C111-IVとは? わかりやすく解説

C111-IV(1979年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:45 UTC 版)

モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の記事における「C111-IV(1979年)」の解説

詳細は「メルセデス・ベンツ・C111」を参照 1978年3月ダイムラー・ベンツ車両開発部門責任者就任したヴェルナー・ブライトシュベルトは、C111開発チームのハンス・リーボルト(Hans Liebold)にサーキットにおける最高速度記録更新するよう課題与えた当時最高速度記録は、1975年タラデガ・スーパースピードウェイポルシェ・917/30スパイダー・ロングテール(917/30-003)によって記録され時速221.160マイル(およそ時速355)だった。リーボルトはこの年4月完成した試験車両「C111-III」であっても、あと100馬力ほど出力増強すればこの記録更新することは可能だ計算したが、記録ほんの少しだけ更新するという開発目標技術者として面白くないため、時速400km(時速250マイル)を超えることを目標として設定したCan-AM車両の917/30は1,500馬力もの大出力を有したが、C111の開発計画高効率エンジンテーマしたものであるため、エンジン量産車用のV型8気筒M117エンジンベースとして、500馬力ターボエンジン開発しボディ開発チームはC111-IIIのそれを見直し姿勢安定用のフラップスポイラー追加するなどした。こうして、新型試験車両「C111-IV」が完成した1979年5月5日イタリアナルド・サーキットで、C111-IVは最高時速403.978km(時速250.918マイル)を記録しサーキットにおける最高速度記録更新した同時に10㎞10マイル(約16)、100100マイル(約160)の各距離における速度記録樹立した。この活動はやがて、メルセデス・ベンツレース復帰つながっていくことになる(詳細は「#スポーツカーレース復帰に至る経緯」を参照)。

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C11の再登場元々の計画では、スポーツカー世界選手権は、1991年から排気量3,500ccの自然吸気エンジンを搭載したグループC「新規定」の車両のみで争われるようになるはずだった。しかし、それだけでは参加台数を確保できないと判断したFISAは、前年までの旧規定の車両を「カテゴリーC2」車両として参加させることを認めた。「C2」の車両には、新規定車である「C1」の車両以上に活躍してしまわないよう、最低重量や燃料の使用量などでハンデが課されていたため、ザウバー・メルセデスは当初、選手権の「短距離」レースでC11を使用する予定はなかった。しかし、C291の開発が思ったように進まなかったために、序盤戦ではシュレッサーとマスが組んだベテラン組は万全を期して旧型のC11を使用し、ヴェンドリンガーとシューマッハの「Lチーム」は新型のC291を使用するという布陣になった。C291は選手権の500㎞弱で争われるレース用に開発されているため、ル・マン24時間レースの距離には対応しておらず、ザウバー・メルセデスはル・マンの決勝レースは3台のC11で戦った。これは当初から予定されていたもので、レオ・レスはル・マンのために1991年もC11の開発をC291と並行して行った。戦闘力は健在でル・マンの予選では最速タイムを記録したものの、カテゴリーC1規定の車両を優先する規則のため、決勝は11番手からスタートした。終盤までレースをリードしたものの、最後はエンジントラブルによりリタイアしている。撤退

C11の登場と「シルバーアロー」の連覇

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