盗癖とは? わかりやすく解説

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とう‐へき〔タウ‐〕【盗癖】

読み方:とうへき

物を盗む習癖。ぬすみぐせ。


盗癖

作者笹沢左保

収載図書シェイクスピア誘拐
出版社講談社
刊行年月1987.6
シリーズ名講談社文庫

収載図書日本ベストミステリー選集 15 悪夢ダイアリー
出版社光文社
刊行年月1992.8
シリーズ名光文社文庫


盗癖


盗癖

作者伊集院静

収載図書昨日スケッチ
出版社講談社
刊行年月1996.10


窃盗症

(盗癖 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 08:41 UTC 版)

窃盗症
概要
診療科 精神医学, 心理学
分類および外部参照情報
ICD-10 F63.2
ICD-9-CM 312.32
MeSH D007174

窃盗症(せっとうしょう、: kleptomaniaクレプトマニア)は、経済的利得目的以外で、窃盗行為という衝動を反復的に実行する症状・行動嗜癖で、精神障害の一種である[1]

概要

これは、「利益のための窃盗」という金銭目的よりも、窃盗行為実行時の緊張感と成功時の満足感が目的であり「窃盗のための窃盗」といわれている。衝動制御障害に含まれる「放火のための放火」を繰り返す放火症と同様に、自身の行動する地域で窃盗や放火などの「衝動」を繰り返す。

彼らが「衝動」を起こす地域では、彼らが逮捕されない限り被害を受け続けるため、被害店舗の破綻などに繋がることもある。他者に被害をもたらす病であり、被害を受ける側に多くの者が共感を寄せるため、周囲から理解が得られにくい病である。

その常習性から、誰かが衝動を監視し続けるのも不可能であり、心を寄せてきた親族も諦めて縁を切るケースが少なくない[2]

衝動が性的なものに起因する場合、窃盗愛好者・窃盗性愛(クレプトフィリア[3])といわれることもある。このクレプトマニアの語源はギリシャ語の語根「κλέπτειν(盗むこと)」である。

クレプトマニアに陥る人の背景には、機能不全の家庭トラウマ体験といった共通点がある。摂食障害との関連性が指摘されており、1996年の研究では摂食障害の患者の12~24%が万引きを繰り返すとされる[4]

脚注

  1. ^ 福島 1995, p. 120.
  2. ^ 福島 1995, p. 121.
  3. ^ 窃盗性愛の英訳”. 英辞郎 on the WEB. 2019年2月7日閲覧。
  4. ^ Shino Tanaka (2018年12月3日). “クレプトマニアって何? 原裕美子被告も告白、万引きをやめられない精神疾患。対応と治療法は”. ハフポスト. 2019年2月11日閲覧。

参考文献

関連項目


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