La Vivandière or Markitenkaとは? わかりやすく解説

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ラ・ヴィヴァンディエール

(La Vivandière or Markitenka から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 23:52 UTC 版)

ラ・ヴィヴァンディエール
La Vivandière
カーチを演じるファニー・チェッリート、1844年。
サン=レオン版
構成 1幕
振付・台本 A・サン=レオン
作曲 C・プーニ
美術
E・デプレシャン
〔Edouard Despléchin〕
C・セシャン
〔Charles Séchan〕
J・ディエテルル
〔Jules Diéterle〕
設定 ヴィーゼルブルク
 (ハンガリーの小村)
初演 1844年5月23日
ハー・マジェスティーズ劇場
主な初演者
【カーチ】
 F・チェッリート
【ハンス】
 A・サン=レオン
【グリンドベルク
男爵夫人】
 L・マルケ[1]
ポータル 舞台芸術
ポータル クラシック音楽
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ラ・ヴィヴァンディエール』 (: La Vivandière) は、1844年に英国で初演された全1幕のバレエ作品である。ヴィヴァンディエールとは女性酒保商人のことで、「酒保の娘」「従軍商隊の女」の意。

概要

台本と振付は『コッペリア』(1870年)などで知られるアルテュール・サン=レオン、音楽はチェーザレ・プーニが担当した。

初演は1844年5月23日ロンドンハー・マジェスティーズ劇場で行われた。ヒロイン役のカーチ(Kathi)はファニー・チェッリート、その恋人役ハンス(Hans)はサン=レオン自身が踊った。

サン=レオンはボヘミア地方の民族舞踊レイドヴァーク(Rejdovak)を取り入れ、作品を成功に導いた[2]

再演

あらすじ

舞台はハンガリーのある村。

酒保を辞めて故郷であるこの村に帰ってきたカーチ。カーチと彼女の恋人ハンスに、美しいカーチに言い寄る金持ちの老人二人が絡んでくる。

パ・ド・シス

サン=レオンは1852年に出版した自著 "La Sténochorégraphie" の中で、この作品に含まれる「パ・ド・シス」(6人のパ)の振付を独自のダンス記録法で残した。この原振付はダンス記録法の専門家アン・ハッチンソン=ゲスト(1918年 - )によって再現され、1977年に米国のジョフリー・バレエが上演した[5]

一方ロマンティック・バレエの復元を得意とするピエール・ラコットは1976年にパリのオペラ=コミック座でパ・ド・シスを独自に復元しており、これは1979年キーロフ・バレエ団のレパートリーにも加えられた[6]

文献

脚注

  1. ^ 欧文表記: Louise Marquet
  2. ^ この民族舞踊はパリで「レドヴァ」と呼ばれ、のちにロンドンの社交ダンス界でも流行したという。
  3. ^ a b Chapman, op cit.
  4. ^ マリウス・プティパの前妻。
  5. ^ "Joffrey Offers Stevenson's 'Preludes'", The New York Times, 1 November 1987. 次の写真も参照のこと。"La vivandiere - pas de six", NYPL Digital Gallery.
  6. ^ Babsky, Monique, "Lacotte, Pierre", International Encyclopedia of Dance, vol.4, p.108, ISBN 0-19-517588-3

「La Vivandière or Markitenka」の例文・使い方・用例・文例

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