルは出産の前に白いフワッとしたものが現れ、新しい子ニュータイプを授けるという夢を見て、出産した子供ウッソ・エヴィンは夢の通りニュータイプの素養を持っていた[115]


ニュータイプの概念変化

アニメ映画『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』の時代・U.C.0079では、レビル将軍は軍の公式見解ではなく私見と断った上で、「ニュータイプとは直感力と洞察力に優れた人間と考えている」と述べた。また、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』では、「ニュータイプ≠超能力者」であると述べている。彼によれば、ニュータイプとは「戦争を必要としない人間」なのだという。

機動戦士ガンダムUC』の時代・U.C.0096では既に、作品世界内の大衆世論は「明確な定義を持たず可能性しか示さないニュータイプに飽き」ており「撃墜王と同義」程度の認識になっていることがカーディアス・ビストの口から語られた。

シャア・アズナブルやアムロ・レイなどが世にニュータイプという存在を知らしめ消息を絶ってから30年を経た『機動戦士ガンダムF91』の時代・U.C.0123では、一般市民の間でニュータイプという概念そのものが薄れており、戦時下でニュータイプ能力を覚醒させていったシーブック・アノーもニュータイプとは「パイロット適性がある人」という程度の捉え方をしていた。ただし、ザビーネ・シャルはMSに乗ってすぐに編隊を組んだセシリー・フェアチャイルドを見て、「ニュータイプはあるがままを見ただけで、そのものの本質を洞察できると云われているが、信じたくなった」と語っており、本来の意味付けに近いニュータイプ観を受け継いでいる人々も少なからず存在している。

『ガンダムF91』から80年ほど経った『ガイア・ギア』においては、アフランシ・シャアウル・ウリアンといったニュータイプが出現している。同作ではニュータイプの考えが多様化しており、地球連邦政府の警察機構マハでは、スペース・コロニーという温室が、治療の根本を考え直させ免疫不全症を押さえる治療が完成した後、人類は自由になったが何をしたらいいか分からなくなって趣味の自殺までが流行る時代となった。この汚染された環境を乗り越える理性を持っているとされる人々がニュータイプであると考えられていた。また、ニュータイプは絶対安心の境地で死に至るまで、幸福でいられる人間である。イエス・キリストのようであっても、十字架にかけられることなく、キリストであり続けられるのが真のニュータイプであるとも考えられていた[116]。地球の特別区で育った少女エヴァリー・キーは、ニュータイプは善き人々で誤解せずに理解しあえ、永遠に共存し得る人々だと考えていた[117]。反地球連邦組織メタトロン では、ニュータイプになるには、現在の問題がどこにあるのかを見極め、その夾雑物を排除する訓練をするしかない。その過程で、理性と想像力を強化すれば、人類全てがニュータイプになれると思われていた[118]。また同組織では、ニュータイプの能力というのは武術と同じように、個にしか向かわないという問題がある。ニュータイプになった方法というのは、他人には伝えられず、あくまでも個として、習練しなければならないもので、組織に敷衍させられる能力ではないと考えられていた[119]

強化人間の開発

ニュータイプの超常的な能力を実感した軍は、軍事利用を目的として後天的にニュータイプと同様の能力を持つ兵士を生み出そうと試みた。その所産が強化人間(人工ニュータイプ)である。彼らは、非人道的な肉体改造や投薬、精神調整の結果生み出されたもので、精神的に不安定になったり、本来の人格を壊され異常に攻撃性が強くなったり、偏狭的になったりしている。これとは別に、元々のニュータイプとしての能力を人工的にさらに高める技術も生み出されていた。

ニュータイプと強化人間の間に能力的違いはなく、両者に共鳴は起こる。実体験により段階的に能力を覚醒させるニュータイプと異なり、改造強化で能力を引き出された強化人間は大きな成長が見込めないという点が異なる(むしろ、成長してしまうと扱う側に不都合を生じる)。

