ダンボール戦機 用語・設定

ダンボール戦機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 23:13 UTC 版)

用語・設定

以下の設定などは、原作であるゲーム版での設定を中心に記している。アニメオリジナル設定などはその旨を断ることにする。

LBX

2042年にタイニーオービット社が発売した人型のホビー用小型ロボット。開発者は山野淳一郎博士。正式名称はLittle Battler eXperience(小さな戦士の体験)。当初はあまりに度を超えた危険性を指摘され発売中止に追い込まれるが、2046年、強化ダンボールの発明によりホビー製品として市販が再開された。子供たちを中心にブームとなり、さまざまなメーカーが製品開発・販売に参入している。市販品のほかワンオフ機も存在しており、主要人物の使う機体は市販品であってもカラーリングや性能をカスタムしている場合が多い[注釈 5]。再発売された際に「ダンボール戦機」のシリーズ名がつけられ、劇中のLBX製品パッケージに記載されているが、劇中の人物らはもっぱら「LBX」と呼んでいる。劇中登場するLBXキット製品パッケージ上面のボックスアートとグラフィックデザインは、実在の1/1LBXプラモデルのものと同じである。

LBXの構造は、「コアスケルトン」と呼ばれる骨組みに、「アーマーフレーム」と呼ばれる外装パーツを取り付けるもので、さらにコアスケルトンには、バッテリーやモーター、コアメモリといった「コアパーツ」を取り付ける「コアボックス」が内蔵される。これらをプラモデルのようにカスタマイズして、自分の機体を組み立てる。コアパーツには胸部前面から出し入れするものと、背面から出し入れするものがある。動力系については、バッテリーから供給された電力によりモーターを駆動し、アクチュエーターで機体各部を動作させる。モーターの基本構造は特殊なものではなく、一般的な回転軸を持つ電動機である。腕部は武器や道具を保持したり作業を行ったりするマニピュレータだが、機種やパーツによっては腕そのものが武器になっている場合もある。掌には、コンピュータ機器にアクセスするコネクト端子の機能がある。

コアメモリは、LBXの戦闘学習データが蓄積されると同時に、プレイヤー個人のデータが登録されたカードであり、認証された持ち主以外がLBXを操ることはできないようになっている。メモリはLBX自身の活動に用いられるだけでなく、LBX自体を動く記憶媒体として活用することも可能である。この場合、情報は掌の接触端子やCCMの無線送受信でやりとりされる。また2051年まで、市販LBXの腰部関節中央付近にはMチップが内蔵されており、LBXが万一故障などで暴走した場合、CCMによらずにそのLBXを強制停止できるようになっていた。頭部の“眼”は視覚センサーであると同時に、望遠機能やデジタルカメラ機能を備えている。劇中でも、LBXの見た風景を撮影したり録画したりする場面がある。また機種によっては、特殊な透視センサーが備わっている場合もある。

装備した武器の威力は相当なもので、一般的に市販されているものでも、家具を破壊したりできるほど強力であり、初めて世に出てから間もなく「危険なおもちゃ」として一時発売中止になったのはこれが原因である。劇中、悪の組織やそれと戦う主人公たちの機体はさらに強力で、兵器と呼んで差し支えない破壊力を持つ。必殺ファンクションを使えば、城の大扉やビルの壁等を破壊できる。LBXが被った軽度の損傷は市販されるリペアキットで修理可能だが、コアスケルトンの内部などの高度な部位が破損した場合は、一般のLBXプレイヤーはメーカーや専門家へ機体の修理を出さねばならなくなる。

