M51スーパーシャーマンとは? わかりやすく解説

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M51スーパーシャーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 01:44 UTC 版)

M4中戦車」の記事における「M51スーパーシャーマン」の解説

75mm砲塔型がベースのM50に対し、76mm砲搭型のM1シャーマンフランスAMX-30用に開発したCN105・F1型56口径105mm戦車砲砲身短縮型原型56口径から44口径変更)を搭載しエンジンカミンズVT8-460ディーゼルエンジン換装している。重量バランスを取るため砲塔後方延長し、また砲口には反動抑えるべく板金溶接製の巨大なマズルブレーキ装着したが、それでも105mm砲の反動強烈であるため、停車しギアニュートラルに入れて車体全体反動吸収して射撃したという。また、少数ではあるが鋼板溶接車体のM4A3E8をベース改造したものもある。第三次-第四次中東戦争T-34-85T-54/55、T-62などを相手奮戦した。なお一部資料プラモデル商品名などに見られる「アイシャーマン」という呼称は、M50との区別のために西側ジャーナリスト勝手に命名した物で、実際にはそう呼ばれていない。

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M51スーパーシャーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:22 UTC 版)

スーパーシャーマン」の記事における「M51スーパーシャーマン」の解説

1960年頃、アラブ諸国導入進めていたIS-3T-55戦車への対抗策として更に強力な105 mm 砲の導入検討されフランスAMX-30用に開発したCN-105-F1砲が候補挙がった。同砲はHEAT弾ライフリング回転による威力低下ベアリング相殺して抑える当時としては画期的な「G弾」を使用できたのが特徴で、イスラエルフランスとの共同研究結果砲身長を56口径から44口径短縮し(それでも約4.5メートル達した)、先端板金溶接製の巨大なマズルブレーキ搭載して後退量を抑える事でM4の76 mm 砲塔への搭載可能にした。なお、砲身長が短くなった事で砲弾初速低下しているが、化学エネルギー利用するHEAT弾使用することから、威力はほとんど低下しなかった。 こうして1962年に同砲を搭載したM51スーパーシャーマンが生み出された。車体M4A1鋳造後期型車体使用一部M4A3溶接後期型車体)、砲塔長大砲身との重量バランスを取るために後部延長された。生産時期の関係から、ほとんどの車両がHVSSサスペンション・カミンズ製ディーゼルエンジン装備しているが、初期製造され物の中にはコンチネンタルガソリンエンジン装備している例も有る1967年第三次中東戦争では、既に導入始まっていたセンチュリオンショット)やM48パットンマガフ)と遜色無い能力発揮しエジプト軍機甲部隊相手圧倒的な戦果挙げている。なおエンジン排気管車外装備品配置砲塔機銃迫撃砲有無など、時期によって細部変化見られる (詳細後述)。

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