一年戦争当時、ジオン公国軍では通常では考えられないような能力を発揮したパイロットをニュータイプと捉え、彼らに対応した兵器の開発が為された。その結果、ニュータイプ専用機と呼ばれる新しいタイプの兵器が完成した。また、戦後はそれらの技術が連邦側に接収され、それを元に強化人間等の研究・開発も行われている。

サイキッカー

サイキッカーとは、TVアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場する、ニュータイプのように感応波を発するだけにとどまらず、特殊な能力(ヒーリングテレパシー)を持つ人々を指す。劇中の時代背景(宇宙世紀0153年以降)を同じくとする漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』、及び漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴーストにおいても描かれている。サイキッカーとニュータイプが同一の存在で時代の変遷による呼称の変化なのか、ニュータイプが新たな能力を覚醒させた存在なのか、それともニュータイプとは全く別の突然変異種なのか劇中で詳しい説明はないが、巨大サイコミュ要塞エンジェル・ハイロゥを稼働させているため、サイコミュへの対応は可能である。該当する人物は、シャクティ・カリンマリア・ピァ・アーモニアなど。なお、彼女らが各種ゲームなどに出演した場合、ニュータイプとして分類される場合がほとんどである。

ネクスト・ワン

ネクスト・ワンとは、「月刊ホビージャパン」の連載企画『TYRANT SWORD Of NEOFALIA』(アニメーション作品群の時系列から独立する作品)に登場した、ニュータイプの亜種、あるいは変種と考えられている物[120]。特徴として、機械システムもしくは人工知能に対するコミュニケート能力が突出している点があげられる[120]スレイヴ・ソードと呼ばれる無人機をコントロールするため、タイラント・ソードの操縦者にはこの能力が必要とされる[120]。また、タイラントも含んだソードと呼ばれる機体群は、ネクスト・ワンによってのみ作動し得る機動兵器であり、その内包するシステムによって時空間をも制御することが可能である[121]

宇宙世紀の世界における死後の世界

福井が考察する“死後の世界”について、福井作品内での言及としては、2009年に完結した原作小説版『機動戦士ガンダムUC』のラストシーンや[71]、その外伝小説として執筆された『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』内での言及があり[注釈 8]、いずれも単語をダブルミニュート(ノノカギ)で囲った「〝全体〟」という表記を用いてこの概念が説明されている。福井がストーリーに関わったガンダムシリーズ作品では、『機動戦士ガンダムUC』原作小説の「虹の彼方[71]、映画『機動戦士ガンダムNT』での「魂のフィールド」(福井が手掛けた脚本を小説化した『小説 機動戦士ガンダムNT』[122]では「魂が集うフィールド[123])、漫画『機動戦士ムーンガンダム』での「大いなる源[124]などの概念が登場するが、これらが相互にどのような関係を持つかについては言及されていない。

〝全体〟

小説『不死鳥狩り』では半年前に死亡した強化人間リタ・ベルナルが〝全体〟の一部となっていて、彼女の魂がモビルスーツのフェネクスに宿り、〝全体〟は活動している。小説『不死鳥狩り』においてリタと幼馴染のヨナが劇中終盤、世界の界面でリタと再会した際には彼女曰く「こちら側では一人という存在の捉え方が違う」ので、ヨナの持っている幼少期のイメージのままリタの姿形や声が留められていた[125]。しかし、直前にヨナが過去の映像でリタの悲惨な姿を視ていたため、リタの顔は判別出来なくなっていた[126]。オールドタイプのイアゴ・ハーカナは、10年以上前からそちら側に引っ張られており、死ぬ間際には〝全体〟の一部であることを受け入れ始め、「声」を聞く準備が出来ていた[注釈 9]。そしてヨナ・バシュタの手で死亡するとイアゴは〝全体〟の一部となって、彼の声がヨナの戦いの手助けをした[127]

劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』においては、人は死ぬと魂とでも呼ぶべきエネルギー体となるという仮説ミシェル・ルオによって語られている。この仮説では、ニュータイプとは魂から発する未知のエネルギーを操り現実に働きかける者で、サイコミュはときにそのエネルギーを集め、物理的な力に変えてモビルスーツに作用するのだとしている。