LBXは、おもに「CCM (Controle & Communication Manipulator) 」という携帯端末により無線遠隔操作される(声 - 浪川大輔・星野貴紀・渡辺明乃)。通常のCCMによる操作可能距離は半径100mで、サイバーランス社がゼノン専用に開発したものは1kmまで有効、『W』時点では一般のCCMの有効半経も同距離まで延伸した。スパークブロード通信(後述)による操作可能距離は半径50km。CCMは携帯電話の機能も兼ねており、『ダンボール戦機』、『ダンボール戦機W』では、外観は伸縮式アンテナ付きフィーチャーフォンに似た形状をしている。使用者の持つ機種によって、形状やボタン数などが違うが、特に中折れ式のデザインが多い。CCMのアンテナは非使用時には収納されており、操作キーを叩くと自動的に伸張する。画面にはLBXの状態などが表示され、LBXがプレイヤーの目視視界外に出るとディスプレイがLBX視点のモニターに切り替わる[注釈 6]

一般的ではないが、CCMをワイヤレス接続したパソコンに必要な動作環境が揃えることで、パソコンから操縦することもできる。これを応用し、操作用のコンピュータに「リモートLBXシステム」というソフトウェアインストールされたLBXコントロール用サーバを構築しておけば、インフィニティネットを介して遠く離れた別のコンピュータからでもLBXを操作できる。LBXコントロール用サーバは、同期していれば、いくつもの端末の何人のユーザーでも利用できる。この場合、プレイヤーは理論上、自分のLBXが世界中どれだけ遠くにあっても操作できる。

「コントロールポッド」と名付けられた、全天周囲モニターを採用したコクピット型の新型CCMもあり、この操縦者は、あたかも自分が小さくなってLBXの機内に乗り込んでいるような感覚となる。従来型CCMを接続して、その機能を拡張するインターフェースモジュールである。もともとは宇宙空間などでの作業を視野に入れ開発された。次世代の高レベル帯域無線通信規格「スパークブロード通信」の採用により、CCMによるLBXの無線操作可能半径を大幅に拡大させた。ただ、スパークブロード通信はリニアモーターカー等の発するプラズマ磁場の悪影響を受けるなど、改善の余地もある。関係各社で研究が進んでいるが、TO社がいち早くその実用化にこぎ着けた。

また、行動を自分で判断する自律稼働型というものもあり、主に警備LBXに使用されている。

強化ダンボール

『ダンボール戦機』シリーズのタイトルの由来ともなっている梱包資材。2046年にアスカ工業社長だった霧島平治が発明した、内外の衝撃を80%吸収する「未来の箱」。流通業に革命をもたらしたとされている[注釈 7]。実在する通常のダンボールの強度は、ライナーと中芯の複合構造によって実現されているのに対し、「強化ダンボール」の強度は、高度なナノテクノロジーにより分子レベルで構築されている。素晴らしい強度と衝撃緩和能力を持ちつつも、扱い方は従来のダンボールと変わらず、ガムテープによる十字貼りやH貼り等で簡単に梱包を行うことができる。一般的なダンボールと異なり、強化ダンボールは白色をしている。

運搬用として使用されるほか、その耐久性と製造技術を生かしてLBXを戦わせる空間を取り囲む材料としても使われ、劇中ではもっぱらLBXのバトルフィールドとしての意味合いで扱われる場合が多い。

また強化ダンボールは、LBX自体の強化用武装の素材としても使用されている。劇中ではタイニーオービットの技術により、強化ダンボールを粒子状に分解して中央部の機械に集積し、使用時に展開することで防御力[注釈 8]と軽量化を兼ね備えた「ビームガーター」という盾や、ビームガーターの技術を応用し、LBXの腹部に収納して使用時に展開する傘状の光学防御デバイス「アンブレラ」などが製作された。

Dキューブ
強化ダンボールを用いて製造された、LBXの戦場となるジオラマが入ったバトルフィールド[注釈 9]。強化ダンボールのシートをナノレベルの薄さに加工することで、幾重にも折りたたむことが可能となりサイコロ程度のサイズに折り畳んで持ち運ぶことが可能。
Dエッグ
『W』より登場した、その名のとおりの卵型のバトルフィールドで、スイッチを押して分離すると中央部に円形状の強化ダンボールが配置され、展開と同時にエネルギーフィールドらしきものにプレイヤーごと包まれる。プレイヤーは勝敗が決まるまでエッグの外には出られない。ライトニングランスをはじめとする必殺ファンクションは下手をすればプレイヤーだけでなく、周辺すら被害を被ることが多く、また、プレイヤーのやり逃げ防止を前提に完全決着させるため生み出された。

