キンマ
蒟醤
蒟醤
名称: | 蒟醤 |
ふりがな: | きんま |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 漆芸 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 1985.04.13(昭和60.04.13) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 蒟醤は、漆芸の加飾【かしよく】(装飾)技法の一つである。漆の塗面に剣【けん】という特殊な彫刻刀で文様を彫り、その凹みに色漆【いろうるし】を埋めて研ぎ出し、磨き仕上げるもので、線刻の美しさが発揮される。中国の古代漆器の線刻技法が東南アジアに伝播し、タイ・ミャンマーの漆器の加飾技法として定着したものとみられる。 わが国では、江戸末期に讃岐国【さぬきのくに】で活躍した漆芸家・玉楮象谷【たまかじぞうこく】が蒟醤技法を積極的に活用したので、以後、高松には伝承者が多く、名匠が生まれている。 |
蒟醤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/08 03:50 UTC 版)
蒟醤とは漆を塗った地の面に剣と呼ばれる彫刻刀で文様を彫り、その彫り口に色漆を埋め、平らに研ぎ出す技法である。一種の漆の象嵌である。彫りには、線彫り、点彫りなどがあり、剣には丸剣、角剣などがある。漆の面を彫って象嵌する点で沈金と似るが、沈金が全ての文様を線彫りしたうえで、彫り口に金粉や金箔を真綿などで押し込むのに対して、蒟醤では色に応じて彫り分け、ヘラや筆などで色漆を平らに研ぎ出す点が異なる。
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蒟醤(きんま)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/19 00:47 UTC 版)
塗り重ねた漆に文様を彫り、色漆を塗り込んでから研ぎ、平面的な文様を描き出す技法。東南アジアで盛んに用いられている。
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