福井が著した小説の物語内では、宇宙世紀の人間は死者になり、〝全体〟の一部になると、を見ることができる[69]とされる。詳細にいえば、魂が肉体を離れ、より高い次元、つまりは時が見える世界へ移行するのだと言う[62][128]。これは福井が、アニメ『機動戦士ガンダム』においてララァ・スンアムロ・レイに殺害された今際の際、「時が見える」と言い残した場面を根拠とした解釈である[4][注釈 7]。このため小説『不死鳥狩り』において死者となり〝全体〟の一部となったリタ・ベルナルは、「刻」を見ることが可能であると描写されている[131]。『不死鳥狩り』では、ヨナ・バシュタが「いつか命をもったまま、人間は刻を見られる日が来るかもしれないが、それは千年後もしくは一万年後なのか?」と聞いたが、リタから明確な返答はなく終わる[132]

人間は産まれて、生きて、肉の時間を終えれば〝全体〟へと還ってくるという循環運動を繰り返している。人間の心はこの循環運動に意味を見出そうとするが、〝全体〟はそれを見越してこの永久反復を繰り返しているのかもしれない[133]。全ての人間が高次の存在へと進化し、「刻」を見られるその日が来るまで何千年、何万年、何億年の時間がかかろうと、それは〝全体〟にとっては並列に見渡せる刻の積層でしかなく、その間に積み重ねられた人間の無念や犠牲も星の瞬きほどの意味もないだろうとヨナは推察している[134]

小説『不死鳥狩り』では、サイコシャードが準備の出来ていない人類に「刻」を見せてしまう危険性から、ネオ・ジオングを破壊するため〝全体〟がフェネクスを送り込んだとされる。

既知

小説『不死鳥狩り』では、〝全体〟からニュータイプ能力者へと、全知の知識がもたらされると設定されており、これを「既知」と呼んでいる。同作において、〝全体〟の宿るフェネクスの近くにいたヨナには、「既知」が体に度々流れ込んだ。〝全体〟の中にある他者の「既知」が、自身の「既知」と溶け合って自分のものになってゆく圧迫に堪えながらヨナは、知らなかったネオ・ジオングの正体やサイコシャードの原理などを急速に理解し、パイロットとしての腕前も飛躍的に向上している[135]

『不死鳥狩り』の物語の中でヨナは、リタの記憶も含む「既知」にアクセスすると可視化された「」を通して、病院のベッドに横たわりフェネクスとの連動に不必要な記憶を尽く消去されそうになっている過去のリタの映像を視ている[136]。『既知』が囁く所によれば「向こう側と繋がったこの命と肉体をもって世界の理を体現し、あってはならぬものを排除してみせる、それこそがニュータイプである」と言う[137]。最終的にヨナはニュータイプとして、ヤクト・ドーガがドッキングしたネオ・ジオングを排除している。

行動目的と制約

小説『不死鳥狩り』で〝全体〟は、時空をも操る力を発揮して世界の界面に穴を穿ち、準備が出来ていない現世の人々に「刻」を見せてしまう可能性のあるネオ・ジオングを破壊するために行動していた。しかし、彼等は高次元に移行しているため、全身をサイコフレームで形づくられ肉体の代わりとなれるフェネクスという依代があっても向こう側の世界からこちらの世界に干渉はできず、聞こえる人に声を伝えることしか、見届けることしか出来なかった。ネオ・ジオングというこの世にあってはならないものの始末は、この世界で生きる者の手によって為されねばならない、命の起こした事は命でしか贖えないという制約があったからである[138]。そこで、フェネクスに魂を乗せたリタは助けを求め、その声を聞いたリタの幼馴染であるヨナは、ニュータイプの素養をほんの少しばかり持っていたこと、リタのことを悔いる心が回線を開いてリタという形を通して〝全体〟と繋がった[126]。結果、フェネクスに乗り込むと真の力を解放してネオ・ジオング(ヤクト・ドーガ搭載)を破壊した。