舞台

『ダンボール戦機』は、作中世界における日本首都とされる「トキオシティ」を主要舞台として展開される。行政区分の区は「エリア」、市町は「タウン」と呼ばれ、主人公たちが居住しているのは「トキオ湾」の海岸線に面した街「ミソラタウン」である。ほかに、「ポートエリア」、「アキハバラ」、「シブヤタウン」、「お台場ビッグシティ」などの地域が登場している。

ミソラタウンは中央部を南北に流れる河川敷を中心として、南東にバン達の家がある住宅街があり、中央部を走る鉄道が街を南北に分割している。街の中央付近にこの鉄道の高架駅「ミソラ駅」があり、駅の西口側にはバスターミナルを含む広いロータリーがありそれに伴うように「ミソラ商店街」が東西に走っている。駅の東口側は宅地が目の前にあり、北東にはバン達の通う公立中学校「ミソラ第二中学校」を控える。線路ガード下の歩道は昼間でも薄暗く、怪しげな「電子チラシ」が壁に貼られ、いかがわしい雰囲気の露店商が目に付く。ミソラ第二中学校の一帯は南を河口域、校舎北面がトキオ湾の海に面する半島状の地形で、敷地の南西端は鉄道の高架線に接する。敷地北東端の一画には「スラム」と呼ばれる廃屋群があり、郷田ハンゾウらを始めとする不良達の根城になっていた。生徒に制服着用は義務づけられておらず、皆私服で登校している。

ミソラ商店街は、旧水路跡の窪地を利用した歩行者専用道を軸として、その両側斜面を背にして階段状に商店が並ぶ構造となっている。商店街には、バン達が学校帰りにLBXバトルやパーツの調達、メンテナンスなどをする「キタジマ模型店」や、「LBXマガジン」の購入に立ち寄る書店「BOOK TATUYA」[注釈 10]、檜山が経営するコーヒーショップ「ブルーキャッツ」などがある。ブルーキャッツの地下にはルール無用のLBX大会「アングラビシダス」の会場があり、通常時はならず者のLBXプレイヤー達のたまり場にもなっている。

トキオシティにあるセレブ街「グレースヒルズ」は、街全体が透明な巨大球形ドームに囲まれていて、内部中央には海道義光、海道ジンらの自宅「海道邸」がそびえ立つ。海道邸は海道家の私邸であるが、要塞のような規模・外観の大規模高層建築で、住居機能のみならず、灰原ユウヤの実験・調整はイノベーター研究所でなく海道邸の一室で行われるなどの設備も備える。またグレースヒルズの噴水広場には、海道邸に繋がる地下通路への出入り口が隠されている。ヒロの実家があるのもグレースヒルズである。

そのほか、「TokioSiAデパート(トキオシアデパート)」は海に張り出した円形の埋立地に建ち、バンたちがしばしば出かける大型ショッピングモールで、地下駐車場のさらに下にはシーカーの本部がある[注釈 11]

『ダンボール戦機W』はスタートこそミソラタウンだが、今作は世界を股にかける物語が展開されることから、舞台は日本以外の各国に広がる。その中でも特に北米大陸の大国「A国(エーこく)」は、敵・味方ともに主要拠点が置かれており、登場頻度が高い。経済的にも軍事的にも国際社会の主導的立場にある大国で、公用語は英語、大統領を元首とする共和制を採っており、日本とも友好関係にある。

