C1266
C12 66
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「国鉄C12形蒸気機関車」の記事における「C12 66」の解説
真岡鐵道でC12 66が動態保存されている。1933年(昭和8年)11月29日に日立製作所笠戸工場で落成(製造番号 517)。同年12月8日に鹿児島機関庫に新製配置されてからは、指宿線(現・指宿枕崎線)で使用された。1937年(昭和12年)12月に小牛田運転区、1938年(昭和13年)2月8日に宮古機関区、1939年(昭和14年)9月17日に釜石機関区、同年11月12日に弘前機関区に転属した。1944年(昭和19年)10月3日に上諏訪機関区に転属してからは、上諏訪駅や岡谷駅、辰野駅などの構内の入換作業や、辰野線での善知鳥峠を走行する列車の補機に使用されたほか、飯山線にも乗り入れた。その後ディーゼル機関車の普及に伴い、1972年(昭和47年)3月22日に会津若松機関区に転属の上、郡山工場(現・郡山総合車両センター)で静態保存用に整備された。同年5月13日に川俣線で、岩代飯野駅まではC12 60と重連で、その後岩代川俣駅まで単機で走行した。翌14日付で廃車となり、同日から岩代川俣駅の跡地(その後、団地へ移動)で静態保存されていた。1991年(平成3年)ごろ、観光用の蒸気機関車牽引列車の運行を計画していた真岡鐵道が本機を選定。同年9月7日に芳賀地区広域行政事務組合(真岡線SL運行協議会)が譲り受け、真岡鐵道が借り受ける形となり、同10月5日からは真岡駅で静態保存されていた。1992年(平成4年)12月18日に大宮工場(現・大宮総合車両センター)へ入場し、1993年(平成5年)2月16日に動態復元工事が開始された。同年11月17日に火入れ式が行われ、同12月7日に同工場で構内試運転が行われた。1994年(平成6年)1月14日付で車籍編入し、同年2月7日に真岡鐵道へ入線し、同月16日に試運転を開始。翌3月27日に下館 - 茂木間の「SLもおか」として営業運転を開始した。 JR東日本乗入れ用のATS-SNを装備し、定期検査を受け持つ大宮総合車両センターにおいて、例年5月開催の鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェアのイベントに貸出されており、2014年(平成26年)の同センターの創業120周年に際しては、試験線で旧型客車3両およびDE10形を連結し、体験乗車を行った。また、1998年(平成10年)11月24日から約1か月間、JR北海道に貸し出され、NHK連続テレビ小説『すずらん』の撮影用の列車として、同時に貸し出された高崎運転所(現・高崎車両センター)の旧型客車2両とともに留萌本線で運転された。
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