注釈

  1. ^ 声明文はファンから集めた言葉を、イベントを企画した野辺忠彦が推敲したものである[36]。富野が登壇して挨拶した後、後にガンダムシリーズにも関わることになる永野護川村万梨阿がファン代表という立場で声明を読み上げた[34][37]
  2. ^ 宇野の解釈によれば、富野自身にとってもこのような新しい解釈は半信半疑のものであり、富野自身の本音は悪役であるカロッゾ・ロナの側に現れているとする[42]
  3. ^ 富野自身が明かしたところによれば、そうした主人公と親の関係の描かれ方には、自身の父親との関係が投影されているという[43]
  4. ^ 福井は2014年の書籍『ガンダムUC証言集』に寄稿した文書「ニュータイプ考察・試論で私論」の中でこの考察を披露した際、当初はこれをあくまで過去のガンダムシリーズの映像作品から導き出した試論であり、(自身が原作小説およびアニメ版のシリーズ構成に携わっている)『機動戦士ガンダムUC』執筆時に一貫性のある設定を固めるための足場にした個人の私論であり公式設定ではなく、正解は富野由悠季の頭の中にしかないと前置きしているものの[3]、自身が執筆した小説『機動戦士ガンダムUC』やその外伝小説『不死鳥狩り』の中でこの概念に幾度か言及させている。更に(福井が脚本を担当した)2018年の劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』には、「〝全体〟」という単語自体の登場・言及はないものの、「フェネクスを介入させたのはあの世=人間の集合意識」といったインタビューでの言及があり[66]、また劇中でも「魂のフィールド、我々には認識できない高位の次元」「フェネクスが遣わされたあの世」「死ねば溶け合える」など「〝全体〟」の概念を思わせる台詞がある。福井は劇場公開時のインタビューで「ニュータイプ考察・試論で私論」に書かれた内容を要約したものが『NT』であると述べている[21]
  5. ^ 福井が『ガンダムUC証言集』に寄稿した「ニュータイプ考察・試論で私論」は、映画『機動戦士ガンダムNT』公開時にKADOKAWAより劇場限定で発売された書籍『ガンダム宇宙世紀メモリアル』にも再録された[3][68]
  6. ^ 原作小説版『機動戦士ガンダムUC』のラストシーンには、〝全体〟の一部となったユニコーンガンダムを形容する描写として「人が見る究極の思惟」「複合する意識体」「一足す一ではなく(中略)精神という無限が掛け合わされた存在」といった、同様の表現が登場する[71]
  7. ^ a b ララァの最期の場面で描かれる抽象的なイメージの奔流は、1968年のアメリカ映画『2001年宇宙の旅』のオマージュといわれ[129]、映画の主人公であるボーマン船長がモノリスと遭遇してスターチャイルドへと進化する場面に類似した演出となっている。『2001年宇宙の旅』は、『機動戦士ガンダム』の翌年に富野が参加した『伝説巨神イデオン』にも大きな影響を与えたといわれる[130]
  8. ^ 小説『不死鳥狩り』の単行本化は2016年だが、同作の初出は2015年に設定資料集の特典小説ものである。
  9. ^ その時、イアゴの乗ったスターク・ジェガンの頭上をフェネクスが、まるで迎えに来たかのように旋回していた。
  10. ^ 前述の『機動戦士ガンダムUC』を含めた2000年代以降のアニメーション作品群とは、各種設定が両立しない内容となっている。