A国の主な地域として、「Nシティ」、「Lシティ」、「ビッグシティ」、「テキサス」、「ギークストリート」、「アロハロア島」などが登場している。LシティとNシティの間は、磁気浮上列車を用いて運行される長距離高速鉄道「リニアエクスプレス」が結んでいる[注釈 12]。Nシティの一部である小島には、世界国家首脳会議の会場と、南端中央付近に大きな女神像があり、像を背中側から囲うようにして高層建築が幾重にも建てられている。ギークストリートはオタクが集まる名所、アロハロア島は本島を中心に大小の島々が点在する南国リゾート地。A国国防軍の主要な基地である「国防基地(National defence headquarters)」は、巨大なクレーターを利用して築かれており、周囲にある小規模なクレーターも衛星状の施設になっている。シャトルの打ち上げ施設もある。内部中央には「宇宙衛星管理センター」があり、大統領承認の起動コードを入力することで、パラダイスを含むA国全ての衛星をコントロールできる。

イギリスの主要都市「ブリントン」は、さまざまな歴史的建造物が存在する。森林公園内の湖に浮かぶ小島に建つ「王立ビルニッジ天文台(Royal Billnege Observatory)」は単なる観測施設ではなく、宇宙観測のためのさまざまな新技術が開発されている研究開発施設でもある。ビルニッジ天文台からさほど離れていない距離[注釈 13]には、通信衛星「パラダイス」からの通信で時間の補正をし世界標準時の基準となっている施設「ブリタニア時計台」がある。

そのほか、登場する各国の地域として、中国の人口が多い主要都市でタワー型遊園地「ドラゴンタワー(大龍塔)」をランドマークとする観光都市「シャンパオ」、砂漠に囲まれた街並みで市街地の大半を占めるほどの巨大なピラミッド型ホテル「カイルホテル」があるエジプトの都市「カイル」、オーストラリアの首都で湾岸部に海洋アミューズメント施設「水中ミュージアム」がある「キャンベルン」、インドネシア国内の電力を一手に賄う大きな発電所がある「ジャルタン島」などが登場する。

劇中世界には、日本国内外を問わず紙幣硬貨といった現金が一切登場せず、「クレジット」という通貨単位に基づき、プリペイドカードや携帯端末による電子決済として描かれている。

その他

インフィニティネット
インターネットに替わる次世代型ネットワーク。日本語訳表記は「量子ネット」であり、かつてのインターネット漫画喫茶は劇中「量子ネット漫画喫茶」となっている。有線回線だけでなく、「パラダイス」などの通信衛星を用いた衛星無線でも結ばれている。
バーチャルLBX
インフィニティーネットなどの電脳世界にLBXを送り込む技術。「仮想空間スキャナー」などの特殊な装置を用いることで、LBXをデータ変換してインフィニティネットに送り込む。使用するデータは基本的に自身のLBXのデータであるため、操作自体は普段のLBX操縦の延長線上のようなものだが、戦闘での敗北やアクシデントによるデータの破損は、すなわち自機LBXの破壊に繋がることになる。これ以外の目的で運用されるバーチャルLBXも存在し、「ハーデス」や「ウロボロス」などが該当する。仮想空間スキャナーでデータ化が可能なのは、2050年では二体までだったが、2051年ではオタクロスの改良により三体同時に変換することが可能となった。
スタンフィール・インゴット
宇宙航行用船舶の材料として開発された希少金属。「レアメタル中のレアメタル」と呼ばれるほど市場にも滅多に出回らない代物であり、パラダイスにも一部使用されている。高純度の物であれば、エターナルサイクラーの過剰な熱にも耐えうるほど耐熱性を秘めている。主に中国で算出、生成されており、原材料を発掘する炭鉱所と精錬所が一纏めに存在する。オーレギオンが奪われた後、ゲーム版では「竜源社を通じて新たなインゴットを取り寄せた」が、アニメ版では世界中のインゴットがミゼルに奪われてしまい、中国の江西省に位置する唯一の生成拠点も脱出の際に坑道を破壊してしまったため、再入手は絶望的となった。
LBXマガジン
「LBX総合情報誌」と銘打たれている週刊誌。通称「Lマガ」。表紙のロゴにある正式な誌名は『LBXマガジン』だったり『ダンボール戦機 LBXマガジン』だったりと一定していない。劇中初めて登場したのは2050年度の「23号」である。劇中での描写では紙媒体として流通しており、判型はA4〜AB判くらい、製本は左開きの中綴じ、記事のレイアウトは横組みである。
日本の雑誌であるが、A国でも流通している。ただし、A国の公用語英語だが、Lシティ駅プラットホームにある売店では、菓子類などと共に日本語の『LBXマガジン』が売られていた。なお、同じ駅でバッヂが読んでいた『L-CITY NEWS PAPER』は、公用語どおりに英字新聞である。
ゲーム版ではLBXの文化史の研究資料として、「Lマガ42年創刊号」「Lマガ45年151号」「Lマガ47年263号」の捜索を依頼されるクエストがある。いずれも閲読はできないが、アイテムリストから目次の文章のみ確認が可能。「42年創刊号」ではLBXが「夢のおもちゃ」として紹介されているが、「45年151号」では「LBX存続の危機!!なぜ?」と、続発するLBXが原因の事故について特集が組まれている。強化ダンボールの開発から1年が経った「47年263号」の目次には、「新シリーズ、スタート!『ダンボール戦機』を超全力特集!」という記述がある。これら3冊はLBXの発売、販売中止、「ダンボール戦機」としての再出発という重大なニュースが掲載されていることから流通量が少なく、依頼者は「古本屋でも見かけない」と発言している。

