log interpretationとは? わかりやすく解説

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検層解析

読み方けんそうかいせき
【英】: log interpretation

各種物理検層から得られデータいろいろな手法解析し地下地層油・ガス層の性状明らかにすること。
いろいろな地質データ基づいて坑井地質層序把握し密度中性子検層オーバーレイ孔隙率検層こうげきりつけんそう}(密度中性子音波検層)間のクロス・プロット、上記 3 種組み合わせた M-N プロットなどを用いて岩相判別し、さらに、比抵抗値(Rxo-Rt)のオーバーレイによる層と石油炭化水素含有層の識別および密度中性子検層オーバーレイによる油層ガス層識別などの貯留層流体の判別行い最終的に孔隙率水飽和率浸透率などの貯留岩パラメーター算出してその生産能力評価することを目的とする。貯留岩パラメーター算出用いられる解析モデル次の三つ区分される
(1) クリーン砂岩モデル解析対象となる地層単一岩相からなるときに適用されるモデルで、簡便解析法のほとんどはこのモデル基づいている。
(2) 頁岩けつがん}質砂岩モデル:非導電性砂岩石灰岩中に導電性頁岩などを含む岩相解析対象となる場合適用されるモデルで、それの代表的なコンピューター・プログラムとしては SARABAND*がある。
(3) 複合岩相モデル2 種上の鉱物頁岩から成る複合岩相解析対象となる場合適用されるモデルで、その代表的なコンピューター・プログラムとしては CORIBAND* がある。
また、特定の岩相モデル設定せずに、検層データ地質情報組み合わせ試行錯誤により誤差最小となるような解を求めプログラムGlobal呼ばれている。最近では、坑井元でデータ取得し、それを用いていろいろな解析迅速かつ簡便に行うことができるコンピューター・システムCSU: Cyber Service Unit*)が導入され次のようなプログラムがすでに実用化している。(1) True Vertical Depth Log, (2) Composite Log, (3) Compaction Log, (4) Ratio Curves from Natural Gamma-Ray Spectrometry*, (5) Shale Indicators from NaturalGamma-Ray Spectrometry*, (6) Merged Quicklook*, (7) F-Log, (8) Moved Oil Plot, (9) Lithology Quicklooks*, (10) Litho-Density Quicklook*, (11) Cyberlook, (12) Cyberscan, (13) Cyberdip, (14, (Fracture Identification Quicklook*, (15) Directional Plots, (16) Seismic Quicklook*, (17) Bore-Hole Profile-Cement Volume, (18) Cyberbond, (19) RFT Quicklook
これらのなかで、Ratio Curves from Natural Gamma-Ray Spectrometry は、測定され地層中のトリウムTh)、ウラニウム(U)およびカリウム(K)の含有量の量比(U/K、Th/U、Th/K)に基づいて地層対比堆積たいせき環境推定などを行うことを目的開発されプログラムである。また、Cyberlook は地層中に石油炭化水素遊離水および頁岩挙動ともにする結合水3 種類の流体想定し、各流体地層中に占め割合計算求め孔隙率決定する貯留岩評価プログラムである(文章中の * 印はシュルンベルジェ社の登録商標)。

「log interpretation」の例文・使い方・用例・文例

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