出典

  1. ^ a b c d e f g 宇野 2017, p. 166.
  2. ^ a b c d e f g h 機動戦士ガンダムNT パンフレット特別版, 創通サンライズ, (2018), p. 16-17, JAN 4988105612020 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 『宇宙世紀メモリアル』, p. 28.
  4. ^ a b c d 『宇宙世紀メモリアル』, p. 29.
  5. ^ 宇野 2017, pp. 166–167.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『宇宙世紀メモリアル』, p. 31.
  7. ^ a b c d グレートメカニックG 2019年春号, p. 5.
  8. ^ 宇野 2017, pp. 166–168.
  9. ^ a b c d e f g h グレートメカニックG 2019年春号, p. 74.
  10. ^ 宇野 2017, p. 138-143.
  11. ^ a b 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 21, 28.
  12. ^ a b c d 宇野 2017, p. 139.
  13. ^ a b c 『富野由悠季の世界』, p. 255.
  14. ^ 『富野由悠季 全仕事』, p. 264, 南田操「検証 ガンダム・サーガ 彷徨えるガンダムの子ら……」.
  15. ^ a b 宇野 2017, pp. 186–187.
  16. ^ a b 宇野 2017, pp. 185–187.
  17. ^ a b 第5部 刻の涙、流れ”. 富野由悠季の世界展. 2020年1月13日閲覧。
  18. ^ グレートメカニックG 2019年春号, pp. 5, 74.
  19. ^ 宇野 2017, pp. 140–142, 207, 215, 218.
  20. ^ a b 宇野 2017, pp. 68–69, 186, 214–215.
  21. ^ a b c d e f g h i 『宇宙世紀メモリアル』, p. 21.
  22. ^ a b c d 可児 2010, pp. 282–283.
  23. ^ 『富野由悠季の世界』, pp. 68, 100.
  24. ^ a b 富野由悠季(インタビュアー:堀内彰宏)「ガンダムは作品ではなく“コンセプト”――富野由悠季氏、アニメを語る(後編) (2/4)」『ITmediaビジネス』、アイティメディア、2009年7月8日https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/0907/08/news035_2.html2020年1月13日閲覧 
  25. ^ 可児 2010, pp. 280–281.
  26. ^ 『富野由悠季 全仕事』, p. 133, 富野由悠季INTERVIEW《第3章》〜ガンダム大地に立つ!!〜1979.
  27. ^ 可児 2010, p. 280.
  28. ^ 『富野由悠季の世界』, p. 100, 富野喜幸「演出ノォト」『機動戦士ガンダム 記録全集』 第2巻、日本サンライズ、1980年。 からの孫引き.
  29. ^ a b c 『富野由悠季の世界』, p. 100.
  30. ^ 可児 2010, pp. 284–287, 289.
  31. ^ 宇野 2017, p. 142.
  32. ^ a b 富野由悠季(インタビュアー:石井誠)「“ニュータイプに挫折した”富野由悠季が「Gレコ」に込めた願い 「子どもが観て一生に残るものをつくる」」『アニメ! アニメ!』、イード、2019年11月29日https://animeanime.jp/article/2019/11/29/50017.html2020年1月11日閲覧 
  33. ^ 可児 2010, pp. 284–285.
  34. ^ a b 可児 2010, pp. 287–289.
  35. ^ 宇野 2017, pp. 138–140.
  36. ^ 藤津亮太 著「「われわれ」と「ぼく」と「ニュータイプ」」、京都精華大学情報館 編『KINO Vol.02 思考としての『ガンダム』』河出書房新社、2006年。ISBN 978-4309906850http://blog.livedoor.jp/personap21/archives/50712103.html2020年8月22日閲覧 
  37. ^ 『富野由悠季の世界』, p. 110.
  38. ^ 可児 2010, p. 290.
  39. ^ 宇野 2017, p. 140.
  40. ^ 富野由悠季(インタビュー)「「Gのレコンギスタ」を子供向けに作った理由 スマホ時代に警鐘」『まんたんウェブ』、MANTAN、2019年11月23日https://mantan-web.jp/article/20191122dog00m200047000c.html2020年1月14日閲覧 
  41. ^ a b 宇野 2017, p. 202.
  42. ^ a b 宇野 2017, pp. 202–207.
  43. ^ a b 富野由悠季(インタビュアー:石川智也)「「アムロ父子の確執は創作ではなかった」 40周年『ガンダム』富野由悠季監督が語る戦争のリアル」『&M』、朝日新聞社、2019年12月29日https://www.asahi.com/and_M/20191229/8595254/2020年1月7日閲覧 
  44. ^ ガンダムシリーズ「最強パイロット」ランキング(宇宙世紀編)