LBX大会

アキハバラキングダム
アキハバラのを決めるLBX大会。タイニーオービット社主催で、アキハバラの王はすべてのハッカーを従わせるほどの権力を持つ。ハッカー軍団の協力を得るためにバン達も参加し、マスターキングを下して新チャンピオンとなった。会場である「ホコ天コロシアム」は、中央通りに架かるJR総武線ガードとその直下にある家電量販店「OLAX Home Electronics Store」、そしてその南隣にある「ナノデン」(Nanoden)に隣接する交差点地下に格納されており、開催時歩行者天国になると地上にせり出す仕組みになっている。
アルテミス
オメガダイン主催のLBXの世界大会。正式名称「LBX世界大会アルテミス」(THE LBX WORLD CAMPIONSHIP ARTEMIS)。世界各地で行われる大会で優勝した、選りすぐりのプレイヤーが集められ、各選手は最大二人までのサポートメンバーを同行させることができる(実際に出撃できる人数は試合のレギュレーションによって異なる)。
出場資格は、世界各地の地区別選手権ないしそれらと同等の権威を持つ他のLBXバトルの大会で優勝した者(チーム)、スポンサー枠公式宣伝チームになった者、といった条件で選抜される。劇中ではアジア地区(森上ケイタ)、北米地区(ポールゴードン&ジョン・ハワード)、中南米地区(アレキサンダーシスターズ)といった地区チャンピオン[注釈 14]が登場したほか、「アングラビシダス」「アングラテキサス」「ワールドブルドカップ」、といった大会がアルテミス出場者選抜に関わっている。また、前大会のファイナリストには無条件で「LBX世界大会アルテミス出場御招待通知書」 がメールで届く。
アングラテキサス(ANGRA TEXAS)
世界最悪と噂されるルール無用の大会で、通常なら禁止とされる武装改造や戦法も自由に扱うことができる。予選は先に10勝した者3名に振り分けるガンスリンガーバトル、決勝はトラップが敷き詰められた六角形強化ダンボールでのバトルロワイアルを行う。主催者はマダム・ブルホーンで、優勝者にはアルテミスへの出場権が与えられる。ゲームには未登場。
アングラビシダス
破壊の祭典と呼ばれているルール無用の大会で、通常なら禁止とされるアイテムや戦法も自由に扱うことができる。主催者はレックスで、レックスが店長を務めるコーヒーショップ「ブルーキャッツ」の地下に会場がある。優勝者にはアルテミスへの出場権が与えられるが、その性質から、一般プレイヤーからはよく思われていない。
BCエクストラズ(ビッグシティ エクストラズ)
A国ビッグシティで開催されるLBX大会。略記でない正式な表記は「BIG CITY EXTRAS」。ギークストリートのカルチャーを色濃く反映した大会であり、大会規定としては二人一組でチームを組み、コスプレをしていること(コスチュームの貸出あり)が参加条件。また、衣装とLBXは変更可能で、コスプレの出来が悪くても失格などの処分はないが、観客のブーイングの中で戦闘しなければならない。優勝チームには世界最大の容量の高性能メモリ『マイスターX3』と高級コスプレ衣装2着が贈られる。ゲーム版『W』にも同名の大会が存在するが、内容は異なる。

