C11号線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 15:08 UTC 版)
ケムニッツのトラムトレインのテストケース(Stage 0)として最初に計画・整備が行われたのは、ケムニッツ中央駅前(ドイツ語版) - アルトケムニッツ駅(ドイツ語版)を結ぶ路面電車路線と、同駅から郊外のシュトルベルク駅(ドイツ語版)を結ぶ鉄道路線である。 路面電車の乗り入れに際し、従来非電化路線であったアルトケムニッツ - シュトルベルク間の電化が実施されたが、ドイツの普通鉄道規格に基づいたため電圧は直流750 Vとなり、路面電車(直流600 V)と異なる事から直通用車両は複電圧仕様となった。また、鉄道路線は従来の単線のまま残されたため、列車交換が可能な2箇所の駅で適切に離合(行き違い)が行われるよう最新の列車集中制御装置が整備された。他にも路面電車規格に適合した新駅の建設、ケムニッツ中央駅やシュトルベルク駅の路線バスとの接続の改善など多数の改良工事が実施された。 2002年12月14日から始まった直通運転は盛況を博し、開業前(1998年)から開業6年目(2008年)までにケムニッツ - シュトルベルク間の利用客は866 %も増加した。当初は「522号線」という系統名であったが、2020年現在はC11号線(Linie C11)として運行されている。また、次項で述べるケムニッツ中央駅への路面電車の乗り入れに合わせて2013年にC11号線も中央駅への延伸が行われている。 鉄道路線と路面電車路線が接続するアルトケムニッツ駅(ドイツ語版)(2002年撮影) C11号線経路路面電車路線 鉄道路線 ケムニッツ中央駅(ドイツ語版)(Chemnitz Hbf.) アルトケムニッツ(ドイツ語版)(Chemnitz-Altchemnitz) シュトルベルク駅(ドイツ語版)(Stollberg) 営業キロ6.8km 16.3km 最高速度60km/h 80km/h 使用車両バリオバーン(NGT6-LDZ) 備考・参考
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