  45. ^ アニメーション映画監督・富野由悠季、クリエイションの源泉に迫るロング・インタビュー/第2回・『ブレンパワード』に至るまでの挫折と葛藤”. アニメ ダ・ヴィンチ (2022年1月16日). 2022年1月23日閲覧。
  46. ^ 富野由悠季『【富野由悠季の「THE CHANGE」】#4』(インタビュアー:THE CHANGE編集部)、2023年7月16日https://futabasha-change.com/articles/-/156?page=12023年10月20日閲覧 
  47. ^ 富野由悠季『「ゼレンスキーはニュータイプの芽」ガンダム原作者・富野由悠季氏と軍事専門家・高橋杉雄氏 終戦の日対談』(インタビュアー:テレビ朝日 サンデーステーション)、2023年8月14日https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000311396.html2024年1月3日閲覧 
  48. ^ 安彦良和(インタビュアー:吉川慧)「「人と人はわかり合えない」ガンダム生みの親・安彦良和は語る、人類と歴史の宿命を。【終戦の日】」『BuzzFeed News』、BuzzFeed Japan、2019年8月15日https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/yasuhiko-012019年11月4日閲覧 
  49. ^ 宇野 2017, p. 168.
  50. ^ 『富野由悠季 全仕事』, pp. 141–142, 安彦良和インタビュー.
  51. ^ 安彦良和(インタビュアー:姫野直行)「「戦争はかっこいい」と誤解招いたガンダム」『asahi.com』、朝日新聞社、2015年12月8日https://www.asahi.com/articles/ASHD512C2HD4UBNB013.html2019年11月4日閲覧 
  52. ^ 安彦良和(インタビュアー:西澤佑介)「ガンダム生みの親が今のアニメに感じる疑問「ストーリーのゲーム化」に異議あり」『東洋経済ONLINE』、東洋経済新報社、2017年8月6日https://toyokeizai.net/articles/-/182421?display=b2019年12月16日閲覧 
  53. ^ 安彦良和 (wa). "ソロモン編・後" 機動戦士ガンダム THE ORIGIN, vol. 20, pp. 170–177 (2010年1月26日). KADOKAWA, ISBN 978-4-04-715285-4
  54. ^ a b c 福井晴敏(インタビュアー:谷知之)「作家・福井晴敏が語る、ガンダムの新時代」『Lmaga.jp』、2018年11月24日https://www.lmaga.jp/news/2018/11/52401/2018年12月23日閲覧 
  55. ^ a b c 小形尚弘(インタビュアー:入倉功一)「『機動戦士ガンダムNT』プロデューサーに聞く シリーズの未来」『シネマトゥデイ』、2018年12月6日https://www.cinematoday.jp/news/N01053942018年12月23日閲覧 
  56. ^ a b c d e f グレートメカニックG 2019年春号, pp. 74–75.
  57. ^ a b c d e f 福井晴敏(インタビュアー:粉川しの)「『機動戦士ガンダムNT』が示すニュータイプの未来とは――脚本・福井晴敏インタビュー」『ダ・ヴィンチニュース』、KADOKAWA、2018年12月6日https://ddnavi.com/interview/505159/a/2018年12月23日閲覧 
  58. ^ 宇野 2017, pp. 238–241.
  59. ^ 福井晴敏; 小倉信也; イシイジロウ(インタビュアー:野口智弘; 福山幸司)「『ガンダムUC』の世界を作った男たちが『ガンダムNT』含め50作品以上を語る! 松本零士と富野由悠季が描く宇宙の違いは? SFとの出会いとは? (4/4)」『電ファミニコゲーマー』、2018年10月25日https://news.denfaminicogamer.jp/interview/181025/42019年3月12日閲覧 
  60. ^ PLANETS/第二次惑星開発委員会 [@PLANETS_10] (2018年12月6日). "しかも富野監督が露悪的にわざとやっていた設定を真に受けて、オカルト映画になってしまった". X(旧Twitter)より2019年3月12日閲覧
  61. ^ 「ガンダム40周年新春スペシャルインタビュー 『機動戦士ガンダム』シリーズ総監督 富野由悠季」『ガンダムエース』、KADOKAWA、2019年3月、6-12頁、JAN 4910124010396 
  62. ^ a b c 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 29–30.
  63. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, p. 28-34.
  64. ^ a b c 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 30–31.
  65. ^ a b c d e f 福井晴敏(インタビュアー:渡辺由美子)「『機動戦士ガンダムNT』BD&DVD発売記念 福井晴敏インタビュー 「ガンダムNTでは“ランバ・ラルが居ない時代”の大人像を描いた」『ASCII.jp』、角川アスキー総合研究所、2-3頁、2019年5月13日。 オリジナルの2019年5月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190515084314/https://ascii.jp/elem/000/001/849/1849634/2019年11月2日閲覧 