  1. ^ ただし、パーツ一個一個にHGなら一つ、MGなら二つスキルが追加され、パーツごとに同じスキルを揃えると、対応する武器を装備した際にボーナスを得ることができる。
  2. ^ 漢字表記されているものは漢字にカタカナのルビを振って表記。
  3. ^ ゲーム版ではDキューブを設置せずに行う、いわゆる場外乱闘や通常の遊戯とは別の非常時による本格的な戦闘も、このアンリミテッドに分類される。
  4. ^ ミゼル編をプレイするには、アップデートを行った後に第10章をクリアする必要がある。
  5. ^ 設定上は専用機やワンオフ機になっている機体でも、ゲーム内のショップで売られていることもある。
  6. ^ 『ダンボール戦機』では必殺ファンクション使用時、背景に流星群のようなものの映像の手前に技名が仮名、漢字表記というデザインだったが、『W』になってLBXの状態らしき画像にコアスケルトンの画像が背景になっていて技名もアルファベット表記になっている。
  7. ^ アニメ『ダンボール戦機』初期のアバンタイトルでは、薄型テレビが入った強化ダンボールをヘリコプターからスタジアムのグラウンドに落下させ、駆け寄った技術者たちが中のテレビが壊れていないか確かめるという実験のシーンが描かれた。
  8. ^ 出力を高めることで防御範囲を広めることも可能。
  9. ^ 通常は四角形のフィールドだが、火山フィールドに限り五角形となっている。
  10. ^ キタジマ模型店よりは駅に近い位置にあり、毎週『週刊LBXマガジン』が発売されると、バンやカズはこの書店に寄ってから「キタジマ」に行くのが通例らしい。
  11. ^ 『ダンボール戦機』で初めて登場したときは、レックス、拓也に連れられたバンたちがミソラ商店街のブルーキャッツから車でハイウェイをしばらく走って訪れた。しかし『W』では、バンの自宅、キタジマ模型店、ブルーキャッツなどと徒歩で行き来できる距離に存在しており、相対的位置関係は判然としない。ただし当初は正体の判然としない組織によるイノベーターの追尾を警戒していたこともあり実際はわざと時間をかけて回り道をしていた可能性があり(実際にエージェント達を完全に撒くまで本部には向かっていない模様)、バン達も最初にシーカー本部の出入り口から家路についたときは思ったより近いと驚いていた。
  12. ^ 運行速度は500km/h。バンたちが乗った101号は11時にLシティを出発し、Nシティ着は19時であり、所要時間は8時間であった。10両編成で、アクセントカラーが空色の編成と黄緑の編成がある。旅客車だけでなく、食堂車、貨物車、展開状態のDキューブが2つ設置された展望車もある。
  13. ^ 時計台内での戦闘を脱したアキレス・ディードは自力で天文台のある森林公園まで飛び去っている。
  14. ^ 地球の南半球は全地域が一括されて「南半球統合」のチャンピオンが選出される。
  15. ^ ニンテンドー3DSへの移植作である『爆ブースト』では、先行して PSP / PS Vita で発売されている『ダンボール戦機W』版の姿をした「山野バン」と、『W』のプレイヤーキャラクターである「大空ヒロ」と「花咲ラン」、『W』の登場人物である「マスクドB」、「マスクドM」なども操作可能になる。
  16. ^ 中学卒業後は学ランスタイルではなく、かつて尊敬していたレックスをリスペクトした服装に変化している。
  17. ^ 『W』で対オーレギオン用LBX開発のためのデータ提供を申し出た時は「さいばる」という読み方で名乗っている。
  18. ^ アニメ版『W』では、オタクロスがオタレンジャーのリーダー(マスターオタクロス)としての姿を披露している。
  19. ^ オタクロスはキクゾウのことを説明する際、初音ミクの名を挙げている。
