jaguar hard pain
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 01:13 UTC 版)
『jaguar hard pain』 | ||||
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THE YELLOW MONKEY の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | TRIAD / 日本コロムビア | |||
プロデュース | 吉井和哉 宗清裕之 |
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チャート最高順位 | ||||
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THE YELLOW MONKEY アルバム 年表 | ||||
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『jaguar hard pain』収録のシングル | ||||
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『jaguar hard pain』(ジャガー・ハード・ペイン)は日本のロックバンド、THE YELLOW MONKEYの3枚目のオリジナル・アルバム。1994年3月1日に日本コロムビア・TRIADレーベルよりリリースされた。
2000年8月19日に廉価盤、2013年12月4日に、リマスター盤Blu-spec CD2にて再発売。
解説
THE YELLOW MONKEY初のコンセプト・アルバム。
「ジャガーが死ぬ以前に祖国に残してきた恋人マリーの魂を見てしまったため、肉体が滅んだことにも気付かず、魂だけが時を超え50年後の1994年にタイムスリップしてしまい、時代のズレを感じながらも恋人マリーを探す」というストーリー。また、ジャケットにはそのことを断片的に表す「1944-1994」の文字が入れられている。
ジャガーとは1944年に戦死した若者のことであり、肉体は死んでも魂だけは永遠に生きている人間の象徴である。名前はあがた森魚のアルバム『バンドネオンの
前作『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』の「シルクスカーフに帽子のマダム」の主人公はジャガーの恋人であるマリーである。
吉井は本作をデヴィッド・ボウイのアルバム『ジギー・スターダスト』に影響されて作っており、「俺らなりのジギー・スターダスト」と語り[1]、更に「男性受けを狙った」と語っている[2]。
ジャケット写真のエメラルドは、前作『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』でマリーに扮した吉井が付けている指輪がモチーフとなっている[3]。
初回盤は初回限定プレスでカートン・ケースに納められてリリースされた。
2024年の「Sparkleの惑星X」ツアーにて、10枚目のアルバム「Sparkle X」と当アルバムを組み合わせてセットリストが形成された。
収録曲
全作詞: 吉井和哉、全編曲: THE YELLOW MONKEY。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「SECOND CRY」 | 吉井和哉 | |
2. | 「FINE FINE FINE」 | 吉井和哉 | |
3. | 「A HENな飴玉」 | 吉井和哉 | |
4. | 「ROCK STAR」 | 吉井和哉 | |
5. | 「薔薇娼婦麗奈」 | 吉井和哉 | |
6. | 「街の灯」 | 菊地英昭・吉井和哉 | |
7. | 「RED LIGHT」 | 吉井和哉 | |
8. | 「セルリアの丘」 | 吉井和哉 | |
9. | 「悲しきASIAN BOY」 | 吉井和哉 | |
10. | 「赤裸々GO! GO! GO!」 | 吉井和哉 | |
11. | 「遥かな世界」 | 吉井和哉 | |
12. | 「MERRY X'MAS」 | 吉井和哉 | |
合計時間:
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楽曲解説
- 「SECOND CRY」
- ジャガーが「今」の世に降り立つ場面を歌っている。歌詞カードに記載はされていないが、ラストのサビの部分に「シルクスカーフに帽子のマダム」の冒頭の部分[* 1]が重ねられている。
- 「FINE FINE FINE」
- 「A HENな飴玉」
- 「ROCK STAR」
- 「薔薇娼婦麗奈」
- ライブでは曲が開始する前に吉井が「麗奈」と叫ぶ。
- 「街の灯」
- 「RED LIGHT」
- 「セルリアの丘」
- 曲中のピアノは吉井が影響を受けたモーガン・フィッシャーが演奏している[1]。「セルリア」とは架空の丘の名前である[4]。
- またこの曲は「メカラウロコ9」以降演奏されなかったが、前曲と同様2016年12月28日に行われた「メカラウロコ27」にて18年ぶりに披露された。
- 「悲しきASIAN BOY」
- 3rdシングル。メカラウロコシリーズで必ず演奏されている。
- 「赤裸々GO! GO! GO!」
- 3rdシングル「悲しきASIAN BOY」カップリング。当初、「異常者」と言う歌詞は「気狂い」となる予定であったが、事務所の意向により修正された[2]。JAGUAR HARD PAIN UNCORE TOURつわものどもの熱帯夜から1回目「蟻地獄で会いましょう」という歌詞の後にサビを追加している。
- 「遥かな世界」
- 「MERRY X'MAS」
- 曲中で「あなた」、「君」と二人称が変わり、ライブでは吉井がジャガーとマリーの二役を演じていた。1998年に行われた「メカラ ウロコ・9」ではマリーに女装して演奏された。曲中のピアノは「セルリアの丘」同様、モーガン・フィッシャーが演奏している。
- 歌詞中の「I Shall Return」はダグラス・マッカーサーが戦地を撤退する際に残した言葉である。「私は必ず戻ってくる」の意で、通常の用法では「I will return」であるが、貴族など高貴な身分の者が意志を強調する際に「Shall」を用いることがある。
- 「Sparkleの惑星X」 BLOCK1最終日の12月28日日本武道館公演にて、ダブルアンコールで再結成後初披露された。
参加ミュージシャン
- THE YELLOW MONKEY
- 吉井和哉:Vocal, Guitar, Percussions
- 菊地英昭:Electric Guitar, Background Vocal
- 廣瀬洋一:4 & 8 Strings Bass, Background Vocal
- 菊地英二:Drums
- その他の参加ミュージシャン
- Morgan Fisher:ピアノ (8.12)
- 古川貴司:Synthesizer
- 伴美奈子:Vocal (7)
- 藤田忍、梶川美佳子:Background Vocal
- 後藤勇一郎:1st Violin, Violin Solo
- 金原千恵子:2nd Violin
- 古川原裕仁:Viola
- 花崎薫:Cello
- 池田光夫:Bandneon
脚注
注釈
- ^ 「ジャガーはライフルであの世行き」という歌詞
出典
外部リンク
「jaguar hard pain」の例文・使い方・用例・文例
- 英国では、以前『hardware store(金物屋)』を『ironmonger's shop』と呼んだ
- イギリスでは`hardwareman'のことを`ironmonger'と呼ぶ
- 化石は物質的に固い(hard)ので,私たちは冗談でそれらを「hard evidence(確かな証拠)」と呼びます。
- Spain は絶対的には進歩しているが比較的には退歩している
- この島の土人は多少 Spain 人の血統を引いている
- Spain は絶対的には進歩しているが比較的には退歩した
- 復讐は神のご馳走なり(と Spain 人言う)
- 復讐は神のご馳走なり(と Spain 人は言う)
- Spain は絶対的には進歩しているが比較上は退歩している
- パンはフランス語の“pain”の訛りだ
- パンはフランス語の“pain”の訛ったものだ
- 土人は多少 Spain 人の血統を引いている
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