  66. ^ a b 福井晴敏; 吉沢俊一(インタビュアー:齋藤モゲ)「『ガンダムNT(ナラティブ)』パッケージ版発売記念】福井晴敏氏(脚本)×吉沢俊一氏(監督)スペシャルインタビュー。福井氏がニュータイプ論を熱く語る!」『ファミ通.com』、2019年5月13日https://www.famitsu.com/news/201905/13175546.html2020年2月12日閲覧 
  67. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 31, 34.
  68. ^ 「(広告)美樹本晴彦による超豪華表紙イラスト描き下ろし!! 貴重なインタビューや宇宙世紀関連企画記事を凝縮した「宇宙世紀読本」!! ガンダム宇宙世紀メモリアル」『ガンダムエース』、KADOKAWA、2019年1月、111頁、JAN 4910124010198 
  69. ^ a b c d e f g h 『宇宙世紀メモリアル』, p. 30.
  70. ^ 『機動戦士ガンダムNT』×『機動戦士ガンダムオンライン』 コラボレーション対談 #02
  71. ^ a b c 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(10) 虹の彼方に(下)』(電子書籍版)KADOKAWA〈角川e文庫〉、2014年4月26日(原著2009年8月26日)。ISBN 978-4-04-715287-8 
  72. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 30–33.
  73. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 28, 31.
  74. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 31–33.
  75. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 32–33.
  76. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, p. 33.
  77. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, p. 32.
  78. ^ MSの教科書逆シャア&UC 2023, p. 90.
  79. ^ 大人のガンダム大図鑑 2014, pp. 103–105.
  80. ^ 【『機動戦士ガンダムNT』のBlu-rayが5月24日発売!記念企画第1弾 脚本 福井晴敏氏スペシャルインタビュー!】.2019年5月20日閲覧。
  81. ^ 【『機動戦士ガンダムNT』×『機動戦士ガンダムオンライン』 コラボレーション対談 #02】
  82. ^ 『機動戦士ガンダムUC』福井晴敏インタビュー 5年の歳月を経て完結[後編]”. アニメ!アニメ! (2014年8月10日). 2014年8月10日閲覧。
  83. ^ a b 『Febri』Vol.23「福井晴敏インタビュー」31-36頁。
  84. ^ 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 31–32.
  85. ^ 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』 & 15話副音声.
  86. ^ 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』第15話「宇宙で待つもの」 副音声
  87. ^ a b 『宇宙世紀メモリアル』, pp. 33–34.
  88. ^ a b 『宇宙世紀メモリアル』, p. 34.
  89. ^ 宇野 2017, pp. 140, 166–167, 188.
  90. ^ 宇野 2017, p. 167.
  91. ^ 宇野 2017, pp. 169, 197, 216.
  92. ^ 宇野 2017, pp. 162, 168–169, 188.
  93. ^ 宇野 2017, pp. 164–165, 169–170, 197, 243–244.
  94. ^ 宇野 2017, pp. 171–181.
  95. ^ 宇野 2017, p. 170.
  96. ^ 宇野 2017, pp. 140, 198–199.
  97. ^ 宇野 2017, pp. 140–142, 198.
  98. ^ 宇野 2017, p. 193.
  99. ^ 宇野 2017, pp. 181–187, 199–200.
  100. ^ 宇野常寛(インタビュアー:稲葉ほたて; 斉藤大地)「アニメ巨匠たちの挫折、インスタなど「自分の物語」の隆盛――評論家・宇野常寛氏に訊いた、それでもゲームやオタク文化が21世紀に果たす役割とは?」『電ファミニコゲーマー』、2頁、2017年12月15日https://news.denfaminicogamer.jp/interview/171215/22019年3月12日閲覧 
  101. ^ 宇野 2017, p. 194.
  102. ^ 宇野 2017, pp. 242–247.
  103. ^ 宇野 2017, pp. 202–247.
  104. ^ 宇野 2017, pp. 205–207.
  105. ^ 宇野 2017, p. 207.
  106. ^ 宇野 2017, p. 218.