  20. ^ 第三期OP・EDの映像から。
  21. ^ アニメ版では、正体が発覚するまで人間の容姿のまま活動していた。
  22. ^ ディード(Deed)とは、「証明印紙」「正式証明」、等の意。
  23. ^ 原作ではリニアモーターカーと同等、アニメでは「音速」とされている。
  24. ^ VX-13は頭部やコアボックス周辺の形状がAX-00と異なっていることが、TV第1シリーズ後半オープニングフィルムで確認できる。
  25. ^ アニメの劇中では、「アーチャーライフル」以外の装備は持ったことがない。
  26. ^ 設定資料ではマッドドッグの能力と記されているが、ゲーム中ではナックルのスキルを上げればほかのLBXでも使用可能である。
  27. ^ ロブスタークローを装備しても、「マッドロブスターC」とはならず、「マッドロブスター」のままである。
  28. ^ 公式イラストでは、マシンガン『アンタレスM2051』の2丁拳銃装備も存在する。
  29. ^ そのため、LBXカタログ2など一部書籍ではNICS製ではなくA&C社製と記されている。
  30. ^ アニメ版ではハンドガンを使用。
  31. ^ ただし、「秋葉原駅」は漢字表記になっている。また、アキハバラに限らず、『ダンボール戦機』世界観内の日本の地名はもっぱらカタカナ表記になっている。
  32. ^ 1メガトン=広島型原爆の約66倍の威力である。
  33. ^ アキレス・ディード以外で作中で使用が確認されたのはハカイオー怒愚魔(郷田)、ブラッディリボン(ヤマネコ)、ジャンヌD(ジェシカ)、フェンリルフレア(キリト)、デクーエース(真野)、ビビンバードX(オタレッド)、プロト・I(ジェラート)、ジェネラル(八神)の8体。
  34. ^ ただし、一部過去の映像を流用しているためか背中にゼウスが写っているシーンが存在する。
  35. ^ 実在の戦車砲の口径は、普通の滑腔砲で最大125ミリ、多目的のガンランチャーでも152ミリ程度である。
  36. ^ 劇中、格納されているミサイルを見た海道ジンが「この船は、タンカーに偽装した戦闘艦ということか」と言っている。
  37. ^ 第三期OP・EDの映像と第58話から。
  38. ^ 数km程度しか離れておらず、神威島からを眺めると本土の都市が間近に見える。
  39. ^ この「反映」とは、ウォータイムでの戦争が現実でもそのまま行われているという意味ではなく、「消滅」とは国家が壊滅したということではない。ウォータイムでの戦争結果に基づいて現実の外交が行われ、南米等で現実に起きようとしている戦争が断念されたり、独立紛争が抑止されたりするということである。また、セカンドワールドは地球の地形や町並みなどが模造されてはいるが、そこにある国家の所在や名前は現実とは全く異なる。
  40. ^ ただし実際には、本当の地球の円周距離をLBXスケールにしても、10kmより遥かに大きくなってしまう。このように、LBXバトルフィールドの寸法が外から見た場合とLBX視点で内部から見た場合で異なるのは、従来のDキューブも同様であった。
  41. ^ ただし、ヒロの能力は後に『ウォーズ』で判明したオーバーロードと光る瞳の色が異なり(ヒロは金色で『ウォーズ』の習得者達は赤)疲労などの副作用が生じる事もなく、また予知能力も発現しているなど、『ウォーズ』本編に登場したアラタを始めとする能力保持者のそれとは若干異なる点もある。
  42. ^ 授業中も授業そっちのけでLBX関連のアイディアを練り、教師や生徒の注意にもやや鈍感な状態でノートに書き込んでいる。
  43. ^ 劇中、確認できる限りではロシウス連合、アラビスタ同盟、ポルトン、ロンドニアが加わっている。
  44. ^ ドラマCDでは『W』の時期からすでに長髪で、帽子でそれを覆ってあったことが明かされている。
  45. ^ ゲーム公式サイトやキッズステーション番組ページでは『ダンボール戦機ウォーズ』と書かれているが、ここでは『ダンボール戦機W』に合わせ、アルファベットで『ダンボール戦機WARS』と表記する。また、テレビ東京公式サイトやAT-X番組ページでは『ダンボール戦機WARS』となっている[24][25]
  46. ^ 『W』第29話も劇場版『イナダン』予告で「オタクロスのオタ知識」が削除されているが、字幕放送では削除前の内容を何度か誤って放送してしまった。
  47. ^ 「激闘!1時間スペシャル!!」と題して2話連続放送された。
  48. ^ 第1話のみ久保田が、第2話は久保田と下野が2人で読み上げた。
  49. ^ 「1時間スペシャル」と題して2話連続放送された。
  50. ^ テレビ大阪のみ天神祭中継放送のため7月31日に振り替えて放送。
  51. ^ アニメ公式サイトより。放送時はAパートがサブタイトル無し総集編(「平和への軌跡」からの抜粋)、Bパートのサブタイトルは「映画イナダン episode 0」であった。
  52. ^ 11月14日は『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン 「秋だ一番!イナズマ祭 1時間特大スペシャル」』のため休止。
  53. ^ ネット配信・時差ネットなどではこちらの総集編が「合体スペシャル」の代わりに放送された。
  54. ^ この回より、地上波同時ネット局では『アニ×アニ!』内での放送となる。
  55. ^ 単行本タイトルはどちらも『ダンボール戦機』であり、4巻から6巻に『ダンボール戦機W』編が収録されている。
  56. ^ 「ダッシュ3号シューティングスターに僕のマシンが選ばれた」という本人の弁によれば武井宏之だと思われるが、Twitterでは明言を避けている[1]
  57. ^ 消費税増税分の値上げ(リニューアル前は5%だったが、リニューアル版は8%→10%のため)がほとんどの商品で行われ、一部の商品では、本体価格の改定も行われている。
  58. ^ 2011年6月16日に発売したPSP用ソフト『ダンボール戦機』に同梱されていたものを市販化。また、2011年冬に開催された第33回『次世代ワールドホビーフェア』で配布された「鋼鉄棍&コマンドハンドガン」も同梱。
  59. ^ リニューアル前に存在しない新規の商品。
  60. ^ 2011年8月に実施された『LBXオーディーンキャンペーン』で抽選8000名のみに当たる非売品だったものを市販化。






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テレビ東京系アニメ 遊☆戯☆王ZEXAL  ふぉうちゅんドッグす  ダンボール戦機  ジャングル大帝  プラトニックチェーン
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漫画作品 た DOUBLE CALL  たのしい新選組  ダンボール戦機  打撃天使ルリ  ダンシングベイビーかりん
アニメ作品 た たいむとらぶるトンデケマン!  だぁ!だぁ!だぁ!  ダンボール戦機  DARKER THAN BLACK -流星の双子-  戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編
2011年のテレビアニメ 遊☆戯☆王ZEXAL  Steins;Gate  ダンボール戦機  魔法少女まどか☆マギカ  バカとテストと召喚獣

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