  107. ^ 宇野 2017, pp. 230–231.
  108. ^ 小説『機動戦士ガンダム III』, p. 28.
  109. ^ a b 小説『機動戦士Ζガンダム 第四部』, p. 23.
  110. ^ 小説『機動戦士Ζガンダム 第四部』, p. 23-24.
  111. ^ 小説『機動戦士Ζガンダム 第四部』, p. 24.
  112. ^ アニメ『機動戦士ガンダム』第41話「光る宇宙」
  113. ^ 小説『逆襲のシャア(後篇)』, p. 63.
  114. ^ 小説『密会 アムロとララァ』, p. 20-21.
  115. ^ アニメ『機動戦士Vガンダム』第30話「母のガンダム」
  116. ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 216-217.
  117. ^ 小説『ガイア・ギア5』, p. 230.
  118. ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 217.
  119. ^ 小説『ガイア・ギア4』, p. 195-196.
  120. ^ a b c 月刊ホビージャパン1988-02, p. 20.
  121. ^ 月刊ホビージャパン1988-02, p. 13.
  122. ^ 『小説 NT』公式サイト
  123. ^ 『小説 機動戦士ガンダムNT』, p. 226.
  124. ^ 福井晴敏(ストーリー)虎哉孝征(漫画)「episode 19 暗い森で」『機動戦士ムーンガンダム』 第4巻(電子書籍版)、KADOKAWA角川コミックス・エース〉、2019年10月26日、58-59頁。ISBN 978-4-04-108676-6 
  125. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 213-214.
  126. ^ a b 小説『不死鳥狩り』, p. 214.
  127. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 187-190.
  128. ^ 『小説 機動戦士ガンダムNT』, p. 174.
  129. ^ SUGIZO; miwa(インタビュアー:えびさわなち)「『THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第3弾EDテーマ「A Red Ray」配信スタート!SUGIZOとmiwaの対談を公開!」『GUNDAM.INFO』、サンライズ、2019年6月25日https://www.gundam.info/news/video-music/news_video-music_20190625_23.html2020年8月22日閲覧 
  130. ^ 『富野由悠季の世界』, p. 153.
  131. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 215.
  132. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 214-215.
  133. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 215-216.
  134. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 216.
  135. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 173-175、179、190、202.
  136. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 207-208.
  137. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 197.
  138. ^ 小説『不死鳥狩り』, p. 197、214.
  139. ^ 宇野 2017, pp. 171–181, 218.
  140. ^ 宇野 2017, pp. 172–174.
  141. ^ a b 宇野 2017, p. 172.
  142. ^ 宇野 2017, p. 183.
  143. ^ 長谷川裕一機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス PART4 完結編」『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス角川書店角川コミックス・エース〉、2012年7月26日、224-225頁。ISBN 978-4-04-120375-0 
  144. ^ 宇野 2017, pp. 177–178.
  145. ^ 宇野 2017, p. 179.
  146. ^ 宇野 2017, pp. 181, 183.
  147. ^ a b グレートメカニックG 2019年春号, p. 75.
  148. ^ テレビアニメ『機動戦士ガンダムAGE』第22話。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニュータイプ」の関連用語

ニュータイプのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニュータイプのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニュータイプ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS